ママ必見!2020年の教育改革で小学校の英語教育はどう変わる?

大変注目されている2020年度の教育改革。中でも英語教育の内容に関心が集まっているようです。ママ同士の会話でも「小学校でも英語が必修化されるんだって。」「中学生になるとオールイングリッシュで授業が進むらしいよ。」といった話題が増えてはいませんか。

現在既に小学校5年生から「外国語活動」が行なわれていますが、新学習指導要領では小学校の英語教育が大きく変わります。ここでは、2020年度の教育改革で小学校の英語教育がどのように変化するのかをわかりやすく解説していきます。

英語教育が早期化されるワケ

はじめになぜ小学生に英語学習が必要なのでしょうか。グローバル化が進み英語でのコミュニケーションを図る機会が増えている今の時代、英語力がないと自分の意見を国際社会で主張していくことができません。

ママ世代でもご自身が学生だった頃と比較し、「英語の必要性が大きくなっている」と感じている方も多いのではないでしょうか。

しかしイー・エフ・エデュケーション・ファーストが2018年に発表した「EF EPI英語能力指数」のランキングで日本は88カ国中・地域中49位と低い結果となっています。英語は「国際語」として必要不可欠であり、日本の子ども達が将来世界で活躍するためにも、日本人の英語力の強化は重要な課題なのです。

「覚える」英語から「使える」英語へ

ママ世代の方々は少なくても中学・高校の36年間、長い方では大学までの10年間、英語の勉強をしてきたかと思います。皆さんはこの間に英語を理解し、話せるようになりましたか。「聞き取れるけれど会話は苦手」「読み書きだけはできる」など、人によって習得具合は異なるでしょう。

しかし圧倒的に「英語はできない」「英語は苦手」と感じている方が多いはずです。それはなぜでしょう。これまでの英語の指導は「リスニング(聞く)」と「リーディング(読む)」が中心で語彙力や文法力を「覚える」ことを目的としてきたからです。

しかし「覚える」だけでは相手に自分の考えを伝えたりコミュニケーションを取ることはできません。新学習指導要領では、「使える」英語を目指し、「リスニング(聞く)」と「リーディング(読む)」「スピーキング(話す)」と「ライティング(書く)」の4つの力を身に付けコミュニケーション能力の養成を目的としています。

小学校3年生から始まる「外国語活動」

現在、小学校5年生から始まっている「外国語活動」。これは子ども達が英語に慣れ親しんでいくために週1コマ(年間35コマ)のペースで行なわれている「体験型学習」です。

2020年度からはこの「外国語活動」が早期化され小学校3年生から始まります。「外国語活動」は体験学習であり「教科」ではないため、成績(評価)はつきません。アルファベットを覚えたり、外国語のフレーズやリズムに慣れる事を目的としており、歌やゲームを中心に授業が進みます。

「外国語活動」は基本的に担任の先生が教え、歌やクイズ、カードを使ったゲームを取り入れながら耳や目を通して英語の音や表現に慣れ親しみ「リスニング(聞く)」、「スピーキング(話す)」の力を身に付けていきます。

小学校5年生からは英語が「教科」になり「成績(評価)」が付く!

2020年度から小学校56年生は「英語」が「教科」として始まり、担任の先生と専任の教員で英語を教えていきます。

これまでの「外国語活動」との違いは、教科書が作られ成績(評価)が付く点です。授業数も週2コマ(年間70コマ)となります。

小学校56年生では、「外国語活動」で学んできた「リスニング(聞く)」、「スピーキング(話す)」の力をより深めつつ、中学校での英語学習につながるよう600700単語の習得を目標に「リーディング(読む)」と「ライティング(書く)」が加わります。

家庭では何をすべき?塾は必要?

「小学校で英語が本格的に始まる」と聞くと「うちの子は授業についていけるのだろうか。」「塾に通わせた方がよいのかな。」などと不安に感じる方もいらっしゃるはずです。

英語の塾や英会話スクールの利用ももちろん良いですが、まずは英語に触れる機会を増やし「英語が好き」という気持ちや外国人への興味を持たせることから始めてはいかがでしょう。

自宅でのリラックスタイムにお子さんと一緒に英語の本やDVDを見たり、テレビ番組や無料のインターネット動画などを活用するのもおすすめです。英語に繰り返し触れるだけで自然と親しみや興味が湧いてくるでしょう。

子ども達は時間をかければきちんと英語力を身に付けてくれるはずです。しかし「リスニング(聞く)」・「リーディング(読む)」・「スピーキング(話す)」・「ライティング(書く)」の4つの力を身に付けただけではスムーズなコミュニケーションは図れません。

自分の考えや意見をまとめる力や相手の言葉の意図や目的を汲み取る力も必要です。そのためには英語以外の各教科の内容もしっかりと勉強し、身に付けることが大切でしょう。