SDGsイベントに行ってみた!大丸有 SDGs ACT5 クロージングアクト

2020年5月11日〜11月16日の約半年間に渡って行われた【大丸有 SDGs ACT5 】を締めくくるイベントが行われました。

その模様をみらいいが取材してきましたので、当日の様子とどのような取り組みが行われたのかをお届けします。

大丸有SDGsACT5とは?

そもそも大丸有SDGsACT5とは、東京都千代田区にある大手町・丸の内・有楽町の3つの町を合わせた大丸有エリアに拠点を置く、8つの企業とまちづくり団体によって構成される実行委員会が、約7ヶ月間に渡ってSDGs達成に向けたアクションが行われたプロジェクトのことを指します。

5つのテーマのもとに行われました。

ACT1.サステナブルフード

ACT2.気候変動と資源循環

ACT3.WELL-BEING

ACT4.ダイバーシティ

ACT5.コミュニケーション

この5つのテーマをもとに、合計45社のアクション協力企業により、街全体でサステナビリティを発信するメディアと見立てた合計35のアクションが展開されました。

イベント概要

このイベントでは大丸有SDGsACT5の活動の締めくくりとして、どのような取り組みが行われたのか、さらに今後の課題は何かなどを、アクションに参加した企業や有識者などが集まり、報告と議論が行われました。

当日はこのようなスケジュールで行われました。

■オープニング 14:00~

■セッション1「主な活動の実施報告」 (ACT 別)

<ACT1・サステナブル・フード> 都市と地方が連携して取り組む SDGs
<ACT2・気候変動> 脱プラ社会実現に向けた資源循環について
<ACT3・WELL-BEING> ニューノーマル社会における新たな働き方について
<ACT4・ダイバーシティ> 活力ある社会の実現(農福連携)
<ACT5・コミュニケーション> SDGs をどう伝えるか

~~~ 休憩 ~~~

■セッション2「総括」15:35~16:05

■セッション3「講評」16:05~16:55

■閉会挨拶 16:55~

今回のレポートではSDGs.12 つくる責任・つかう責任と関連していて、子どもに比較的身近な「食」というテーマであるACT1.サステナブルフードについて取り上げます。

ACT1.サステナブルフード

ACT1のサステナブルフードですが

・サステナブルな食材の普及/流通
・ジビエの消費拡大
・国内産地の応援
・フードロスの削減

の4点を中心に取り組まれました。

イベントではその中から

・ジビエの消費拡大

について主に報告と議論が行われました。

課題

ジビエの消費拡大について

くまもと農家ハンター代表の宮川さん

一般社団法人日本ジビエ復興協会 の藤木さん

株式会社アップクオリティの泉川さん

この3名の方から主に3つの課題についてお話がありました。

①中山間地域では急激に増えたイノシシによって農家が農作物の被害に合うため、離農が激しく、住み続けられなくなりそう
②地方では処理が悪くて、ジビエはまずいという印象があり消費されない
③一般的な食肉よりも細かい配送になるため、運賃が高くなってしまい美味しくても継続して販売することができない

中山間地域が住み続けなくってしまうほど、急激に増えているイノシシなどのジビエをどのように消費に結びつけていくのがが課題だとのことでした。

地方に住んでいないとこのような情報は全く入ってこないので、とても驚きました。

野生動物たちが人間の住む場所を脅かしているとは。。

その他SDGs.12つくる責任・つかう責任の現状に関してはこちらの記事もご覧ください。

課題に対しての取り組み

こういった課題に対して今回のACT1ではどのような取り組みが行われたのでしょうか。

それぞれについての取り組みが紹介されました

①の課題に対しての取り組み

・若手の農家を集めてくまもと農家ハンターの立ち上げ
・鳥獣対策について勉強し、箱穴を作り捕獲
・なぜジビエを食べる必要があるのかの発信

②の課題に対しての取り組み

・大丸有エリアのレストランを中心にジビエはおいしい、おしゃれという発信
・大丸有エリアからの発信により地方の人がジビエを食べてみようという行動の変化

③の課題に対しての取り組み

・バス相乗りの物流により、運賃を下げてイベントや大丸有のレストランへの運送

まずはコツコツ勉強から始めて、そこからレストランまで効率的に届けていく流通を構築したとのことでした。様々な企業や団体がパートナーシップを組んで、この課題に対して取り組まれていますね。

その他企業のSDGs12.つくる責任・つかう責任に関する取り組みはこちらをご覧ください。

今後の展望

さらに今後の展望として、以下のようなお話がありました。

・産地でミンチ、スライスなど、ある程度加工することで、レストラン側が使いやすい形であれば、が受け入れていくケースもあったため、そういった形で流通させていきたい

・継続的に食べてもらうために、レストランに対して美味しさを伝えることを引き続きやっていきたい

・くまもと農家ハンターでは、どこに箱穴をおいているのか、何時何分にイノシシが捕まったのかなどがわかる仕組みをIoTを活用して構築したので、その仕組みを猟師さんが気軽に導入してもらい、生産側のクオリティを安定させていくことをしたい

まさかIoTという言葉がこの取り組みのなかに出てくるとは考えていませんでしたが、企業や団体だけのパートナーシップではなく、人間の知と機会の知がうまくパートナーシップを組むことも重要だなと感じました。

引き続きみらいいではこの取り組みについて注目していきます。

その他取り組み

そしてACT2.気候変動と資源循環では

・プラスチックゴミの削減
・生分解性プラスチック再資源化

・都市と地方、里山/農村の関係づくり
・生物多様性の保全

をテーマに取り組まれ、主に「脱プラ社会実現に向けた資源循環について」の報告と議論が行われました。

ACT2では大丸有エリアで使用している、三菱ケミカルが持っている技術である生分解性プラスチックを使ったストローを回収し、バス相乗りによる物流を使って、地方まで運びそれを堆肥化して、その肥料によってできた野菜を、またバス相乗りによる物流で大丸有エリアのレストランに届けるという取り組みが行われました。

しかしながら三菱ケミカルの渡辺さんから、生分解性プラスチックについてまだまだ知られていないということが課題であるとの話がありました。このプラスチックが広まることにより、海の環境問題も改善されていく非常に価値のある技術であると感じましたので、みらいいでは生分解性プラスチックに関しても、広めていけるような発信をしていきたいと考えています。

生分解性プラスチックについて詳しくはこちらをご覧ください。

 

イベントを通して

上記以外も本当に素晴らしい取り組みの数々でした。

他にどのような取り組みが行われたのかはこちらの大丸有SDGsの公式ページに載っていますのでご覧ください。

そしてこのイベントを通してSDGsの目標達成には様々な企業や団体のパートナーシップが欠かせないと改めて感じました。

みらいいは子どものみらいを切りひらくメディアとして、子どもたちが持つ可能性の支援や学びの機会の提供を行うとともに、子どもたちに身近ななテーマのイベントやワークショップへの協力や取材を行い、その模様をみらいいにおいて紹介しております。今回の大丸有SDGsACT5クロージングアクトにつきましても、子どもにとって身近な「食」やのテーマで取り組まれており、さらにSDGs達成に向けた活動をしていくという点に共感し、みらいいで紹介しました。みらいいでは引き続き、子どもが中心となって行っている活動や、SDGs達成に向けた取り組みを取材しますので、企業や団体あるいは個人からの取材のご依頼をお待ちしております。

2030年のSDGs達成に向けてみらいいも全力で取り組んでいきます。

取材依頼は下記までお願いします。
宛名: みらいい編集部 久永
メール: miraii@innoviot.co.jp

みらいいのその他の取り組み

みらいい運営をする株式会社イノビオットではSDGsに関する情報の発信に加えて、「おしごとクエスト」という事業を行っています。こちらは、ある企業に所属する社員のお子様たちが、その企業が抱えるSDGsに関する課題の解決方法を、プログラミングで作ったゲームを使いながら、楽しく考えていくものです。それにより、お子様の柔軟な発想を元に実際の課題の解決に結びつけていくと同時に、社員全体のSDGsへの意識向上を目的としています。

詳しくは最近行われたジャルパックでの「おしごとクエスト」の模様をご覧ください。

さらに「おしごとクエスト」の詳しい概要についてはこちらをご覧ください。

おしごとクエストについて