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家庭における身近なSDGs事例!

SDGs・ESD
 家庭における身近なSDGs事例!

SDGs(持続可能な開発目標)という言葉、さまざまな所で見聞きするようになりましたね。ただ、「地球規模の壮大な目標?」「企業ががんばって取り組む課題なのかな?」と、全容がわかりにくいのではないでしょうか。
実はSDGsは家庭でも取り組めることもたくさんあります!
 

そもそもSDGsって何?

現在地球上には、さまざまな問題がありますね。戦争や貧困、差別。そして環境問題、エネルギーの問題…。このままでは、地球で暮らしていくことさえも難しくなっていってしまうかもしれません。そのために、国連のサミットで、地球上で起こっている問題を整理して解決への道筋をつくった計画「持続可能な開発のための2030アジェンダ」(※アジェンダ=計画)が定められました。この中に記載されたものが「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」略してSDGs。2030年までに達成を目指す17の目標が定められています。
 

SDGsの各項目について3分でわかる動画

まずは17項目ある目標について、それぞれどんな内容なのか、わかりやすい動画などを参考に、興味ある分野から学んでいきましょう。YoutubeのみらいいチャンネルではSDGsの各目標について、たった3分間でとても分かりやすく解説しています。



毎日の食事でできること

エシカル消費

エシカル消費という言葉を知っていますか? 人、社会、地域、環境に配慮して消費をすることをいいます。例えば、フェアトレードのものを購入する、魚はサステナブルシーフードのものを選ぶ、リサイクルのものを購入する、地産地消を心掛ける、福祉作業所の製品を購入する…など、できることはたくさんありますね。

出典:消費者庁

ミートフリーマンデー 

一週間に一日、肉食をしない日を設ける、ミートフリーマンデーという活動があります。実は畜産物を生産するためには、餌の穀物や水が大量に必要だったり、食肉として流通するまで冷蔵するためのエネルギーが必要だったり、放牧用の土地確保のため森林伐採が必要だったりと、肉食は環境に与える影響が大きいことが知られています。ベジタリアンと違い、週に一日だけという始めやすさからか、ミートフリーマンデーの活動は世界中に広まっています。

ただ、自分の生活には向いていないという場合や、食べ盛りの子どもがいたり、手をかけた食事を作る時間が持てなかったりする場合もあるでしょうミートフリーマンデーの活動をヒントに、自分の食生活にSDGsが取り入れられるようアレンジしてみてはいかがでしょうか。ミートフリーのランチやお弁当の日を決める。家族には強要せず、自分だけでもミートフリーを実践してみる。など、自分の生活に合った取り入れ方があるはずです。
 

冷蔵庫の残り物を使い切って料理する

食品ロスの多くは家庭から発生していることを知っていますか?

参照:農林水産省


参照:消費者庁

食品ロスは、家庭から多く発生していることが分かりますね。各家庭の日々の取り組みで改善していかなければならないでしょう。ポイントは、使いきれる量を購入することです。ぜひ、実践していきたいですね。

子どもと一緒に取り組むSDGs

子どもと一緒にSDGsについて学び、家庭内で取り組めることはないか、探してもらい、どうすればよいか子どもにアイディアを出してもらいましょう。

環境のために家でできること

 資源を大切にすることは基本ですね。家庭でも子どもが取り組めることを紹介します。大人の押しつけではなく、子どもが納得して自発的に取り組めるといいですね。
◆水を大切に
シャワーの時間を短くする。手を洗う時もせっけんを手につけている間は一度水を止める。
◆電気を大切に
使っていないコンセントは抜く。
◆食べ物を無駄にしない
自分で食べきれる量をお皿に盛る。量が多すぎたり、苦手なものがあるときは食べる前に減らしてもらうよう伝える。
◆ペットボトルの利用を減らす
自分のお気に入りのマイボトルを選ばせてあげましょう。お出かけの時に使えばペットボトルを買わなくてすみます。

 

服やおもちゃはなるべく長く使えるものを選ぼう

気に入って購入した洋服。着なくなった後はどうしますか?ダウンや下着などを店頭で回収しているお店もあります。服を手放すときのことも考え、なるべく長く着られる服を選んでみましょう。服を買う時には、長い期間着られるか、リサイクルできるかなどを考えながらじっくり選んでみましょう。

また、子どもがいればどんどん増えていくおもちゃ。出かけた先で買ってあげたり、ファーストフードのおまけでついてくることもあります。ただ、すぐに飽きてしまうものも多いのではないでしょうか。特に、環境への影響が大きいプラスチック製のおもちゃを、必要以上に集めてしまうのは避けたいですね。子どもには、なるべく長い期間遊べるものを見極めて、おもちゃを与えてあげたいものです。

例えば、ロングセラーのブロックやレール、人形や人形遊び用のグッズやドールハウスなどは、数年後でも同じパーツが手に入り、買い足して遊ぶことができますね。積み木を例にとっても、積んで遊ぶのはもちろん、時には人形の家具になったり、ミニカーの道路になったり、おままごとの食べ物になったりと汎用性が高く、長い期間遊べます。少しはプラスチックのおもちゃを新しく買わずに済むかもしれません。

子どもの興味にもあわせ、なるべく長く使えるおもちゃはどんなものか、考えてみましょう。
 

人権問題を子どもと考える

男女平等の意識を育む

今の日本で男女平等というには、まだ課題が多く残されています。「女の子(男の子)だから○○をしないでね」、「男の子(女の子)だから○○だよね?」というような表現をつい言ってしまいますね。しかし無意識の発言でも、ジェンダーの役割を子どもに刷り込んでしまう恐れがあります。

子どもの「こんなことが学びたい」「こんな習い事がしたい」といった願いを、女の子だから、男の子だからという理由で制限せず、共感して取り組ませてあげることが大切です。また、家庭では男女で家事や育児を分担できるといいですね。仕事の都合や、家事にかかる労力、時間などに、それぞれが納得し、平等だと思えるまで内容を話し合ってみましょう。

誰もが活躍できる社会の実現に向け、まずは家庭からジェンダーにとらわれない意識を育んでいきたいですね。

家庭で学ぶ差別問題

残念ながら、地球上にはありとあらゆる差別問題があります。人種、民族、病気、障害、ジェンダー、職業、地域…。人間が社会生活を送る上で他人と比べてしまうのは避けられないことなのかもしれません。しかし、相手の事や立場を考えずに、差別的な発言をしてしまえば、相手を深く傷つけてしまいます。時には争いに発展してしまうでしょう。

子ども達の平和な未来のために、相手を思いやることを伝えていかなくてはなりません。世界中に根強い差別があり、日本でも身近なところに差別問題があることを子どもに教えてあげましょう。例えばテニスの大坂なおみ選手は、人種差別の事件があると、すぐに抗議し、自身の考えを発信しています。また、サッカーの鈴木武蔵選手は、自身の受けてきた差別を本で伝えています。

華やかに活躍する選手が差別に立ち向かう姿から、子ども達が学べることが多くあるはずです。親子で差別問題を考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。さまざまな立場の人が直面している人権問題を、子どもの頃から家庭で繰り返し話題にしていくことで、他人のことを思いやれる平和な心を育んでいきましょう。
 

子どもも一緒にSDGsについて学べる本をご紹介

家庭でSDGsを実践する時に心掛けたいのは「できることをやる」ことです。無理のある目標を立ててしまっては、続けることが難しくなってしまいますね。子どもと一緒にSDGsに取り組むなら、本や動画などを一緒に見ながら子どもに教えてあげるとよいでしょう。

本などは普段よく目につくところに置いておき、テレビで話題が出た時などに、すぐに調べられると意識も高まっていきますね。

こどもSDGs(エスディージーズ) なぜSDGsが必要なのかがわかる本

おわりに

17の目標すべてに目を通すと、あまりにも解決しなければならない課題が多く、途方に暮れてしまいますね。個人にはどうしようもない課題も多くあります。

ただ、自分自身が行動をすることは、少しずつ未来を変えていくでしょう。また、子どもは大人の事をよく見ているので、思いや姿勢は必ず伝わります。大人が地球・環境や社会に対して正しい行動を自ら行い、子どもたちに伝えていく。子どもたちは、環境・社会に対して持続可能な行動を自然に身につけ、実践できるように育ってくれたら、未来は明るいのではないでしょうか。

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