SDGsイベントレポート!中・高生がSDGs達成に向けて取り組むSDGs文化祭!

2020年11月15日に行われた関東地方ESD活動推進センター主催で開催された、SDGs文化祭のイベントに参加してきましたので、そのイベントレポートをお届けします。

発想豊かな中・高生が考えたSDGs観点での新たなサービスがどういったものなのかをぜひご覧ください。

イベント概要

2年目となる今回は、2020年6月のキックオフから中・高生が学校や学年を超えて、SDGs課題解決に向け協働して、解決への方法をオンラインでの対話を通じ、考え・実践する取り組み「SDGs文化祭」が約5ヶ月間行われました。

今回のイベントでは、その集大成としての成果発表と、外部からの参加者と中高生によるオンラインでのディスカッションが行われ、より深い学びとアクションにつながりました

SDGs文化祭の特徴

SDGs文化祭の特徴として関東ESD活動支援センターが次の3点を挙げています。

①中高生による横の繋がりづくり
近年、SDGsに取り組む学校は増えていますが、まだ限られています。そのため、SDGsに取り組みたい意志はあっても、そのような環境にない生徒が多く存在している。学校の枠を越えて企画立案・運営することで、意志を持った生徒を結び付け、日本におけるSDGsの推進を加速させていきたい。

②中高生と大学生の縦の繋がりの強化
中高生と大学生がSDGsの推進に一緒に取り組むことによって、学校種を越えた新しい教育のデザインを示します。若い力のアイデアを具体化するためには、年齢を越えた協働の学びがとても大切です。

③生徒主体の発信
あくまでも生徒を主体とし、大人は場を提供するだけ、というスタンスを取っています。そのため、いわゆる賞は設けず、あくまでも取り組んだことを評価します。文化祭のように、それぞれが自分の興味の下に、様々な実践と発表を行っていきます。

実際の取組み

当日はプロジェクト期間中にサポートしていた、東京大学 EMPOWER Projectの学生も参加して、7チームの発表が行われました。

①Support to Change
②国内の外国人支援におけるVoYJ(https://voiceofyouth.jp/)での発信
③絵本プロジェクト
④海外への手助け
⑤TOWA
⑥環境にいいことをtwitterを使って広める
⑦パラスポーツの普及 <ゲスト・チーム>

そのなかでも「⑤TOWA」という古着の通販エンターテイメントサービスに注目してどのようなことを中・高生が考えたのか、行動したのかをご紹介します。

SDGs.12 つくる責任・つかう責任

TOWAではSDGs12 つくる責任・つかう責任の課題から、「衣料の大量生産・廃棄の問題」をテーマしてサービスを考えていました。

どのような課題があるのか?

取り組んだ中・高生は次のような課題を取り上げました。

・ファッション業界は石油産業に続いて、2番目に環境汚染の多い産業

具体的には

①ファッション業界で排出される二酸化炭素は人間の活動で排出される二酸化炭素の10%を排出している

②Tシャツ1枚をつくるのに必要な水の量は2700リットルで、1日の平均飲料水を一人あたり約1.5ℓとすると約5年分の水が使われている

③現在の約6割の衣服で使わているマイクロプラスチックが、洗濯をする度に細かな繊維となって下水へと流れ、流れ出た繊維は魚の体内に入り、人間の身体に入ってくる

③はマイクロプラスチックは有害物質を吸着して100万倍にも濃縮した状態にすることが分かっているため、有害物質が魚に体内に入って、それが人間の身体に入っています。

中・高生はその課題を解決するためにサービスを考えました。

その他つくる責任・つかう責任についての課題はこちらをご覧ください。

その他の目標についてもこちらにまとめています。

服をリユース(再利用)をする

その課題に対して服をリユースできるように「古着」の通販・情報・エンターテイメントサイトを考えていました。

考える中で以下のようにターゲットを明確にしています。

ターゲット:10〜20代

・ファッションの流行を動かしていて理解している

・服を安くたくさん買っている年齢層
・世間への影響力が大きくなっている
・SNSを使った発信をしている

このように高校生にしてターゲットを明確にしている点が素晴らしいですね。

そしてユーザー調査もしっかりと行っています。

ターゲット層にとって古着屋さんのイメージは

・お洒落上級者
・なんか高い
・個性的で着こなせるのか?

といったイメージで、古着に対して「親しみ」がないということが分かったそうです。

サービスの特徴

そこからもっと古着を身近に楽しんでもらうために考えたのがTOWAというサービスです。

サービスの特徴は以下です。

・売値は自分で決めることができる(同世代なので、どのくらいの値段でほしいかわかる)
・インスタグラムで受け取った商品のコーディネートを投稿する
・ファッション・若者×環境・社会やSDGsについて記事を書く
・SNSやイベントを開催する

といったことを考えていました。

さらにSDGs.17 パートナーシップで目標を達成しようの観点から、服の不足で困っている国や地域に寄付ができるようにしたいとのことです。

また具体的にWIXという簡単にホームページが作れるサービスを使って、以下のようなサイトを立ち上げていました。

下記URLから実際のサイトを見ることが可能です。

https://towayouth.wixsite.com/towa-youth-jp

今後の展望

今後はこのサイトをもっと作り込んでいって、実際に古着を販売していきたいとのことでした。

すでに友人には声をかけて、服を集めているそうです。

さらに参加者からは

「これから起業家が集まるような場所に行って、実際に資金を調達していくことも視野に入れても良いのでは」

という声もありました。

この声に中・高生は驚いていましたが、ぜひやっていきたいということでした。

今後が非常に楽しみな取り組みです。

イベントを通して

上記の取り組み以外にも本当に素晴らしい取り組みの数々でした。

他にどのような取り組みが行われたのかはこちらの関東ESD活動支援センターに載っていますのでご覧ください。

こういった取り組みがもっと外部に発信されることで、一人でも多くの方がSDGsに関して興味を持つことが必要です。

さらに中・高生が取り組んでいるということも、社会人や大人の関心を高める機会になります。

みらいいは子どものみらいを切りひらくメディアとして、子どもたちが持つ可能性の支援や学びの機会の提供を行うとともに、子どもたちが取り組むイベントやワークショップへの協力や取材を行い、その模様をみらいいにおいて紹介しております。今回のSDGs文化祭につきましても、中・高生が中心なって自らがSDGs達成に向けた活動をしていくという点に共感し、みらいいで紹介しました。みらいいでは引き続き、子どもが中心となっているイベントや、SDGs達成に向けた取り組みをしているイベントを取材しますので、企業や団体あるいは個人の方でも取材のご依頼をお待ちしております。

2030年のSDGs達成に向けてみらいいも全力で取り組んでいきます。

取材依頼は下記までお願いします。
宛名: みらいい編集部 久永
メール: miraii@innoviot.co.jp

みらいいの取り組み

みらいいを運営する株式会社イノビオットではSDGsに関する情報の発信に加えて、「おしごとクエスト」という事業を行っています。こちらは、ある企業に所属する社員のお子様たちが、その企業が抱えるSDGsに関する課題の解決方法を、プログラミングで作ったゲームを使いながら、楽しく考えていくものです。それにより、お子様の柔軟な発想を元に実際の課題の解決に結びつけていくと同時に、社員全体のSDGsへの意識向上を目的としています。

詳しくは最近行われたジャルパックでの「おしごとクエスト」の模様をご覧ください。

さらに「おしごとクエスト」の詳しい概要についてはこちらをご覧ください。

おしごとクエストについて