プログラミング教育がはじまる前に予習!5、6年生の実践例と教材


小学校5、6年生のお子様をもつお母さんは、プログラミング教育について

「うちの子にできるの?」

「高学年からプログラミング教育はじまるってどうなの?」

 

と不安に感じている人も多いのではないでしょうか。

しかし、プログラミング教育は想像しているより難しい学習ではありません。
実際に授業が行われる様子や使われる教材を知れば、不安は解消できるはず!

 

今回は、小学校5、6年生のプログラミング教育の実践例や使われる教材を調査したので、プログラミング教育に不安が隠せないお母さんはぜひチェックしてみてください。

【1~5、6年生まで】プログラミング教育で育みたい力

まずは、プログラミング教育が必須化される背景をおさらいしておきましょう!
プログラミング教育では、次のような力を育みたいと考えられています。

 

  • 「コンピューターは生活のあらゆるシーンで活用されている」「問題を解消するためには必要なステップがある」

と気づける【知能・技能】

  • 【プログラミング的思考】

  • 「コンピューターの働きを自分の人生や社会つくりの中に活かそう」

という【人間性、学ぶ姿勢】

 

中でも重要とされているのが【プログラミング的思考】を育むこと。

プログラミング的思考は、「〇〇したい」という目的を実現させるための過程を論理的に考える力を指します。

  • どんな動きが必要?
  • その動きはどう組み合わせたらいい?
  • より理想的な活動に近づけるためにはどうする?

上記のようなことを論理的に考えられる力は、子どもが将来どんな職業に就くとしても必要とされる能力です。

プログラミング教育は、子どもの将来にとって重要な役割を担っている学習なのです。

学習指導要領に例示されている5、6年生のプログラミング教育実践例

ここからは、「小学校を中心としたプログラミング教育ポータル」で公開されている実践例をいくつか紹介していきます。

まず前提として、プログラミング教育は、通常の教科に絡めて行われるケースが主流になると考えられます。
文部科学省が公開している小学校プログラミング教育の手引きによると、次のような学習活動の分類例があるようです。

 

  • A:学習指導要領に例示されている単元等で実施するもの
  • B:学習指導要領に例示されてはいないが、学習指導要領に示される各教科等の内容を指導する中で実施するもの
  • C:教育課程内で各教科等とは別に実施するもの
  • D:クラブ活動など、特定の児童を対象として、教育課程内で実施するもの
  • E:学校を会場とするが、教育課程外のもの
  • F:学校外でのプログラミングの学習機会

 

参照:学校プログラミング教育の手引き(第3版)|文部科学省

ここでは、Aの分野における小学校5、6年生のプログラミング教育実践例を見ていきましょう。

算数 5年生

5年生のプログラミング教育実践例は、プログラミング教材Scratchを使って正三角形や正六角形をかくというもの。

この授業では、

  • 正多角形の「辺の長さがすべて同じで、角の大きさもすべて等しい」という性質を理解する
  • プログラムを使ってきれいな正多角形を描く方法を考えられる


というようなことを目的としています。
プログラミングを活用して図形を考えると、今までとは違った視点で考えることができ、また新たな気づきが生まれます。

視覚的にわかりやすいので、図形が苦手なお子様にとってもプログラミング教育×算数の学習はメリットがあるのではないでしょうか。
参考:https://miraino-manabi.jp/content/111

理科 6年生

6年生のAの分野のプログラミング教育実践例には、電気の使い方を理解する授業があります。
まず、子どもたちは電気は作り出したり、蓄えたりできるということを理解した上で、効率よく使える方法を考えます。

そして自分たちが考えた方法をプログラミング教材を用いて実現
その過程で電気の効率のいい使い方に気づくことができ、プログラミング的思考も育むことが期待できます。

使う教材はMESHやArtecRoboなど、実践例によってさまざまです。
気になる方は「小学校を中心としたプログラミング教育ポータル」で公開されている実践事例をチェックしてみてください。
参考:https://miraino-manabi.jp/example/a

Aの他分野もチェック!5、6年生のプログラミング教育実践例

プログラミング教育に興味があるママさんは、A以外の分野の実践例も気になりますよね。

ここでは、B・C・Eの分野の実践例を紹介します。

Bの分野の実践例(6年生 家庭科)

6年生の家庭科でで行われた実践例は、自動炊飯器に用いられているプログラムを考えるという授業。


炊飯の手順をScratchという教材の画面上で並べ替えていきます。
条件が違うとご飯が固くなったり、柔らかくなったりするので、試行錯誤しておいしいご飯が炊けるようにプログラミングする必要があります。

プログラミングを授業に絡めると、ゲーム感覚で理解を深めることができる上、プログラミング的思考も育めるのです。
参考:https://miraino-manabi.jp/content/261

Cの分野の実践例

Cの分野の実践例には、Viscuitという教材を使ったものがあります。

「噂話が広がる」と「ものを渡す」という状況の違いを考え、「情報」と「もの」の違いを理解する授業です。

 

授業では、プログラミングで噂話が広がるシミュレーションを子どもたちが作ります。

プログラミングで表現すると、噂が広がる様子が目に見えてわかるので、情報が広がる状況、ものを渡す状況との違いをより深く追及することが可能になるのです。

シミュレーションを作り上げる作業の中でプログラミングの楽しさが体験でき、プログラミング的思考も育むことができる授業になっています。
参考:https://miraino-manabi.jp/content/424

Eの分野の実践例

小学校5、6年生のEの分野の実践例は、未来の学びコンソーシアムを覗くと多く知ることができます。

  • 地域と協力したモデル
  • 大学のカリキュラムと連携したモデル
  • プログラミングコンテストを目指すモデル事業
  • ものづくりと絡めた授業

上記のようなモデル以外にも、数多くの活動や実践例があります。
実践事例を見ると教育現場の学校だけでなく、さまざまな企業や団体がプログラミング教育を実施していることがわかります。

プログラミング教育は子ども自身のみならず、社会にとっても重要だと考えられていることがわかるのではないでしょうか。
気になるお母さんは「小学校を中心としたプログラミング教育ポータル」のEの実施事例一覧をチェックしてみてくださいね。

5、6年生のプログラミング教育で使われる教材

続いて、小学校5、6年生のプログラミング教育で使われる教材についてもチェックしていきましょう。

5、6年生のお子様をもつお母さんは、家庭のプログラミング教育の参考にもしてみてくださいね。

レゴWeDo2.0(レゴウィードゥー2.0)

レゴWeDo2.0は、子どもに大人気のレゴブロックを使いながらプログラミングが学べる教材です。

レゴブロックを組み立てる過程も楽しめるので、想像力や創造性も育むことが期待できます。
レゴWeDo2.0は、小学校で使われることを想定した教材なので、組み立てに難しい工程や道具は必要ありません。

プログラミングも簡単な操作でできるようになっているので、プログラミング初心者も使いやすいはずです。
プログラミングがはじめてという5、6年生の家庭学習にもおすすめ!

ArtecRobo(アークテックロボ)

ArtecRoboは、ロボットプログラミング学習教材セット。

  • ブロック
  • ロボットパーツ(モーター、センサーなど)
  • プログラミングソフト

上記の内容がセットになっています。
ロボットの仕組みや特徴的な動きを学ぶことができ、プログラミングも段階的に学べます。

セットのソフトは直感的な操作でプログラミングできるようになっているので、家庭でプログラミング教育を取り入れるのにもぴったり。

セットの種類が豊富なので、お子様にぴったりな教材に出会える可能性大です。

プログラミングが楽しめる教材を探しているママさんは、ArtecRoboをチェックしてみてはいかがでしょう。

Scratch(スクラッチ)

Scratchは、150以上の国と地域で利用されているビジュアルプログラミング言語
各国で学年問わず使われていて、小学校の5、6年生のプログラミング学習でも使われる可能性が高いです。

プログラミング教育に慣れさせておきたいお母さんは見逃せませんよ。
マサチューセッツ工科大学のメディアラボが無償で提供しているので、気になるお母さんはScratchのサイトを覗いてみてください。

ビジュアルプログラミング学習ソフトscratchとは

scratchはMIT(マサチューセッツ工科大学)のScratchチームが8歳から16歳の学習向けに開発し、現在では世界中のプログラミング教育に取り入れられています。子どもでも直感でプログラムを組むことができる分かりやすさが大きな魅力です。 学校だけではなく、家庭でも簡単に触れることのできるscratchとはどのようなものなのか、一緒に見ていきましょう。 ...

Viscuit(ビスケット)

Viscuitは、多くの実践例で用いられているビジュアル言語です。
自分の描いた絵をもとにプログラミングするので、他のビジュアルプログラミング言語にはない楽しみ方ができます。

複雑な操作をしなくてもプログラミングでき、その分子どもたちは目的に近づくための作業に集中できるというメリットは、Viscuitならでは。

パソコンで利用できるのはもちろん、スマホ用やタブレット用のアプリもあり、全て無料です。
家庭のプログラミング教育にも取り入れてみてはいかがでしょうか。

lchigoJam(イチゴジャム)

lchigoJamは、手のひらサイズの小さなパソコンで、子どもパソコンとも呼ばれています。

lchigoJamにテレビとキーボードをつなぐだけですぐにプログラミングすることができるので、ネット環境を気にしたり、難しい設定をしたりする必要はありません。

 

初心者向けプログラミング言語「BASIC(ベーシック)」が使われているので、プログラミングの知識がなくても気軽にはじめられます。

lchigoJamに関する情報は子ども向けの本や解説書、公式サイトなどでわかりやすく提供されているので、学習に活用するヒントが得られやすいです。

お子様がプログラミング教育に触れる機会を増やしたいママさんは、1度lchigoJam公式サイトを覗いてみることをおすすめします。

おわりに

プログラミング教育の目的は、子どもたちの将来に求められる能力を育むことです。
プログラミング教育の必修化に向けてさまざまな実践例や使われる教材が公開されています。

プログラミング教育に対する理解や知識を深めたい5、6年生のお子様をもつママは、実際に行われる取り組み例や教材をチェックすることをおすすめします。

家庭でプログラミング教育する際のヒントにもなるはずですよ。
子どもの学習がより豊かになるように、お母さん自らも小学校5,6年生のプログラミング教育に対する情報をチェックしてみてください。