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【本からゲームを作ろう!前編】〜アベベの冒険〜

みらいいキッズ
【本からゲームを作ろう!前編】〜アベベの冒険〜

国内最大級子育てWEBメディアの「HugKum」とのコラボレーション企画!プログラミングでゲームを作る方法はこちらの記事で紹介しましたが、今回は少し変わった方向からプログラミングを楽しんでいただけたらと思います!題して「本からゲームを作ろう!」ということで、プログラミング的思考が学べる「アベベのぼうけん」という本を題材に、小学生が本をオリジナルでアレンジをし、そのアレンジしたものをプログラミング(Scratch)でゲームを作っていくという内容です!
今回は前編として「アベベのぼうけん」のような「オリジナルすごろくを作る!」というものをやっていきます。

国内最大級子育てWEBメディアの「HugKum」とのコラボレーション企画!
プログラミングでゲームを作る方法はこちらの記事で紹介しましたが、
(【みらいい用】休日に親子で!Scratchでオリジナルゲームをつくってみよう!のリンク)
今回は少し変わった方向からプログラミングを楽しんでいただけたらと思います!
題して「本からゲームを作ろう!」ということで、プログラミング的思考が学べる「アベベのぼうけん」という本を題材に、小学生が本をオリジナルでアレンジをし、そのアレンジしたものをプログラミング(Scratch)でゲームを作っていくという内容です!
今回は前編として「アベベのぼうけん」のような「オリジナルすごろくを作る!」というものをやっていきます。

アベベのぼうけんとは?

まず今回題材にする本の「アベベのぼうけん」という本がどんなものなのか。
これは「物語」「すごろく」「プログラミング」が合わさった本で、読者は文章に書いてあるとおりにすごろくをしながら、主人公のアベベが冒険をしていく様子を読み進めていきます。

すごろくをしながら読み進めていく過程で、プログラミング的思考(手順やルールを筋道立てて考える力)や「変数」、「順次処理」、「条件分岐」といったプログラミングにおける基本的な考え方を身につけることができる素晴らしい本なのです!
そして実はこの本、「ピタゴラスイッチ」の佐藤雅彦さん、「考えるカラス」、「Why!?プログラミング」の石澤太祥さん、絵本「コんガらガっち」の貝塚智子さんなど、そうそうたるメンバーが制作に関わっているので、面白いカラクリばかりで子どもはもちろん大人も楽しめる内容になっています。
「プログラミング教育」が必修化されるなかで、まずはじめに何をすればよいか悩んでいる方、ぜひお子さんと一緒に読んでみてください!

「アベベのぼうけん」のオリジナルすごろくを作ってみよう!

前述したとおり非常に面白い「アベベのぼうけん」ですが、
今回は“「アベベのぼうけん」のオリジナルすごろくを作る”ということで、すでに「アベベのぼうけん」を読んでくれた小学5年生のひれいくん、はやとくんと一緒にオンラインでオリジナルすごろくを作りました!
どのように作ったのか、こちらの動画でもご覧ください!


この記事の中でもどのように進めたのか簡単に紹介します。

ルール説明

まずはすごろくを作る上でのルール説明です。
先程紹介したように「アベベのぼうけん」はすごろくをしていく上で“プログラミング的思考を養う”本なので、今回作ってもらうオリジナルすごろくの中にもちゃんとプログラミングの要素を入れてもらうようにルールを設けました。

それが
①反復構造=繰り返す動きのこと
②データ(変数)=文字や数値などの値を入れて置くための箱
③条件分岐=ある条件によって、次に行う処理を切り替えること
ちょっと大人でも難しいですが、本の中の事例を紹介するとすぐに理解をしてくれました。
この3つの要素を入れてすごろく制作スタートです!
-途中の様子も書きたかったのですが、子どもたちの取り組む姿が素晴らしく、制作中は一声もかけられないくらい集中をしていたので、何も書くことがありません。笑-

オリジナルすごろく発表

約30分という限られた制作時間の中で2人が作ってくれた作品がこちら!

はやとくん作 テーマ「とどけ!野球ボール」

こちら、野球がテーマの作品で完成度が非常に高いですね。
物語として野球マンAが野球マンBにボールを渡しに行くというお話で、途中にオニ審判というキャラに課題を与えられながらすごろくを進んでいくというものです。
ルール説明通り「変数」や「条件分岐」もうまく使っている上に、計算問題なども入れて頭を使わないとクリアできないゲームへと仕上げてくれました!

ひれいくん作 テーマ「海を越えて、GO!」

こちらもひと目見たらわかるように完成度が非常に高い作品で、この短時間で18個もの文章・司令を作ってくれました。
テーマが「海」、内容は釣り竿を運ぶというもの。途中、「サメが好きな方」と「イルカが好きな方」に分かれる道があり、それぞれの道に進んでいくとキーワードをもらえる仕組みになっていて、実は片方の道はゴールにたどり着けないというルール。
最後のゴールの展開は小学生がここまで考えられるの?というドラマチックな内容だったので、ぜひ動画でご覧ください!

まとめ

正直なところ、この企画をやる前までは30分ですごろくを作るのは厳しいだろうなと思っていましたが、予想を遥かに超えた作品を2人とも作ってくれたので、終始驚きが止まりませんでした!
この制作を通して、テーマ設定からどのように物語が進んでいくかを考える構成力や、どのような順序で進んでいけばゴールできるのかを考える論理的思考力(プログラミング的思考)、相手に伝わりやすい絵を描くデザイン力など、いろいろな能力を楽しみながら育める良い機会になったのではないかなと思います。
これから、この2人の作品を実際にゲームにするという企画をやりますので、ぜひお楽しみにしていてください!

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