【SDGs 6.安全な水とトイレを世界中に】とは?安全な水を世界に


持続可能な開発目標SDGs(エスディージーズ)は、全部で17の目標があり、そのどれもは世界中のすべての人々が幸せに暮らすために重要なものです。

すべての目標を達成するために、世界各国でさまざまな取り組みが進められています。

今回は、SDGsの17ある目標の中の、目標6「安全な水とトイレを世界中に」について詳しく解説します。

 

動画でも3分で解説しておりますので、ぜひご覧ください!

 

「SDGs 6.安全な水とトイレを世界中に」とは?

 

まずは、「SDGs 6.安全な水とトイレを世界中に」の概要について解説します。

 

「SDGs 6.安全な水とトイレを世界中に」は、世界中のすべての人々が清潔な水とトイレを安心して使える環境を目指します

日本では、水道を通して安全な水はもちろん、衛生的なトイレも家庭や施設などあらゆるところで使用できますよね。
しかし、世界中を見てみると、現在も安全な水が使えない生活を送っている人々がたくさんいます。

ここでいう「安全な水」とは、SDGsの基準では水道の配管を通して管理されている水のことです。

 

世界のおよそ7億8,500万人の人々は、安全な水が手に入るサービスを受けられていません。
また、およそ20億人もの人々は、深刻な水ストレスに悩まされています。


およそ6億7,300万人の人々は、屋外排泄を行っていて、衛生的なトイレを使えない現状があることも問題視されています。
参考:SDGs報告2019|国連広報センター

  • 安全な水が使えない
  • 衛生的な洗面設備がない

 

上記のような深刻な現状を解決に導き、安全な水とトイレを持続的に世界中で使えるようにするのが、SDGs目標6「安全な水とトイレを世界中に」です。

 

 

「SDGs 6.安全な水とトイレを世界中に」の8つのターゲット

SDGsの17ある目標には、それぞれ細かくターゲットが設定されています。
「SDGs 6.安全な水とトイレを世界中に」のターゲットは、以下の通りです。

 

ターゲット
6.1 2030年までに、すべての人々の、安全で安価な飲料水の普遍的かつ平等なアクセスを達成する。
6.2 2030年までに、すべての人々の、適切かつ平等な下水施設・衛生施設へのアクセスを達成し、野外での排泄をなくす。女性及び女子、ならびに脆弱な立場にある人々のニーズに特に注意を払う。
6.3 2030年までに、汚染の減少、投棄廃絶と有害な化学物や物質の放出の最小化、未処理の排水の割合半減及び再生利用と安全な再利用の世界的規模での大幅な増加により、水質を改善する。
6.4 2030年までに、全セクターにおいて水の利用効率を大幅に改善し、淡水の持続可能な採取及び供給を確保し水不足に対処するとともに、水不足に悩む人々の数を大幅に減少させる。
6.5 2030年までに、国境を越えた適切な協力を含む、あらゆるレベルでの統合水資源管理を実施する。
6.6 2020年までに、山地、森林、湿地、河川、帯水層、湖沼などの水に関連する生態系の保護・回復を行う。
6.a 2030年までに、集水、海水淡水化、水の効率的利用、排水処理、リサイクル・再利用技術など、開発途上国における水と衛生分野での活動や計画を対象とした国際協力と能力構築支援を拡大する。
6.b 水と衛生に関わる分野の管理向上への地域コミュニティの参加を支援・強化する。

出典:http://www.maff.go.jp/j/shokusan/sdgs/sdgs_target.html#goal_06

 

ターゲットでは、安全で手ごろな価格の水とトイレを、世界中に定着させるために達成すべきことを8つに分けて細かく解説しています。

目標の達成のためには、ただ水を衛生的にするだけでなく、水の利用効率をアップさせたり、水質に関係する生態系の保護・回復を行ったりすることも重要だと考えられています。

 

安全な水とトイレがないと起こるリスク

「SDGs 6.安全な水とトイレを世界中に」が掲げられた背景には、安全な水とトイレが使用できない場合のリスクがあります。

 

  • 水汲みに時間を取られて、勉強や収入が得られる仕事ができない
  • 不衛生な水を飲んで、感染症や下痢嘔吐、脱水症状が起こり、命を落とす可能性がある
  • プライバシーがないトイレでは、女性が暴力を受ける危険性がある
  • 不衛生な環境に対する不満から紛争に発展する

上記のようなさまざまなリスクが問題になっています。

 

安全な水・トイレの設備が整っていない国や地域では、生活に追われることはおろか、命を落としかねない危険と常に隣り合わせなのです。

安全な水とトイレがないリスクは、命に関わる大きな問題。
だからこそ、「SDGs 6.安全な水とトイレを世界中に」を達成することが重要なんです。

 

「SDGs 6.安全な水とトイレを世界中に」の取り組み事例

 

ここでは、「SDGs 6.安全な水とトイレを世界中に」を達成するために行われている取り組みをご紹介します。

 

ウォーターエイドジャパン

ウォーターエイドは、1981年にイギリスで創立された水・衛生専門の国際NGOです。
1991年には、イギリスのウェールズ公がウォーターエイドの会長に就任されました。

 

現在は、アジアやアフリカ、中南米など、34カ国で衛生的な水を届ける活動を行っています。

世界中のすべての人々が清潔な水を使えるために、安全な水を届けるとともに、現地に寄り添った解決方を見つけ出し、取り入れることも活動の一環としています。

ウォーターエイドジャパン」のサイト内から、寄付をすることも可能なので、活動の支援をしたいという人はぜひ検討してみてください。

 

株式会社LIXIL「みんなにトイレをプロジェクト」

株式会社LIXILは、2017年から「みんなにトイレをプロジェクト」という取り組みを展開しています。


LIXIL商品である
一体型シャワートイレが1台購入されるごとに、簡易式トイレ「SATO」を1台アジアやアフリカなどの発展途上国に寄付するという取り組みです。
簡易式トイレ「SATO」は、悪臭や虫を防止できる仕組みになっているので衛生的。

2018年のプロジェクトでは発展途上国の学校を中心に寄付を行い、学校のトイレ問題の解決にも貢献しています。

 

株式会社伊藤園

株式会社伊藤園は、「社内の水の使用量カット」「委託先の水の使用量・排水状況の把握」を徹底し、環境に及ぼす影響を減らす努力をされています。

水の使用量を減らせるシステムを導入して、河川からの取水量を減らすことに成功しています。
そのデータは「株式会社伊藤園」のサイトに掲載されているので、興味のある人は覗いてみてください。

 

ミス日本協会

ミス日本協会でも、「SDGs 6.安全な水とトイレを世界中に」を実現するための取り組みが行われています。
ミス日本「水の天使」による、

  • 水の大切さをアピール
  • 水の環境を守る活動
  • 水の環境保全に努める現場の姿を伝える

というような活動を通して、日本や世界中に安全な水に対する意識を高められるよう努めています。

 

より具体的な取り組み事例を知りたい方はこちらをご覧ください!

「SDGs 6.安全な水とトイレを世界中に」の国内・世界の取り組み事例

そうすれば、わたしたちにできることも自然と見えてくるので、SDGs達成にも貢献できる可能性大! 今回の記事では、持続可能な開発目標「SDGs 6.安全な水とトイレを世界中に」の現状や取り組み事例を紹介します。 まずは、SDGs「6.安全な水とトイレを世界中に」とはどんな目標なのかをチェックしましょう。 内容を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください! ...

「SDGs 6.安全な水とトイレを世界中に」実現のためにわたしたちにできること

 

最後に、「SDGs 6.安全な水とトイレを世界中に」を実現させるために、わたしたちができることを紹介します。

 

水の大切さを考える

「SDGs 6.安全な水とトイレを世界中に」を実現するために、まずは水の大切さについて考えてみましょう。


自分が普段どんな場面で、どんなふうに、どれほどの量の水を使っているかを振り返ってみると、水の大切さが実感できるはずです。
また、「バケツ1杯の水で1日を過ごす」「災害用トイレで1日生活する」といったチャレンジを行っても、水の大切さについて考えさせられるでしょう。

水の大切さが理解できれば、自然とSDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」が実現できるような行動を移せますよ。

 

水をできるだけ汚さないように工夫する

水をできるだけ汚さないような工夫を、生活の中で凝らしてみることも、SDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」を実現するために私たちができることです。

 

  • 食べかすやカップ麺のスープなどを排水に流さない
  • 水で洗えるたわしやスポンジといった商品を使用する
  • 洗濯機に糸くずフィルターを取り付けて、余分な汚れが流れていかないようにする
  • お風呂の水は洗濯や掃除に再利用する
  • トイレにはトイレットペーパー以外の流せないものを流さない

上記のような工夫をすれば、水の汚れを減らすことができます。

水を汚さないことは、キレイな水を世界中に届けるために重要です。
水を汚さない生活に、少しづつでもシフトしていきましょう。

 

おわりに

「SDGs 6.安全な水とトイレを世界中に」は、命の危険に関わる問題を解消するために重要な目標です。


安全な水やトイレ環境が整っている日本では、水の大切さについて目をそらしがちですよね。
ですが、SDGsをきっかけに今一度水の大切さについて考えてみましょう。

そうすることが、「SDGs 6.安全な水とトイレを世界中に」を実現につながります。
安全な水・トイレに対する理解を深めて、SDGs実現のために行動してみてください。