「SDGs 1. 貧困をなくそう」の現状を知ろう!取り組み事例を確認


「SDGs(エスディージーズ)の目標1.貧困をなくそうの現状や取り組み事例が知りたい!」

「わたしたちにできることって何だろう?」

SDGsの活動に積極的な方なら、上記のようにお考えではないでしょうか。

今回の記事では、持続可能な開発目標SDGsの目標1「貧困をなくそう」の現状や取り組み事例を紹介!
取り組み事例から読み取る課題や、わたしたちにできることまで解説します。

動画でも3分で解説しておりますので、ぜひご覧ください!

 

取り組み事例を知る前におさらい!SDGs 1.貧困をなくそうとは?


SDGs「1.貧困をなくそう」の目的を理解しておくと、現状や取り組み事例をより把握しやすくなりますよ。

まずは、SDGs「1.貧困をなくそう」はどんな目標なのかについて解説します。

詳しい説明はこちらをご覧ください!

貧しさに困る人をなくすための目標

持続可能な開発目標SDGsは、全部で17つの目標が掲げられています。

その1つ目に掲げられている「貧困をなくそう」は、言葉通り貧しさに困る人をなくすための目標です。

私たちが住んでいる日本では、貧困を目の当たりにする機会はそうそうないでしょう。

しかし、全世界を見ると貧しい生活を強いられていたり、貧しさから空腹や不衛生な環境に身を置いていたりする人は少なくありません。

そんな人々を救い、あらゆる身分・環境の貧困を終わらせるための目標や行うべきことが示されているのが、SDGs「1.貧困をなくそう」です。

取り組み事例を知る前にチェック!SDGs 1.貧困をなくそうの現状


SDGs「1.貧困をなくそう」について理解を深めたい人は、取り巻く現状がどうなっているかも気になりますよね。

ここで、世界の貧困状況を見ていきましょう。

極度の貧困状態にいる人は未だ多い

世界中を見てみると、極度の貧困状態にいる人は未だに多いです。

SDGsで定義される「極度の貧困状態」とは、「1日1.9ドル未満で生活する」こと。
2015年の時点でも、7億3,600万人もの人が1日1.9ドル未満のお金で過ごしているという現状があります。

この極度の貧困状態に身を置く人は、サハラ以南アフリカの発展途上国にとくに集中しています。
参考:SDGs報告2019|国連広報センター

日本でも7人に1人の子どもが貧困状態

貧困は、ライフラインが整っている日本では身近に感じられないという人が多いのではないでしょうか。

しかし、ユニセフの調査によると日本でも7人に1人の子どもが貧困状態にあるという事実が明らかになっています。
この「7人に1人」という割合は、先進国31ヵ国中で高い方から数えると10番目

豊かな国だと思われる日本でも、貧困の中で暮らしている子どもは少なくないという事実は、親の立場からすると決して見過ごせる問題ではありませんよね。
参考:子どもの貧困問題|アドボカシー活動|日本ユニセフ協会

2030年までに目標達成の目途は立っていない

SDGsの全ての目標は、2030年までに達成することを明言されていますが、現状では「1.貧困をなくそう」の目的を達成できる目途が立っていません

世界の貧困率は、

  • 1990年:36%
  • 2015年:10%
  • 2018年:8.6%

というように、年々減少しています。

しかし、このペースのままでは、2030年の貧困率は6%と予測され、貧困に終止符を打つことができないと考えられます。
参考:SDGs報告2019|国連広報センター

この現状を踏まえると、より多くの人々が貧困に対する意識を高め、積極的に取り組むことが必要だといえますね。

SDGs 1.貧困をなくそうにおける世界や日本企業の取り組み事例

SDGs「1.貧困をなくそう」に対するアプローチは、世界中で積極的に行われています。

これから、世界や日本企業が取り組んでいる事例を紹介するので、チェックしてSDGs「1.貧困をなくそう」に関する理解を深めてください!

社会的保護関連の取り組み事例

社会的保護関連では、貧困層に向けた以下のようなビジネスが展開されています。

 

  • 健康診断や介護のサービス提供
  • バリアフリー関連製品の販売
  • 食品などの宅配サービスの提供
  • 高齢者向けの交通や移動サービスの提供
  • 若年層向けの職業訓練の提供

 

 

貧困によって十分なサービスが受けられない人にとっては、嬉しいサービスばかりですね。

単純にサービスを提供しているだけでなく、貧困から抜け出せる支援も含まれていることも素敵なポイントです。

 

保険分野の取り組み事例

保険分野の取り組み事例には、以下のようなものがあります。

 

  • ポリオや結核などの予防ワクチンの開発・販売
  • 学校給食のサービス提供
  • 通信回線を通じた遠隔医療
  • 健康アプリの開発や販売
  • 医療や介護の人材プラットホームの提供

 

貧しさに苦しむ人は、健康面も十分に配慮したり治療を受けたりできているとは限りません。

保険分野での取り組みが広がれば、貧困に困る人も減少していくことでしょう。

 

教育分野の事例

SDGs「1.貧困をなくそう」に関する取り組み事例には、以下のような教育分野での活動もあります。

  • 通信技術を活用した通信教育やインターネットを利用した学習関連の販売
  • バリアフリー関連製品の販売や学校設備の改修
  • 専門知識・スキルを習得できる職業訓練サービスの提供
  • 生涯教育の提供

 

あらゆる人が教育を受けられるようにすることも、貧困に終止符を打つには必要なこと。

世界では、教育分野でも貧困から抜け出すための取り組みが行われています。

 

金融サービス関連の事例

金融サービス関連でも、以下のような貧困層に対するビジネスや取り組みが行われています。

  • 貧困者向けの小口金融サービス(マイクロファイナンス)
  • 子どもの貧困解消のための基金の創設

また、モバイルバンキングというオンラインでお金の送金や決済ができるサービスの事例では、ケニアの「M-Pesa(エムペサ)」の普及があります。

日本ではほとんどの人がもっている銀行口座ですが、発展途上国ではもっていない人のほうが多いです。
M-Pesaの普及により、銀行口座をもたなくても送金や決済が可能になることで、お金にまつわる問題が減少しました。

貧困に大きく影響する金融サービス関連のビジネスや取り組みは、SDGsの達成にとっても重要だと考えられますね。

日本企業の取り組み事例

SDGs「1.貧困をなくそう」に関連する取り組みを行っている日本企業は多いです。

●アースデイ東京「アースデイキッチン」

地産地消や旬の食材を積極的に使ったフードエリア

●株式会社ジモティー

ひとり親支援や貧困層のサポート活動の支援

●クラウドクレジット株式会社

低所得者や貧困層の生活向上のために融資を行うマイクロファイナンス

●三承工業株式会社

低価格高品質な注文住宅「SUNSHOW夢ハウス」の展開

●株式会社ツチヨシアクティ

NGO団体や国連機関などへ寄付を通じた社会活動貢献の参加

上記以外にも、多くの日本企業がSDGs「1.貧困をなくそう」を達成するための活動を続けています。

他の企業も知りたい方は、外務省がHPで公開している1:貧困をなくそうの取組事例を覗いてみてください。

SDGs 1.貧困をなくそうの課題とは?取り組み事例を知ってできること

SDGs「1.貧困をなくそう」の取り組み事例を見れば、目標を達成するための課題やわたしたちにできることが見えてくるはずです。

最後に、SDGs「1.貧困をなくそう」の課題や、わたしたちが取り組めることとは何なのかを確認しましょう。

包括的な取り組みが重要!

SDGs「1.貧困をなくそう」を達成するためには、1つの分野に力を注ぐだけではなく、包括的な取り組みが重要です。

取り組み事例でも、

  • 社会的保護関連
  • 保険分野
  • 教育分野
  • 金融サービス

などというように、活動の分野はさまざまでしたよね。

つまり、貧困が引き起こす問題は1つではないため、1つの問題を解決するだけでは貧困に終止符を打つことはできないということです。

また、2030年までに目標を達成するためには、今のペースや規模での取り組みでは間に合わないと予測されます。

国が積極的に取り組むことはもちろん、企業や一人ひとりができることから活動を広げていくことも重要だと考えられます。

わたしたちはできることを1人ひとりが考え、行動しよう

SDGs「1.貧困をなくそう」に対する、わたしたちの課題は、貧困がなくなるためにはどうすればいいのか」「できることは何?と一人ひとりがポジティブに考えること。

意識を高めれば、

  • 「貧困支援している基金に募金しよう」
  • 「このSDGsの活動に参加できる」

などというように、できることが自然と見えてくるはずです。

そして、できることがみつかったら行動に移すことも大切です。できることは小さく見えるかもしれませんが、小さな力が集まれば大きな力になります。

SDGs「1.貧困をなくそう」を達成するために、わたしたちも身近のできることから行動していきましょう。

おわりに

貧しさに困る人をなくすことが目標の、SDGs1「貧困をなくそう」。

2030年までに世界の貧困に終止符を打つことが目標として掲げられていますが、今のままの規模やペースの活動では難しいと予測されています。

わたしたち一人ひとりが現状や取り組み事例を知って、SDGsに対する知識を深めることこそ、目標達成のための第一歩!

よりより世界のため、子どもたちのために、意識を高めてSDGs「1.貧困をなくそう」の取り組みに、積極的に関わっていきましょう。