入学前の不安解消!元小学校教員が語る知っておきたい4つのこと

小学校入学!お子さんはもちろん、パパ・ママにとっても一大イベントですね。

楽しみな反面、新しい生活に不安や心配になることも多いのではないでしょうか。元小学校教員・現役小学生のママの立場から、年長さんのパパ・ママから寄せられる「不安」や「困った!」という4つの声にお答えしていきます。

①うちの子、45分間じっと座ってられるか心配…

②ひらがなの読み書き、まだできないのですが…

③学校でトラブルがあったらどうしよう…

④学用品の名前付け作業が大変です…

①うちの子、45分間じっと座ってられるか心配…

小学校の授業時間はほとんど45分単位。うちの子、45分間座ってられないんだけど…と心配する声をよく伺います。

でも、ご安心ください。1年生の場合、授業といっても45分間ずっと座って先生の話を聞き続けるということはほとんどありません。

例えば、国語の時間。10分は音読、20分は教科書の内容の学習、15分でひらがなの練習…というように45分間の中でも、内容に変化をもたせることが多いです。音読も、順番で自分の番になったらその場で立って音読、グループごとに集まって音読、お隣の席の子とかわりばんこに音読…など、授業のねらいに応じて様々なバリエーションがあります。

入学してすぐのお子さんの集中力は、だいたい15分前後は継続するといわれています。発達段階に応じて、無理のないよう、授業の構成・内容が工夫されていることが多く、楽しく授業に参加できる工夫がされています。

②ひらがなの読み書き、まだできないのですが…

小学校の学習をイメージすると、机に向かって文字を書く!という姿が皆さん思い浮かびますよね。入学までに、ひらがなが書けるようになっていないと勉強についていけないのでは…と不安に思う方もいらっしゃるのでは。

入学前には、最低限自分の名前の読み書きができれば大丈夫です。自分の持ち物とお友だちの持ち物を区別するため、自分のロッカーや靴箱、そして、プリント等に記名ができるようにするために、その力が入学してすぐに必要になります。

入学前に在籍していた幼稚園や保育園、施設によって、ひらがなの読み書きに対する方針は大きく違います。それにより、入学したてのお子さんの文字に対する能力はものすごく個人差が大きく、学校側もそれに配慮して学習を進めていきます。

ひらがなは1学期の国語で時間をかけて学習します。入学前に読み書きできないひらがなも、しっかりとここで身につけることができるのでご安心ください。

また、宿題や時間割などの連絡事項も、入学してすぐにお子さんが連絡帳に書くことはなく、一斉に配布されるお便りなどで確認できるようになっていることが多いです。

③学校でトラブルがあったらどうしよう…

ただでさえ、幼稚園や保育園の時よりも様子が見えづらくなる小学校生活。お子さんに何か困ったことがあったらどうしよう…と心配になりますよね。

お子さんの様子で何か気になることがあったら、まずはゆっくりお話を聞いてあげてください。できれば、お子さんのお話を否定せずに、ただただ聞いてあげてください。それだけで自分で気持ちの整理をつけて解決できることも多いです。

ただ、お友だちとのトラブルなど、お子さん一人では解決できないことも起こってくるでしょう。その時に大切なのは、お子さんが話す内容が100%事実ではない可能性があると意識して話を聞いてあげることです。

小学校1年生は、まだまだ物事を客観的に捉えるのが難しい年齢です。自分がしたことよりも、されたことの方の印象が強烈に残ることが多く、いじめられた…嫌なことされた…と相談してくるお子さんの話と、相手のお子さんの話をよくよく合わせて聞いてみると、結局はお互い様だった、ということが非常に多くあります。

学校で困ったことがあったという時には、まずは、お話を受け止めてあげてください。そしてそれが、お子さん一人で解決できない(ケンカしてしまった、いじめられた等)ことで、それをこの先も引きずってしまいそうなことでしたら、できるだけ早めに担任の先生に伝えてください。

この「できるだけ早め」というのも重要で、記憶の新しいうちに状況を確認できれば解決しやすいのですが、2、3日経ってしまうと当事者同士の状況の記憶が曖昧になってきます。時間が経てば経つほどすっきりと解決するのが難しくなってしまいます。

様々なトラブルは、成長していく上で起こりうること。それをすっきりと解決できればお子さんのよい経験となり、そのうちに自分自身で解決できるように成長していきます。

学校生活は、教科の学習だけではなく、人間関係を学ぶ場でもあります。一つ一つ、お子さんのよい成長につなげていきたいですね。

④学用品の名前付け作業が大変です…

入学準備に書かせないのが、学用品を揃えること。入学に際しては非常に多くの物の準備が必要です。新しい生活に向けての準備なので、お子さんとウキウキした気持ちで準備を進められる方も多いと思います。

しかし、揃えた後にやってくるのが、名前付け。鉛筆の一本一本から、地域によっては算数セットのおはじきや数え棒一つ一つにまで記名しなければなりません。これがなかなか手強い。それはまさに修行のようです。

入学したてのお子さんは、まだ空間認知能力や記憶力が弱いと言われています。同じような学用品を使う子が多くいる教室内では、自分の物と友達物の区別や、自分の持ち物の所在が分からなくなってしまうことがよくあります(物の所在がわからなくなるのは、大人のはずの私も度々あります…)。

そこで重要になってくるのが、持ち物に名前が書かれていること。名前があれば、たいていは持ち主のところに戻ってきます。しかし、名前がないと余程特徴的な物でなければ戻ってきません。

授業で使うために用意する学用品ですので、それが使いたい時に紛失していると学習に支障をきたしてしまう、という恐れもあります。

自分の所有物を大切にする、ということは、自分の学習や生活、ひいては自分自身を大切にする意識づけにつながります。かなり面倒な作業ではありますが、ここはパパ・ママの頑張りどころです。

最近は、インターネットで名入れサービスのある鉛筆や色鉛筆、クレヨンが売られています。また、お名前シールやスタンプも様々な種類のものがありますね。全て手書きである必要はありません。持ち物への名前付け作業、頑張ってください!!

まとめ

●45分間じっと座ってられなくても大丈夫!

●ひらがなは自分の名前を読み書きできればOK

●トラブルはお話をしっかり聞いて、必要ならば早めの状況確認を!

●名前付け作業はパパ・ママの修行…頑張りましょう!

小学校入学にまつわる「不安」や「困った!」が少しでも「安心」や「ワクワク」に変わりますように!