2020年2月完全版!【SDGs 17.パートナーシップで目標を達成しよう】はどう実践する?


SDGsの掲げる目標の17番目に、「パートナーシップで目標を達成しよう」があります。

今回は、これの実現のためにどのような取り組みがあるかということについて、そもそもSDGsってなに?というところから紹介します。

 

SDGsの目標17.「パートナーシップで目標を達成しよう」とは?

 

まず、SDGsとは何のこと?

 

最近、見聞きすることが多くなってきたSDGs(エスディージーズ)、何のことかご存知でしょうか?


SDGsとは、2015年9月の国連総会において採択された、

世界を変えるために2030年までに達成すべき17の目標「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals、略称SDGs)」のことです。

「地球上の誰一人として取り残さない(No one will be left behind)」ということを理念として設定されました。

「グローバル・ゴールズ」と呼ぶことも多くあり、世界規模での目標とも言えます。

さらにSDGsは、2000年9月にニューヨークで開催された国連ミレニアム・サミットで採択された

国連ミレニアム宣言を元にまとめられたミレニアム開発目標(Millennium Development Goals、略称MDGs)の後継でもあります。

保険、教育などに残された課題に加え、15年間に顕在化した課題の解決を目指しています。

 

SDGsの目標17.「パートナーシップで目標を達成しよう」はどんな内容?

 

SDGsの掲げる目標17.「パートナーシップで目標を達成しよう」とは具体的には何を指しているのでしょうか。

目標17.「パートナーシップで目標を達成しよう」は

「持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する」がテーマです。

このテーマを具体的にするターゲットは次のように19項目定められています。

17.1 課税及び徴税能力の向上のため、開発途上国への国際的な支援なども通じて、国内資源の動員を強化する。
17.2 先進国は、開発途上国に対するODAをGNI比0.7%に、後発開発途上国に対するODAをGNI比0.15~0.20%にするという目標を達成するとの多くの国によるコミットメントを含むODAに係るコミットメントを完全に実施する。ODA供与国が、少なくともGNI比0.20%のODAを後発開発途上国に供与するという目標の設定を検討することを奨励する。
17.3 複数の財源から、開発途上国のための追加的資金源を動員する。
17.4 必要に応じた負債による資金調達、債務救済及び債務再編の促進を目的とした協調的な政策により、開発途上国の⻑期的な債務の持続可能性の実現を支援し、重債務貧困国(HIPC)の対外債務への対応により債務リスクを軽減する。
17.5 後発開発途上国のための投資促進枠組みを導入及び実施する。
17.6 科学技術イノベーション(STI)及びこれらへのアクセスに関する南北協力、南南協力及び地域的・国際的な三角協力を向上させる。また、国連レベルをはじめとする既存のメカニズム間の調整改善や、全世界的な技術促進メカニズムなどを通じて、相互に合意した条件において知識共有を進める。
17.7 開発途上国に対し、譲許的・特恵的条件などの相互に合意した有利な条件の下で、環境に配慮した技術の開発、移転、普及及び拡散を促進する。
17.8 2017年までに、後発開発途上国のための技術バンク及び科学技術イノベーション能力構築メカニズムを完全運用させ、情報通信技術(ICT)をはじめとする実現技術の利用を強化する。
17.9 すべての持続可能な開発目標を実施するための国家計画を支援するべく、南北協力、南南協力及び三角協力などを通じて、開発途上国における効果的かつ的をしぼった能力構築の実施に対する国際的な支援を強化する。
17.10 ドーハ・ラウンド(DDA)交渉の結果を含めたWTOの下での普遍的でルールに基づいた、差別的でない、公平な多角的貿易体制を促進する。
17.11 開発途上国による輸出を大幅に増加させ、特に2020年までに世界の輸出に占める後発開発途上国のシェアを倍増させる。
17.12 後発開発途上国からの輸入に対する特恵的な原産地規則が透明で簡略的かつ市場アクセスの円滑化に寄与するものとなるようにすることを含む世界貿易機関(WTO)の決定に矛盾しない形で、すべての後発開発途上国に対し、永続的な無税・無枠の市場アクセスを適時実施する。
17.13 政策協調や政策の首尾一貫性などを通じて、世界的なマクロ経済の安定を促進する。
17.14 持続可能な開発のための政策の一貫性を強化する。
17.15 貧困撲滅と持続可能な開発のための政策の確立・実施にあたっては、各国の政策空間及びリーダーシップを尊重する。
17.16 すべての国々、特に開発途上国での持続可能な開発目標の達成を支援すべく、知識、専門的知見、技術及び資金源を動員、共有するマルチステークホルダー・パートナーシップによって補完しつつ、持続可能な開発のためのグローバル・パートナーシップを強化する。
17.17 さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官⺠、市⺠社会のパートナーシップを奨励・推進する。
17.18 2020年までに、後発開発途上国及び小島嶼開発途上国を含む開発途上国に対する能力構築支援を強化し、所得、性別、年齢、人種、⺠族、居住資格、障害、地理的位置及びその他各国事情に関連する特性別の質が高く、タイムリーかつ信頼性のある非集計型データの入手可能性を向上させる。
17.19 2030年までに、持続可能な開発の進捗状況を測るGDP以外の尺度を開発する既存の取組を更に前進させ、開発途上国における統 計に関する能力構築を支援する。

 

「パートナーシップで目標を達成しよう」が目標に設定される背景

 

SDGsの目標達成には、世界中のありとあらゆる人々が、強い結びつきによって協力し合うことで達成できるものです。

複数の目標を2030年までに達成するためにも、パートナーシップは重要なことと位置付けられています。

 

SDGsの目標17.「パートナーシップで目標を達成しよう」の実践例

日本における企業の取り組み

 

日本における取り組みは、外務省のJAPAN SDGs Action Platformにも多くのリンクが掲載され

目標17.「パートナーシップで目標を達成しよう」についての事例は、こちらに企業名や組織、団体名のあいうえお順に掲載されています。

例えば、全日本ヨガ連盟では、インドの伝統文化であるヨガを通したSDGs達成の取り組みをしています。


目標17に対しては、国内外のパートナーと実行することを掲げています。

2014年には6月21日が「国際ヨガの日」に国連で認定されました。

また、マーケットエンタープライズでは

三重県いなべ市との連携により国内初の休眠楽器寄附の事業を構築し「楽器寄附ふるさと納税」ができました

現在では6自治体で導入されています。

これは、楽器を寄附すると、不足している自治体に寄贈され、その査定額が「ふるさと納税制度」により税金控除となるものです。

目標17に関わる自治体との連携と、目標12に関わるリユースにより、目標4の質の高い教育の提供を図るものとなっています。

この他にも、意外な内容で「パートナーシップで目標を達成しよう」を実践している企業もあります。

是非みなさんも掲載事例をご覧になってみてください。

世界での取り組み

 

SDGsの目標17に対して、世界ではどのような取り組みがあるでしょうか。

2006年にアナン国連事務総長(当時)が提唱した、ESG投資を組み込むPRI(責任投資原則)も世界的に広がっています

ESGは、「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」の頭文字をとったもので、

従来多かった儲かっている企業や伸びそうな企業という観点ではなく、

●自然環境にとってよい企業か

●社会にとってよい企業か

●企業の収益の公正さ

●それらが持続可能かどうか

といった観点から投資先企業を判断するものです。

提唱されてから、ESG投資に取り組む機関投資家も運用資産残高も増えていることもあり、

サステイナブルな社会であるための好循環が生まれています。

現代社会の投資のスタンダードになるものと言えるのではないでしょうか。

 

SDGsの目標17.「パートナーシップで目標を達成しよう」を子どもが実践するには

学校での取り組み

 

学校では、普段の学習の中でSDGsと関連のあることを知識として学んでいます

目標17.「パートナーシップで目標を達成しよう」に関わりが深いのは

体育や行事、総合的な学習による、共同で行うことで成立することを体験したり考えたりすることではないでしょうか。

学校によっては、ユネスコスクールに登録していて世界中の加盟校と交流をしながら

持続可能な開発のための教育(ESD(Education for Sustainable Development))を通し、SDGsの先の社会の担い手となっていく子どもたちの育成をしているところもあります。

 

学校外の生活の中では、どうする?

 

SDGsの目標17.「パートナーシップで目標を達成しよう」に、子どもたちは個人ではどんなアプローチができるでしょうか?

ごっこ遊びのように、「こんなときどうする?」

といったシミュレーションをすることで助け合う方法を学ぶこともできます。

お友達が落ち込んでいたり、いつもとは違う様子だったら、何気ない会話をすることでお友達が元気を取り戻せるかもしれません。

お友達ではなくても、何気ないおしゃべりが助けになることがあります。

互いが思いやり、過ごしやすい雰囲気でいられたら素敵ですね。

 

おわりに

以上、SDGsの目標17.「パートナーシップで目標を達成しよう」について紹介しました。

差別や偏見はパートナーシップとは程遠いものです。

・困っている人がいたら

→どんなふうに手助けができるか聞く

・今その場にいなくても誰かが困りそうな状況があったら(点字ブロック上にものがある等)

→あらかじめ改善しておく

そんなことが気負わずにできるようなココロと行動力を養うことも

目標17.「パートナーシップで目標を達成しよう」への身近な取り組みではないでしょうか。

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