お母さん、息子さんを叱ろうと思ったその時に・・・

息子に対して感情的に叱ってはいけない理由

「感情的に叱らないで」これは最近の日本の子育てのブログや本によく書かれていることです。

でも、「なぜ?」について解説しているものは少ないようです。特に、お母さんから見た息子は感情的に叱りたくなる部分が多いものです。なぜ感情的に叱ってはいけないのか、息子にどう対処すればいいのでしょうか。

そもそも男子というのは、女性的な感情をぶつけられるとうるさいと思って雑音のように聞かなくなったり、そうした状況になるのが面倒なので、適当にあしらっていくという性質を持っています。

結局は逆効果ということです。

いくら言っても通じなくなっていくのは、親として本望ではありませんよね? お母さんが娘に感情的に叱ったとしても、女性が女性から受ける感情というのは、どういうわけか処理できることが多いのです。

ところが、男子の場合、感情をぶつけられると凹んでしまうか、落ち込む、または反発心を持つだけで一体何を叱られていたのかの記憶は残りません。こうした色々な理由から感情的に叱るのはマイナスであると言われています。

息子に叱りたくなった時の対処法

では息子さんへ叱りたくなった時の対処方法をお話します。

まず私がお勧めするのは深呼吸を1~2分間続ける。お風呂やシャワーに入る。とにかくその場で叱ろうとする自分を頑張って制止して、時間をとってみてください。それでも怒りが収まっていないのであれば、1日時間をおいてみましょう。苦しいですけど、そうしてください。

なぜこの作業をするかというと、男子へ叱るときにはある程度の論理性が必要なためです。

感情をできるだけ取り除いて論理性を持たせるには、まず自分が叱ろうと思うことの内容を整理する必要があります。感情的になっている人間には整理する作業が難しいので、できる限り気持ちを一度鎮めましょう。

気持ちが鎮まって、論理的に自分は何を叱りたいのか、その結果どういう行動をして欲しいのかということをある程度、気持ちの中で整理してみてください。

もしうまく整理ができないのなら、紙に書いてみると良いでしょう。図や絵でもいいですし、文章でも良いでしょう。そうすることでしっかりと何を伝えたいかがわかります。そして、息子さんとしっかり向き合う時間をとって話を聞いて欲しいと伝えてからその論理を話してください。そうすると、不思議なことに男子は静かになるものです。

伝え方の方法

もし面と向かってその話をすると、息子の態度で自分がまた感情的になりそうだと思うなら、現代的な道具、携帯やPCからのチャットで息子にメッセージを送る形で説明してみましょう。

これはとても論理的に受け取られる方法です。ただし感情が強いことを認識しているときにはメッセージは逆効果です。

いかがでしょうか。少し手順が増えますが、息子さんに手を焼いているお母さまがいらっしゃれば、是非丁寧にこの手順を試してください。

最初のうちはうまくいかないかもしれませんが、これを5回10回と繰り返すと、息子さんが納得している姿や影響を目にすることが出てきます。

〜執筆者のご紹介〜 鷹松弘章氏

1998年Microsoft Corporation日本支社へ入社。2001年からアメリカ本社にて技術職の主幹マネージャーとしてWindowsなどの製品開発の傍ら、採用・給与・等級などのレイオフまで携わり、米国企業の最前線で勤務。20年の勤務後、現在はデータ解析大手の米国Tableau Softwareシニアマネージャー。同時に東証一部上場のスターティアホールディングス株式会社社外取締役、NOBOARDER Inc. 社外取締役兼 CTO。2019年5月には「世界基準の子育てのルール」という本も出版。

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