「SDGs 11.住み続けるまちづくりを」国内外の取り組み事例は?


「SDGs 11.住み続けられるまちづくりを」は、
全ての人に快適で安全な暮らしを提供するための重要な目標です。

現在、都市部への人口集中や高齢化社会、自然災害への対策などの多くの問題を抱えています。

今回は、これらの問題に対し、国内外で行われている取り組み事例をご紹介します。

 

「SDGs 11.住み続けられるまちづくりを」日本での取り組み事例

 

「SDGs 11.住み続けられるまちづくりを」の詳細はこちらをどうぞ。

【SDGs 11.住み続けられるまちづくりを】私たちの未来のために

世界人口の半分以上が住んでいるとされる都市部は様々な問題を抱えています。また、安全で災害に強いまちづくり、弱者に優しいまちづくりなど、取り組むべき課題があります。 今回は、企業の取り組み事例や私たちができることを交えながら、SDGs11番目について分かりやすくまとめてみました。 2030年までに国際社会が達成すべき17の目標であるSDGs(Sustainable Development ...

 

日本企業の取り組み事例【国内編】

SDGs「11.住み続けられるまちづくりを」のために、国内で行なっている企業の取り組み事例をご紹介します。

 

相羽建設株式会社

・エネルギー消費が少なく快適に暮らせる温熱性能・自然災害のリスクに備え安心して暮らせる耐震性能・暮らしの変化に対応できる耐久性可変性を大切にした住まいづくり

 

子どもたちの育成や地域の活性化を目的としたイベント開催

例:こども工務店(大工、左官、建具など住宅に関わる職人の仕事を体験しながら、家づくりの仕事を学ぶことができる

 

 森林バス見楽会(住宅を支える構造材を実際に目で見て触って学ぶ。住宅の材料に地域材を使うことで、豊かな環境づくりに貢献していることを学ぶ取り組み)

【SDGs】相羽建設の取り組み

 

三菱電機株式会社

IT技術「Maisart」を活用し、都市や人々のくらしに安心・安全・快適性を提供

例:人属性探知(車椅子を押している人など、あらかじめ学習した人の属性を探知する)

  置き忘れ探知(一定時間以上同じ場所に置かれた物を探知する)

  ふらつき探知(動線を解析し不自然にふらついている人を探知する)

 

・自動運転技術

例:自律型走行技術(センサーを用いて、自動車の自律的な自動運転を可能とする)

  インフラ協調型走行技術(衛星や高精度3次元地図など自動車の周辺環境にあるインフラと  協調することで高精度な自動運転を実現)

 

・防災・減災への取り組み

例:レーダーによる津波監視システム、ヘリコプター直接衛星通信システム、鉄道地震防災シス  テム、画像式水位計測システム

参考サイト:三菱電機SDGsへの取り組み

 

 

日本企業の取り組み事例【国際編】

株式会社イーテック

・ネパールと日本の企業のパートナーシップで、ネパールのヒマラヤ山脈の地形を活かし自国や周辺諸国への持続可能なエネルギーを安定供給するための、水力発電事業に参画。安定した雇用と暮らしを計画

・国内では、自社発電所でグリーンエネルギーとして発電、グリーンエネルギーを使った食物栽培などの省エネの様々な取り組みを行なっている

参考サイト:イーテック SDGs

 

NEC(日本電気株式会社)

・インドにて「アーメダバードのバス高速輸送システム」の実現

自動運賃収受システムやGPSシステム、営業管理システムなどを導入し、インドの公共交通機関をより快適に利用でき、安全性向上にも繋がっている

NEC 公共機関をより快適により安全に

 

 

自治体の取り組み事例

岡山市京山地区

・ESD・環境教育から持続可能なまちづくりの取り組み事例として、観音寺用水「緑と水の道」を作る(2017年時点で進捗度80%)

参考サイト:岡山市京山区「SDGs取組」

 

宮城県東松島市

・復興の森・癒しの森創生事業:集団移転先団地の後背丘陵の森を教育や医療と連携した活動の場として活用

・沿岸津波監視システム導入事業:自立電源を備え、無線通信が可能な沿岸津波監視システムを整備し、防災・減災効果の推進を図る

・東松島型地域住宅「つながるYeah(家)!」:超高齢化社会対応型モデル住宅、地元工務店との協働、地場産材の活用等も視野に入れ、地域経済の活性化も図る

東松島市「環境未来・モデル都市」

 

「SDGs 11.住み続けられるまちづくりを」世界共通の問題への取り組み事例

 

都市部の過密問題

イギリスでの取り組み

・都市部の過密緩和、地方の雇用創出や地域経済の活性化を目的とし、政府機関や企業は都市部から地方へ移転

・政府が新しい機関やエージェンシーを設置する際は、本部は可能な限り地方に本部を置く

 

フランスでの取り組み

・地域活性化区域「ZRR(厳しい困難に直面し、脆くなっている地域)」に企業を設立した場合、所得税又は法人税の5年間の免除及び免除終了後から最長9年間の減税

・地方の低所得層の生活改善・雇用促進のため、人口3,500人未満のコミューンにおいて、公職と民間職の兼務が可能。1人の労働者がパートタイムで公務につき、残りの時間を民間でのパートタイム労働に充てることができる

 

 

高齢化問題

インドでの取り組み

・インド民間部門にて積極的な高齢者向け介護施設の開発への取り組み

 

オーストラリアでの取り組み

・在宅介護パッケージプログラム:2022年までに74,000人が政府補助金付きのホームケアパッケージを受け取る取り組み

・介護事業従事者の確保、ロボット工学等のニューテクノロジーや、非物理的ケア支援のためのバーチャルケアを提供する取り組み

 

シンガポールでの取り組み

・高齢者が在宅で生活することを可能にする医療技術のイノベーションのために、資金や規制面でのサポートを通じてこれらの技術を奨励し地域に引き付ける取り組み

 

 

農村部での問題

日本での取り組み

農業のIT化:ロボットの自動操縦技術によって省力化を図ったり、ロボット技術により収穫作業などを自動化

・新規就農者向けの知識や技術をAIでシステム化:農業の経験や知識がなくても農業に従事可能になる人材不足の解決につなげる

・空き家バンク:農村部など過疎化が進んだ地域の空き家を空き家バンクに登録。移住目的で家を探している人たちとのマッチングサービス

 

フランスでの取り組み

18~40歳までを対象とする青年農業従事者定住交付金を、社会保険料の積算対象から除外する

 

ドイツでの取り組み

・農地が荒廃し森林化が進行、景観が悪くなり観光客を減少させないために、農業政策の一環として農地の適正な管理のために農村地域に人を存在させる取り組み

 

ウガンダでの取り組み

生計向上支援プロジェクト:ウガンダ北部が持つ交通網や農業に従事する人々の労働力の優位性を活かすために、市場志向型の農業の促進など生計向上アプローチの確立を通じて、対象農家グループの生計の向上を支援

参考サイト:ODA「生計向上支援プロジェクト」

 

その他の「SDGs 11.住み続けられるまちづくりを」の取り組み事例

文化遺産及び自然遺産の保護

エクスペリサス株式会社

・世界文化遺産等での文化体験プランの実施を通じ、売上の一部を文化遺産の保護・保全費とすることで、文化遺産の保護・継承に貢献

参考サイト:エクサピリエス「SDGsターゲット11-4」

 

神奈川県鎌倉市

・市民、関係団体、行政機関等の協働による、「歴史的建造物を守る」、「古都のまち並みを守る」、「豊かな自然的環境を守る」、「伝統や文化を守る」への取り組み

 

・地域資産の設定・可視化

先行モデルプロジェクト:古民家を活用したSDGsショーケース

 

心を支える取り組み

SDGsの誓いである、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」を実現するためには、自分は地域の一員ということを感じられることも必要だと思いませんか?

SDGs11では、心の支えを必要とする人たちへの取り組みもされています。

 

全日本ヨガ連盟

・寺(Zen)YOGA域活性化、外国人旅行客誘致を目的とし、全国のお寺でヨガを実施。お寺を地域コミュニティ―として復活させ、人々の心を支えとなる場となることも目指す

 

・YOGA御朱印:寺YOGAを実施したお寺で購入が可能な御朱印用紙を制作。お寺の所在地または付近でつくられた「手すき和紙」を使用し、地域の産業へ貢献

参考サイト:全日本ヨガ連盟

 

公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を

・難病を患う子どもの看護の主体となる母親に対し、リラックスできる場、自信を共有できる機会を創出

 

・子どもだけでなく母親のケアも充実した小児訪問看護ステーション「ダイジョブ」を開設し、医療制度ではまかなえない啓発活動の実施やリラクセーション、家事代行等オプションサービスの充実などを展開

参考サイト:公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を

 

子どもの理解を深める取り組み

地球の未来を担う子どもたちのSDGsに対する理解を深める活動も行なわれています。

 

国連広報センター(UNIC Tokyo)

 ・機関車トーマスによるSDGs啓発ショートビデオの配信

参考YouTubeサイト:トーマスとなかまたち「SDGs出発進行」

 

SDGs子ども勉強会プロジェクト運営委員会

・子ども勉強会:グループに分かれ自分の注目する目標について意見を述べたり、問題点に対する解決方法を考えたりし、グループごとに発表

 

・フラワーアレンジメント講座:SDGsについて自分が伝えたいことをイメージしたフラワーアレンジメントを作成。作品に込めた思いを声に出して発表、人に伝える力を育む

 

・スピーチコンテスト:今世界で起きている問題を考え、解決に向けて実現したい事を発信する

参考サイト:SDGs子ども勉強会プロジェクト

 

まとめ

いかがでしたか。「SDGs 11.住み続けられるまちづくりを」には、色々な角度からの取り組みが必要なことがお分かり頂けたのではないでしょうか。

 

子どもの理解を深める取り組みも増えています。親子で一緒にSDGsに関するビデオを観るなど、親子で話し合える機会を作っていきましょう。

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