好きなことを見つけさせることと、しつけをしないこととは違います

 

私のコラムや書籍でも、子育ての基本は子供の「好き」を見つけるサポートをすることと言ってきました。

しかし、これは放任してなんでもやらせれば良いという放任主義の主張ではありません。

 

別の子育てのコラムでもお話ししている通り、子供に規律や倫理観は必要不可欠です。

社会へ出ていく準備として、他人への迷惑行為を認識する力、集団で過ごすための礼儀、他人や自分の時間を大切にするなどの要素は、規律や倫理観を育てていきます。ここに大きく作用するのは、これも他のコラムでお話ししている通り、哲学です。哲学とは社会との関わり方の方法論、精神論、思考法が主な内容です。

哲学や倫理観を育てた上で、好きなことを探していく

哲学や倫理観を失う形での放任で、好きなことを好きなだけやらせてしまうというのは、子育てや教育とは言えません。

フランス社会にあるようにある一定の規律を守らせること、教えること、そうした延長線上で子供の「好き」を探していく。これが子育ての原点になるでしょう。

 

いずれ訪れる自立の時に、社会から弾かれてしまうような子供を育てても、「好き」の追求をする機会さえ失いかねないというのは当たり前のことです。

 

時間を守らせたり、他人へどう迷惑になるか話し合うというのは子育てにとって大切な要素であることは忘れないようにしたいものです。

〜執筆者のご紹介〜 鷹松弘章氏

1998年Microsoft Corporation日本支社へ入社。2001年からアメリカ本社にて技術職の主幹マネージャーとしてWindowsなどの製品開発の傍ら、採用・給与・等級などのレイオフまで携わり、米国企業の最前線で勤務。20年の勤務後、現在はデータ解析大手の米国Tableau Softwareシニアマネージャー。同時に東証一部上場のスターティアホールディングス株式会社社外取締役、NOBOARDER Inc. 社外取締役兼 CTO。2019年5月には「世界基準の子育てのルール」という本も出版。

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