知っておきたいいまどきの中学受験

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知っておきたいいまどきの中学受験

中学入試の受験者数は年々増え、ますます加熱しています。中学受験をする、しないにかかわらず、後々後悔しないためには噂話に惑わされることなく、リアルな情報を得ることが大切です。

ここでは中学受験のメリットとデメリットや、新しいスタイルの中学入試、中学受験をした子どもの保護者としなかった子どもの保護者へのインタビューも交え、中学受験のリアルな情報をお伝えします。

我が子の未来を切り開くために

中学受験は子どもの未来を切り開く一つの手段といえます。私立校では各校が掲げる教育理念のもと、多種多様な教育を行っています。ネイティブ教師による授業や、充実した留学制度など英語教育に定評がある学校や、実験や実習、プログラミングの授業など理系の授業に力を入れる学校などその特色はさまざまです。

また、ゆったりした雰囲気の学校や規律や行儀を重んじる学校など、校風には個性があります。ICT教育のための最新機器など、校内設備がより充実しているのも私立校です。

多感な時期により適した環境の中でのびのびと過ごし、よりよい人生につなげてほしいと願うご家庭は多いです。公立中学校にそのまま進むのとは異なる様々な選択や機会を子どもに与えたいという人たちに中学受験は人気です。

思考力を問う傾向が続く中学受験

オーソドックスな中学入試は国算理社の4科または国算の2科ですが、思考力を問う「適性検査型入試」も増えてきています。子どもの発想力を問う課題を出し、試験時間内に取り組ませるものです。

海外での生活体験がある子どもを対象にした入試では、海外での生活をレポートにまとめたものを提出し、それについての面接を受けるというスタイルもあります。

また、従来通りの4科または2科の学力試験を課す学校でも「自分の考えを発展させる力」をみる問題が出題される傾向があります。具体的にはグラフや図などから情報を読み取り、自分の考えを説明させるなどの問題になります。

自分の考えを深めながら学習してきた生徒を学校側も望んでいるのです。家庭において普段から、子どもの考える力を育て、表現する力を養っておくと役立つでしょう。

ユニークな中学受験の問題例 ​​香里ヌヴェール学院中学校


プログラミング教育も試験問題に

小学校で必修化されたプログラミングを試験に取り入れている学校もあります。大妻嵐山中学校では「ORみらい力入試」が実施されています。小学生向けプログラミング言語のScratchなどを用いてゲームや物語を作成し、プレゼンさせるものです。入試の際に実際に子どもが自作のゲームを動かしてみせ、プログラムの特徴や工夫したところを説明します。

ほかにもプログラミングについての発表やディスカッションを行わせる学校が続々と出てきています。いまやプログラミングはエンジニア志望の子どもたちだけのものではなくなっているのです。オンライン授業やさまざまなデジタル化が急速に進むいま、プログラミングはより重要視されています。

小学生向けおすすめプログラミング教材

中学受験のメリットは?

受験はいつでも大変です。しかし、メリットを考えて子どもに受験をすすめるご家庭も多いようです。メリットは大きく分けて3つあります。

受験を通して自分から行動できる子になる

中学受験の勉強は2〜3年ほどの期間を通じて準備するのが一般的です。小学生の頃から勉強に継続的に取り組むことで、コツコツと努力できる子になります。

模擬試験を経験して、自信を得たり、自分で考えて行動し結果を出すことができるようになるのです。目標に向かって努力を重ね、頑張ることの大切さにも早いうちから気づくことができます。

中学時代をより有意義に過ごせる

中学受験をすると、多感で心身の発育が大きく進む中学生の時期を受験勉強に費やすことなく落ち着いて過ごすことができます。学校の内申や生活態度を気にしながら毎日を過ごし、3年生になると受験勉強に打ち込まざるを得ないような状況を回避することができるのは魅力です。

一般の公立中学校とは違い、「教えない学習」として、教師は介入せずに生徒間でディスカッションを重ね、実験を行い、答えを導く授業を取り入れる学校も増えています。時間に余裕のある中高一貫校ではフィールドワークや実験に重点を置いて、見て、聞いて、感じる授業を実現できるのです。

このような独自のカリキュラムは、新学習指導要領が目指す「生きる力」につながる深い学習といえます。

同じ目標を持った仲間ができやすい

自分に合った学校を早期に選ぶことで、自分に近い目標や学力レベルを持った仲間と6年間一緒に学べます。このことがお互いに切磋琢磨し、個々の学力向上につながると期待する人が多いようです。

中高一貫校は一流大学への進学率に注目されがちですが、大学進学に対する実績だけではなく、よりよい仲間のなかでの人間性の成長を見込めるのも大きなメリットです。子どもの将来にとってもプラスになることでしょう。

中学受験のデメリットは?

もちろん中学受験もいいことばかりではありません。デメリットは大きく分けて2つあるでしょう。

お金がかかる

近くの公立中学校に行くのと違い、実際に通うとなると交通費、さらに私立であれば入学金や月々の授業料もかなりかかります。受験勉強のためには長いスパンでの塾通いの費用も覚悟しなければなりません。子どもにかかる教育費はなかなか軽視できるものではありません。

入学した学校の校風と合わず不登校に

入学してみたら入学前に想像していたのとは学校の様子が違った、という場合もあるのは事実です。子どもの特性と合わない場合は子どもが学校に行くことを苦痛に思うでしょう。また、6年間関わる人が変わらないので、人間関係がうまくいかなかった場合は大変です。

そうならないためには、学校選びの段階でしっかりと学校見学などに参加することです。百聞は一見に如かず。たくさんの学校を親子で実際に見にいき、子どもの意志をしっかりと確認することが大切です。親が志望校を決めて無理に入学させると、入学した後に子どもが苦しむことがあります。

子ども自身が自ら選んでいれば、何か入学前の想像と学校生活が違っていても頑張れるものです。

中学受験って必要?中学受験をした子どもの保護者に聞きました!

親が介入しすぎないことが大事!   

ー中学受験経験者Tさん(中学2年、小学6年、小学4年)ー

みらいい編集部Hiro:一番上のお子さんが中学受験をされたそうですが、小学生の息子さんたちもいま中学受験のための勉強をしているのですか?

Tさん:いいえ。小6の息子は受験はしたくないと言っていて、近くの公立に通う予定です。4年生の子はまだ受験のことは口にしないですね。

みらいい編集部Hiro:6年生のお子さんがしたくないという理由はどんなことですか?

Tさん:多分勉強が大変そうっていうのが一つあると思うんです。あとは友達と同じ学校に行きたいというのがあって、周りの友達と一緒に近くの公立に行きたいようです。

みらいい編集部Hiro:では、中学2年生のお子さんはなぜ中学受験をしたんですか?

Tさん:本人が希望したからなんです。友達から「どうやらあそこの学校は楽しいらしい」と聞いたそうです。私立中学に通っている先輩は公立に通っている先輩より学校生活がすごく楽しそうだ、と言っていました。

そこに行きたいというので「いいよ、じゃあどうしようか?」となって「塾に行かないとどうも受験は難しいみたいだから塾に行きたい」と本人が言うので「じゃあ塾に行っていいよ」と。

みらいい編集部Hiro:一番上のお子さんは志望校に入れたということなのですが、実際その学校に行ってみてお子さんはどうですか?

Tさん:実際行ってみたら楽しいだけじゃなくて結構勉強が大変みたいで、考えていたのとはちょっと違ったみたいですね。

みらいい編集部Hiro:親の希望で子どもに中学受験の勉強をさせている人が多いように思います。Tさんの教育方針とは違うと思いますが、中学受験にはどんなことが必要だと思いますか?

Tさん:正直、受験する・しない、どこの学校に行くか、はわたしはどうでもいいと思っている方です。大事なのは本人が決めて本人が納得をして人生を歩めるかどうかということだけだと思うんです。

例えば娘が通っている私立中学校は、娘が思ったより大変だったのですが、その学校を選んだのは本人だから、誰にも文句は言わないじゃないですか。もし親がその私立中学校に行くように言っていて、学校生活がきつかったら、人のせいにしますよね。

自分でやることには自分で責任を持ってほしいと思っています。それが社会に出てから必要な力かなと思います。本人が選択してそれに責任を持つということ、その一環として中学受験も考えていました。

わたしは勉強はいつからでもできると思っているんです。小学校のうちに将来の夢がはっきり決まっていて、それに向けてここの中学に行って、こういう勉強をした方がいいというのがあればそれを選択すればいいと思うんですけれど。うちの子たちは将来の夢なんかも決まっていなかったですし、この先で決めていけばいいかなと。

いつからでも方向転換できる、と考えています。

みらいい編集部Hiro:なるほど。でも、そんなふうに考えている方はあまりいないですよね。

Tさん:これからの時代、学歴社会じゃないと思いますし、自分で生き抜く力がないと会社に勤めたからといって一生雇用してもらえるわけでもないですから。時代が違うので、親の意識を変えていかないとなと。

みらいい編集部Hiro:変化の大きい時代を生き抜く力は大事ですよね。子どもが生き抜くために必要だなと思っている力って何かありますか?

Tさん:自分に自信を持つことは大事かなと思いますね。親は頑張っているね、という声かけや、本人を認めてあげるということですかね。結果が出なくても努力はしっかり認める。

みらいい編集部Hiro:結果ではなくてプロセスですね?

Tさん:親があなたはあなたで素晴らしいんだよ、といわゆる自己肯定感を持てるようにしてあげることかな、と思います。

みらいい編集部Hiro:なるほど。Tさんのお子さんたちは自己肯定感高そうですね。

Tさん:でも子どもによって違いますよ。どんなに声かけしても次男はちょっと自分に自信がないというワードがポロポロ出てきますし、なかなか一筋縄ではいかないです。でも親は信じてるよ、ということは伝えていますけど。

みらいい編集部Hiro:中学受験のスケジュールは、いつどんなことに気をつけたらいいかなどアドバイスはありますか?

Tさん:受験勉強ってことに関してはわたしより塾の先生の方がプロフェッショナルなわけで、塾の先生方にお任せしていました。いつ何をやるかは塾に全てお任せで。塾に娘が入ったのは小学校5年生の秋くらいだったのですが、塾に行ってからは塾のやり方をそのままやっていました。

みらいい編集部Hiro:一般的に小学3年生の終わりくらいに塾に行き始めると聞くんですが、ちょっと遅い方ですか?

Tさん:遅い方だったと思います。

みらいい編集部Hiro:もうちょっと早く始めればよかったというのはありますか?

Tさん:うちの娘はなかったですね。公文をやっていて基礎学力があったんですよ。すごく真面目で言われたことはとにかくきちんとやりたいタイプの子なので、しっかりやるんですよね。そういう子だから大丈夫だったっていうのはあるかもしれないです。そういう習慣がないんだったら早く(塾に)通って習慣づけが必要なのかもしれないですけど。

みらいい編集部Hiro:勉強の習慣づけのために小学校3年生から塾に入る感じですよね。勉強の仕方とかは娘さんはわかっていたということですよね。

Tさん:そうですね。

みらいい編集部Hiro:お話聞いていると、受験にお母さんがガッツリ関与してはいないですよね?

Tさん:わたし自身が小学3年生くらいから塾に行っていて、私立受験したんですが、自分が親にいろいろ言われたのがすごい嫌だったんですよね。それで自信もなくしていましたし、そうはしたくないっていうのがあったんだと思います。

みらいい編集部Hiro:ちなみに塾はどのようにして選びましたか?

Tさん:娘の行きたい学校に特化している塾があったのでそこを選びました。その塾が家から歩いて行ける距離にあったので。あとは、他にもいくつか塾を見に行って、お話を伺う先生の人柄とかを大事にしました。子どもって見ていると思いますし。

みらいい編集部Hiro:最後に、お子さんが中学受験をするときに保護者として気をつけるべきところはありますか?

Tさん:親ができることは単純なことですが、応援する姿勢と体調管理だと思います。親ができるのは「いつも頑張っているね」「お疲れさま」と声かけをして、本人が頑張れるように下支えしてあげること。

あとは食事についても、受験当日にお腹を壊したりしたら大変ですし。例えば、朝ごはんはパンのような小麦系のものは血糖値が急に上がって試験時間になって急に血糖値が下がって集中できなくなったりするので。そのへんの本人ができないところのサポートです。勉強は本人しかできないんで。

みらいい編集部Hiro:ちなみに試験当日の朝ごはんは?

Tさん:ご飯と味噌汁は必ず食べさせましたね。

親は子どもに言われた言葉をそのままキャッチすべし

ー中学受験をしなかったHさん(大学3年生 中学3年生)ー

みらいい編集部Hiro:受験させたい保護者の方が多いと感じていますが、中学受験をしなかった大きな理由は何かありますか?

Hさん:そもそも中学受験は選択肢に入っていなくて、考えたこともなかったです。絶対公立っていうのがありました。もちろん金銭的なこともあるんですけど。やっぱり中学も、ありとあらゆる人に出会い、揉まれる貴重な機会だと思っていたので。

みらいい編集部Hiro:やはり公立の方がいろんな人がいると考えられますか?

Hさん:いますよ。勉強できる子もいれば、全然できない子もいる。家庭環境もさまざまであるし。社会に出たらそれと一緒ですよね。公立中学で揉まれるということが大切というのを何かで読んで、なるほどなと思いました。

みらいい編集部Hiro:お母さんも公立でしたか?

Hさん:はい、そうです。中学も高校も公立でした。私立に行きたかったけど、親に反対されました。大学付属の私立に行くよりも、大学受験に向けて公立でしっかり勉強するようにと親から言われまして。でも、結果的にはわたしは公立に行ってよかったな、と思っています。進学した公立高校がたまたまですけど当時すごく自由な校風だったんでよかったんです。

みらいい編集部Hiro:お子さんからは私立中学に行きたいという話は出ませんでした?

Hさん:たまたま小学校と中学校が隣りに並んでいて、当然のように卒業したら隣の中学に行く感じだったんです。私立に行く子が少なくて。すごくいい中学だったというのもあるんですけど。友達がみんなそのまま行くから本人たちは当たり前でしたね。

みらいい編集部Hiro:お子さんも中学受験しようと考えていないということでしたが、ちなみにご夫婦で受験させるかさせないかを話し合いましたか?

Hさん:お互い全部公立だったんで、公立でいいよね、と。塾も考えたことはなかったです。

中3で長男が部活を引退して「塾に行きたい」と言ったから学習塾に行かせました。公立の悩ましいところなんですけど、長男は特に副教科の内申がよくなかったんです。希望している高校が求める内申が厳しかったんですけど、塾のおかげで最後に学力がグッと上がって、足りない内申点をカバーできたのでよかったです。なんとか行きたい高校には行けました。

みらいい編集部Hiro:塾には「勉強したい」とお子さんが言って行ったんですね?

Hさん:そうですね。進研ゼミはとっていたんですけど、全然やっていなくて、もうお手上げで。中1くらいの時は「勉強しなさい」と言ってたんですけど、途中からは部活を頑張っていたので、そっちを頑張るならいいんじゃない?という感じで、あまり言わなかったです。

部活の先輩の行っている学校に行きたいということで、志望校を決めて、塾にも入りました。全部子どもが決めました。

みらいい編集部Hiro:お母さんからお子さんに「勉強しなさい」とは言っていませんよね?

Hさん:はい。ある先生が親が「勉強しなさい」と言うと偏差値がガクッと下がるので言わないようにしましょうと言っていたので一切やめました。

みらいい編集部Hiro:Hさんのお子さんは相当頑張ったんですね。内申点をカバーできるくらいの学力を身につけたなんて、すごいです。

Hさん:あれは塾のおかげです。英語が苦手な子だけ集めて、塾の先生が特別に時間をとって通常と別に授業をしてくれて。夏季講習が午後からだったら午前中に集めて授業をしてくれたり、本当にいい塾だったんです。

みらいい編集部Hiro:塾も大事ですね。

Hさん:そうですね。塾もわたしが選んだんじゃなくて本人が選びました。本人が行きたいというところじゃないとね。

長男は(塾は)ここに行きたいと行ったから良かったんですけど、次男はどこか塾に行きたいと言い出して。「じゃあ、どこに行く?」となった時に、わたしが決めるのは良くないと思ったんですね。だから、とりあえず自分で友達に聞いてまず考えてみてと言って、そうしたら一校あげてきたんで、そこの塾の話を聞いてみたらすごく良さそうなんで、それでその塾に決めました。

みらいい編集部Hiro:その塾の選び方は中学受験のための塾の選び方にも使えると思いますか?

Hさん:それは難しいんじゃないですか。受験も本人がしたいってなかなか言わないんじゃないでしょうか。上の子が受験していたりすると違いますけど。住んでいる地域にもよるかな、とは思いますが。まぁ、いろんなパターンがあっていいのかな。

みらいい編集部Hiro:本当に子どものことを考えていい学校を探して、その学校が本当に子どもに合っていれば受験勉強をさせるという方はいるんでしょうね。

Hさん:そうですね。小学校6年間公立で過ごしてきて、乱暴な子が苦手だとか、この子にとってこのまま公立に行くのはどうなのかな、という理由での中学受験の選択もあるかもしれないですよね。

みらいい編集部Hiro:ちなみに、Hさんが東京の学校で面白い教育やいい教育をしている学校ってどこかご存知のところはありますか?

Hさん:広尾学園ですかね。場所が良いですし。元々の順心女子学園はわたしも知っていたんですが、女子校で進学校でもなかったんです。でも、子どもの人数が減って危機に陥った時に、男女共学にして名前や教育方針を変えたことで奇跡的に挽回したんです。

今は、Global Youth Entrepreneurship Challenge世界大会で、ある生徒が1位をとったらしいですね。国際教育に力を入れたり、変わった教育をしているんですね。テレビで紹介されていたので調べましたが、そういうのを見ると私立中学受験も一概に悪いとも言えないというか、公立では絶対あり得ない教育をしているな、と思います。

みらいい編集部Hiro:Hさんが子育てで気をつけていることは?

Hさん:子どもに言われたまんまをキャッチする、ここに尽きますよ。子どもが「近所の塾に行きたい」っていったら「あぁそうなのね」とキャッチする。

下の子も塾は中3からでいいかなとわたしは思っていたら、中2の春に塾に行きたいと言ってきたんです。その時に「中3の夏でいいんじゃないの?」って言わずに、「あ、そうなのね、わかった」と返すんです。これは意外とできていない人が多いです。子どもに「お腹が空いた」って言われて、「勉強しなさい」って言っちゃったり。

「お腹が空いた」って言われたら、「あぁそうなんだ、わかった」と返さないといけないと思います。無視するのがいかに良くないかをわかっていない人は多いですかね、親子なら許されるみたいな風潮がありますよね。

実際に中学受験を考えるなら

中学受験希望者数は日本全体で約14人に1人!

文部科学省の「学校基本調査」によると日本全体で私立中学に通う生徒の割合は7.4%(約14人に1人)、東京だけで見ると25%(約4人に1人)と高くなっています。特に親が中学受験を経験した家庭の子どもの84%が中学受験をしているというデータもあります。中学校のさまざまな教育理念に共感し、将来を見据えたレベルの高い教育を求めて中学受験に挑戦するご家庭は増えています。

塾の費用だけで300万円ほど

中学受験にかかる費用ですが、まとまったお金が必要であることを覚悟しておきましょう。受験料、塾の月謝、模試、最近は動画を見ての学習も多いことからタブレットを使う通信費も必要です。交通費や食費、入学金もかかります。

受験料と初年度納入金で最低100万円はかかると思って間違いないでしょう。また、4年生から6年生まで塾に通うとすると200万円から300万円は別にかかってくるのが相場です。
子どもの将来のための資産形成

塾は小学4年生からカリキュラムが組まれている

中学受験をするならば、本番に間に合うためにいつ何を始めればいいのかを知っておく必要があります。中学受験の塾のカリキュラムは小学4年生から組まれているので、小学3年生の後半には塾に通うかどうかの検討をするのがよいでしょう。ただし、塾に通えばいいというものではありません。

子どもに合っている塾を選び、通わせながら時には親がわからない箇所の勉強に付き合い、フォローする覚悟が必要です。

また、子供が行きたいと思う学校の試験が思考力重視だったり、プログラミング教育を取り入れていたりする場合はまた別の対策が必要になってくるでしょう。その場合も親が学校についての情報を集め、受験を乗り切るための対策を一緒に考える必要があります。

まとめ

中学受験というと小学生のうちから塾通いの毎日で詰め込みの勉強をさせられるイメージを持っていた人も多いかと思います。勉強が好きな子でなければ受験勉強を乗り越えられない、大金をつぎ込んで塾に行かせないと受験は難しい、と考えていた人も多いかもしれません。

でも、いまは思考力重視の入試が広がってきていたり、公立中高一貫校が出てきたりしていて選択の幅が広がり、必ずしも塾での詰め込み学習をするばかりではなくなっているようです。プログラミング的思考や考える力のある子どもに有利な入試も続々と出てきています。この機会に特色のある中学校について調べ、中学受験をするかどうかについて親子で話してみてはいかがでしょうか。

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