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読書の秋に子どもにおすすめしたい!元小学校の先生が書籍を紹介!

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読書の秋に子どもにおすすめしたい!元小学校の先生が書籍を紹介!

小学生にどんな本がおすすめなのか、特に好きな分野がない子どもだと困ってしまうこともありますね。

この記事では、元小学校の先生が、小学校の時に読んでいた本、今小学生におすすめな本の両方を紹介します。

本選びの参考にしてみてくださいね。

もくじ

    元小学校の先生が、小学生の頃に読んでいた本

    今回本を紹介してくれたのは、みらいいのリアルイベントを運営してくれている、元小学校の先生の浮ヶ谷剛さん。
    関東の小学校で8年間勤務し、学年主任、体育主任なども経験した経歴を持っています。
    みらいいでは、小学校のキャリア教育を補完するため、みらいいパークを活用した授業の構想と実践を牽引してくれている存在です。
    そんな浮ヶ谷さんが小学生の頃に読んでいた本はどんな本でしょうか。

    「いつもちこくのおとこのこージョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー」 

    引用元:絵本ナビ

    • 著者:ジョン・バー人ガム作 たにかわしゅんたろう訳
    • 出版社:あかね書房

    ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシーは毎日遅刻してしまう男の子。登校途中にワニに鞄にかみつかれたり、ライオンにおしりをかじられたり・・・。それでも先生は話を聴くことなく、厳しく叱ってくるのです。でも、そんな2人の立場がある日入れ替わったら・・・?

     元小学校の先生からの一言

    小学生におすすめする理由:先生とジョンの掛け合いが癖になる!可哀そうだなと思うけど、最後まで読むともう一度読み返したくなる笑いあり学びありの物語です。
    「いつもちこくのおとこのこ」

     「はれときどきブタ」シリーズ 

    引用元:絵本ナビ

    • 著者:矢玉四郎
    • 出版社:岩崎書店

    小学生の畠山則安(はたけやまのりやす)が主人公。日記を母親が盗み読みしていることに気づき、驚かすためにでたらめな内容の日記を書きます。ところが、それがすべて現実になってしまって・・・。
    シリーズには「あしたぶたの日ぶたじかん」「ぼくときどきぶた」「はれ ときどき たこ」など、10冊あります(2024年10月現在)。

     元小学校の先生からの一言

    日記に書いた「ありえない」あんなことやこんなことが現実に!? 
    「空から雨ではなくブタが降ってくる」「 車や太陽もブタになる」「 お母さんが鉛筆を天ぷらに!?」  「トイレに大蛇が現れた」
    ありえない日常が現実になっていく奇想天外な出来事に笑えて、ひやひやして、ちょっとためになる。不思議な世界にきっとはまる!はず! 
    上手くいかないことが続いた日や楽しいことで満たされたいと思った時この本を読んで、元気をもらっていました。 
    「はれときどきブタ」

    「まんじゅうこわい」 

    引用元:絵本ナビ

    • 著者:川端誠
    • 出版社:クレヨンハウス

    長屋の若い衆が集まって「きらいなもの」の話になったところ、松つぁんはきらいなものがない。強いて言えば、名前を言うのもこわいあれ・・・「まんじゅう」。みんなで松つぁんを脅かすために、まんじゅうを集めることに。
    絵本には16種類ものまんじゅうの名前が出てきます。

     元小学校の先生からの一言

    嫌がらせをしようとする町商人たちを主人公がとんちを効かせて得をしてしまうお話。町商人のしてやられた」表情や主人公の嘘が癖になり、何度も何度も読み返してしまうお話です。 
    嫌なことも 工夫すれば楽しく解決できる!」と初めて勉強になりました。 
    「まんじゅうこわい」

    元小学校の先生が、今、小学生におすすめする書籍

    続いて、元小学校の先生が、「今」おすすめする書籍を紹介します。

    「教室はまちがうところだ」 

    引用元:絵本ナビ

    • 著者: 蒔田晋治/作  長谷川 知子/絵
    • 出版社:子どもの未来社

    全国の小学校で愛されてきた詩が絵本になったもの。
    教室で手緊張して手を上げられない、発表するのが怖い子どもに読んでほしい作品。

    元小学校の先生から一言

    どのクラス、どの学校でも「 まちがいって恐い」って思う人はいっぱいいました。
    でも、まちがうことで成長できることはいっぱいある!自分に自信のない人や挑戦したいことがあるけど、一歩踏み出せない人には是非読んでもらいたいです。 
    「教室はまちがうところだ」

    「りゆうがあります」

     

    引用元:絵本ナビ


    • 著者:ヨシタケシンスケ
    • 出版社:PHP研究所

    この作品のテーマは「くせ」。
    ハナをほじったり、爪をかんだり。無意識にやってしまう「くせ」を子どもがやっていたら、大人はつい注意してしまいます。でも、そこに理由があったなら?
    奇想天外な「くせ」の理由を知りたくなります。

    元小学校の先生から一言

    「 あ!また鼻ほじってる! ダメよ!!」...しまった。今、ぼくはハナをほじっている。そんな瞬間、子どもならしょっちゅう体験しているはず。当然、おかあさんにはいつも怒られる。りゆうは、おぎょうぎが わるいから」。確かにその通り。だけど、ぼくにもなにか 理由がほしい。ちゃんとした理由があれば、ハナをほじっても良いんじゃないだろうか。そこで、「ぼくがおかあさんに答えた理由」とは? 
    一見、屁理屈だらけのぼくの考え。でも考えるってとても大事!もしかしたら 「ダメ」だと思っていたことにも 「大事な意味」があるかもしれない。ちょっと笑えて一緒に考える楽しさもある、親子で読んでほしい一冊です。 
    「りゆうがあります」

    子どもが興味ある本を選んでみよう

    元小学校の先生が子供の頃に読んでいた本と、「今」小学生におすすめな本。どちらも面白い視点から紹介していただきました。
    もちろん、ここで紹介した本に限らず、子どもたちが興味のある本を選ぶことが一番です。子どもが自分で選んだ本なら、口出しをせずに見守って、一緒に読んでみたり、シリーズで図書館から借りてみたり、似た内容の本を探したりしてみましょう。
    一緒に博物館や美術館に出かけたり、自然の中を散策したりしてもいいかもしれません。
    子どもたちの好奇心に従って、世界を拡げるサポートができるといいですね。

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