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【SDGs本】子どもと一緒に読むならこれ!おすすめ9選

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【SDGs本】子どもと一緒に読むならこれ!おすすめ9選

SDGsとは、持続可能な社会の実現を目指すべく、国連が定めた17の目標を指します。
「SDGsを子どもに知ってほしい」「SDGsを学ばせたい」と思っている保護者も多いかもしれませんね。

そこで、おすすめしたい方法の1つが本でSDGsを学ぶこと!SDGsを分かりやすく解説している本は多くありますが、ここでは親子で読める子ども向けのSDGs本を9冊集めてみました。

お子さまと一緒に読んで、SDGsへの理解を深めましょう!

もくじ

    SDGsを知っている母親の割合は?

    本を紹介する前に、まずはSDGsの認知度について少し述べておきましょう。
    SDGsについて知っている母親はどのくらいいるのか、みらいいでは以下の記事で紹介しています。
    【小学生の子どもをもつお母さん約400名に聞いた!】SDGs認知度 (miraii.jp)


    記事によると、約90%の母親が「社会貢献活動に子どもを参加させたい」と望んでいることが分かります。一方で、SDGsという言葉を聞いたことがある母親の割合は、25%にとどまっています。SDGsに対する認知度は、けっして高いとはいえないようですね。
    しかし、難しく考える必要はありません。今から紹介する本をどれか1冊でも読めば、SDGsへの理解度は格段に上がるはず。
    次の項目からは、小学校低学年・中学年・高学年にわけて、SDGsの本を紹介していきます。ぜひ参考にして、お子さまの年齢に合ったものを選んであげてください。
    では、さっそくみていきましょう!

    小学校低学年向け(1・2年)

    5分で読める短編集『地球ときみをつなぐ SDGsのお話』

    ・著者:松葉口玲子(監修)、伊藤ハムスター(絵)、林ユミ(絵)、すがわらけいこ(絵)、種村有希子(絵)、中村みつを(絵)、秋草愛(絵)、今泉忠明(監修)
    ・出版社:Gakken
    ・ページ数:256ページ
    絵本という形で、SDGsをやさしく学べる短編集。SDGsの17の目標をそれぞれ短い物語で楽しめます。全20話。絵本でSDGsを紹介しているため、小学校低学年のお子さまにはぴったりです。
    物語の例を見ていくと、「SDGs2 飢餓をゼロに」に関するお話は、家庭での「もったいない」を扱う内容、「SDGs5 ジェンダー平等を実現しよう」に関するお話は、かっこいい少女を通して男らしさ女らしさを考える内容となっています。

    引用元:Gakken公式HP

    お子さまがSDGsを自分事として考えられるよう、身近なところから分かりやすくSDGsを解説している点が大きな魅力。SDGsを知るきっかけとしておすすめの本です。
    地球ときみをつなぐ SDGsのお話

    カラフルなイラストがかわいい『みんなのSDGs 未来を変えるメッセージ』

    ・著者:水谷孝次&MERRY PROJECT(作)、てづかあけみ(絵)
    ・出版社:リベラル社
    ・ページ数:48ページ
    子どもから大人まで、SDGsを楽しく学べる本。こちらの本も絵本形式となっており、難しい言葉も使われていないので、SDGsに初めて接するお子さまでも関心を持って読めるでしょう。
    現在、地球では環境問題や食料問題、教育問題など、さまざまな問題が起こっています。このままでいたら未来はどうなるのか、どうすれば未来は良くなるのか、そういった疑問をかわいらしいカラフルなイラストで解説しています。
    SDGsを実現するためにできることも、イラストとともに分かりやすく紹介。
    たとえば、「ものを大切に使う」「使わない電気はこまめに消す」「海のゴミを拾う」「ボランティアに参加する」など、今すぐに実行できることばかりです。

    引用元:リベラル社公式HP

    絵本で紹介されている実践例はどれも簡単。自分の生活を見直して、さっそく行動に移してみようと思うお子さまもいるかもしれませんね!
    みんなのSDGs 未来を変えるメッセージ

    導入アニメーションが分かりやすい『小学生からのSDGs』

    ・著者:SDGsジャーナル、深井 宣光、伊藤ハムスター(イラスト)
    ・出版社:KADOKAWA
    ・ページ数:160ページ
    SDGs入門書としておすすめの本。専門知識がなくても、無理なく理解できる構成になっています。小学校低学年からでもSDGsを楽しく学べるよう、イラストや図解などビジュアルにこだわった一冊です。
    この本のいちばんの特徴は、導入アニメーションがあること。各誌面に載っているQRコードをスマホなどで読み取って解説動画を取得し、無料で視聴できます。分かりやすい解説動画があると、さらに理解度が深まりますね!
    SDGsの17の目標ごとに、シンプルに章立てされている構成。最初から読むのはもちろん、気になる章から読むのもOKです。それぞれの章が細かくわけられ、イラストや図解、短い説明でまとめられています。
    たとえば、目標4「質の高い教育をみんなに」では、

    • 世界の「よみかき」
    • 学校に「いけない」
    • 勉強が「できないと」
    • 教育と「ひんこん」
    • 日本の「ふとうこう」
    • お仕事でSDGs

    という構成になっています。
    すべての漢字にルビがふってあり、難しく感じる言葉もやさしい表現で解説されているため、初めてお子さまがSDGsを学ぶ際の導入本として購入してもよいでしょう。

    引用元:KADOKAWA公式HP

    SDGsを実現するために必要なこと・大切なことがすっきりとまとまっており、統一感のあるイラストと図解、デザインも読みやすい要因となっています。SDGsの基本を学びたい大人にもおすすめできる本です。
    小学生からのSDGs

    小学校中学年向け(3・4年)

    親子で話し合える本『イラスト図解で日本と世界がわかる!親子で学ぶSDGs』

    著者:笹谷秀光(監修)
    ・出版社:日本文芸社
    ・ページ数:160ページ
    分かりやすいテキストとイラストでSDGsを解説している本。「エスディージーズってなに?」という基礎知識から、日本と世界の「ヤバイ問題・スゴイ取り組み」まで幅広く学べる内容になっています。

    • 日本では1年間でプール2万個分の食料が捨てられている
    • 地球温暖化で東京も大阪も水没⁉
    • 1分間で東京ドーム2個分の森林が消えている

    など、SDGsの目標ひとつひとつにタイトルがつけられており、問題についてそれぞれ解説しています。

    中学年引用元:Amazon公式HP

    「〇〇を解決するためにはどんな方法がある?」「もし〇〇になったらあなたはどうする?」など、親子で話し合えるコンテンツもあります。お子さまはもちろん、大人ひとりでも楽しく読み進められるでしょう。
    この本をきっかけにして、まずはSDGsについて親子で話し合うところから始めてみてもいいかもしれませんね!
    イラスト図解で日本と世界がわかる!親子で学ぶSDGs

    ドラえもん好きにはたまらない!『ドラえもん探究ワールド スペシャル SDGsでつくるわたしたちの未来』

    ・著者:藤子・F・不二雄、進学教室 浜学園(協力)、北俊夫(監修)  
    ・出版社:小学館
    ・ページ数:208p
    お子さまになじみのあるドラえもんの漫画を通して、SDGsを楽しく学べる本です。
    本のサイズが小さめなので文字も小さく、ドラえもんといっても、比較的中学年以上向け。トピックスと内容はシンプルではありますが、大人にとってもSDGsを深く知れる構成になっています。

    • 1章 目標1・2 私たちは貧困を本当に知っている? 
    • 2章 目標3・6 すべての人が健康になり、福祉を受けられるようにするには? 

     など、17の項目ごとに、関連性のあるドラえもんの漫画とやさしい解説があります。

    引用元:小学館公式HP

    ドラえもんという親しみやすいキャラクター、理解しやすい漫画での説明、豊富なカラーページ。読み進めているうちに、いつの間にかSDGsの知識がついているでしょう。
    ドラえもんが好きなお子さまにはぴったりの1冊です。
    ドラえもん探究ワールド スペシャル SDGsでつくるわたしたちの未来

    クイズやうんちくも楽しい『1日5分で未来が変わる! こどもSDGs大図鑑365』

    ・著者:齋藤孝
    ・出版社:実務教育出版
    ・ページ数:416ページ
    メディア出演多数の齋藤孝先生が手掛けたSDGsの本です。
    小学生のお子さまがひとりでも読めるよう、本文中の漢字にはすべてルビがふられています。オールカラーで写真や図解も豊富。もちろん、親子一緒に学ぶことも可能です。
    「1日1SDGs」をテーマとして、齋藤先生によるクイズやうんちくを交えながら「知るべき教養」と「できる行動」を分かりやすく解説。1日1SDGsなので、行動に移しやすい点もポイントですね!

    引用元:実務教育出版公式HP

    各月の終わりには「読んだ!」「アクション」のチェックリストも掲載しています。まずはテキストを読んでSDGsへの理解を深めたら、チェックリストにしたがい、できる範囲で行動してみましょう。
    1日5分で未来が変わる! こどもSDGs大図鑑365

    小学校高学年向け(5・6年)

    キャラクターに感情移入できるかも?『12歳までに身につけたい SDGsの超きほん』

    ・著者:蟹江憲史  
    ・出版社:朝日新聞出版  
    ・ページ数:128ページ
    漫画・ワーク・イラストつき解説、これら3つの方法でSDGsを楽しく学習できる1冊。
    タイムスリップしてきたネコロボットのミライが、小学5年生のメイ、悟、理人にSDGsに取り組むためのヒントを与えていくストーリーです。
    「持続可能な社会を実現するため、何ができるかを一緒に考えていく」というストーリーの間にSDGsの17の目標を解説しているので、SDGsを身近な存在として考えられるようになるでしょう。
    漫画はかわいらしい絵柄で、登場するキャラクターも小学5年生です。お子さまもSDGsを自分事としてとらえやすくなるかもしれません。

    引用元:朝日新聞出版公式HP

    目標ごとに、「説明のページ」と「考えてみよう」のページがあります。
    SDGsの17の目標について説明するだけでなく、

    • どうしてこの目標が必要なのか?
    • 問題解決のために何ができるのか?

    など、さまざまな角度からSDGsについて考えられる構成。難しい言葉もやさしく解説されているので、小学生のお子さまでも十分にSDGsの知識を身につけられます。
    12歳までに身につけたい SDGsの超きほん

    池上彰さんが監修!『世界がぐっと近くなる SDGsとボクらをつなぐ本』

    ・監修:池上彰
    ・出版社:Gakken
    ・ページ数:128ページ
    各種メディアでおなじみのジャーナリスト・池上彰さんが監修を務めた本です。おしゃれなデザインで、内容は濃いですがすっきりとまとまっています。
    17の目標ごとにキーワードを設定し、その言葉からSDGsを理解できるように構成されている点が特徴。知っておくべきことが、漫画と図解と解説でまとめられています。図解ページでは、大きなイラストを使ってキーワードを分かりやすく解説しています。
    説明の冒頭には、お子さまの日常で見られるような場面設定の漫画を収録。お子さまがSDGsを自分事としてとらえ、理解するための工夫が散りばめられている点も、この本の特徴と言えるでしょう。
    また、「ぼくらにもできるSDGs」「教えて!池上先生」という書き下ろしコラム付き。(池上彰さんの似顔絵イラストがとてもかわいい!)SDGsへの興味と理解度が深まるコンテンツも多いです。
    大人でも楽しめる1冊となっています。

    引用元:Amazon公式HP

    世界がぐっと近くなる SDGsとボクらをつなぐ本

    漫画好きにおすすめ『マンガで学ぶSDGs』シリーズ

    ・監修:蟹江憲史
    ・出版社:金の星社
    ・ページ数:96ページ
    SDGsについて、オリジナルの漫画と詳しい解説で楽しく学べるシリーズです。全4巻。
    地球の現状やSDGsがなぜ必要なのかを漫画を通じて学べ、解説でさらに理解を深められる構成となっています。

    引用元:金の星社公式HP

    各巻のテーマは、
    ①自然環境が危ない! 衛生/気候変動/資源/多様性
    ②学べるのは当たり前? 貧困/健康/教育/平等
    ③エネルギーってなくなるの!? エネルギー/まちづくり/防災/平和
    ④なんのために働くの? 労働/産業技術/平等/責任
    となっており、1巻は「生物圏」、2・3巻は「社会圏」、4巻は「経済圏」を取り上げています。
    解説ページにはイラストや図解も多く取り入れられ、非常に読みやすい内容。漫画を読むのが好きなお子さまにはもちろん、大人にもぜひおすすめしたい本です。
    学べるのは当たり前?貧困/健康/教育/平等
    エネルギーってなくなるの!?エネルギー/まちづくり/防災/平和
    ⾃然環境が危ない!衛生/気候変動/資源/多様性
    なんのために働くの?労働/産業技術/平等/責任

    SDGsを楽しく学ぶには本を読むのがおすすめ!

    SDGsを学ぶとなると、お子さまにとってはハードルが高く感じられるかもしれませんね。しかし、SDGsをやさしく解説している本を読むことで、無理なく学ぶことができます。
    お子さまが小学校低学年のときには、一緒に読むのもよいでしょう。大人だけでなく、お子さまにとってもSDGsを自分事として感じられ、具体的にどのような行動を起こせばよいのか理解できるようになるはず。
    関連する本は多くありますので、お子さまの年代に合ったものを選ぶことが大切です。ぜひぴったりの1冊を見つけてあげてください。

    SDGsを実現するため、親子で取り組めることはたくさんありますよ!以下の記事を参考にしてください。
    【小学生のためのSDGs解説】それぞれの目標を親子で学ぼう (miraii.jp)
    【最新】SDGs取り組み世界ランキングや親子でできる取り組み事例 (miraii.jp)
    家庭における身近なSDGs事例! (miraii.jp)
    SDGs(エスディージーズ)とは?家庭でできることを紹介! (miraii.jp)
    以下の記事で紹介されている本や教材もおすすめです!
    【SDGsについて知ろう!】小学生向けの教材をご紹介 (miraii.jp)
    みらいいおすすめ!「こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本」をご紹介! (miraii.jp)

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