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【小学校で探究学習は始まっている!】3つの小学校と2つの民間の企業を紹介!

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【小学校で探究学習は始まっている!】3つの小学校と2つの民間の企業を紹介!

2019年の学習指導要領の改訂で注目を浴びるようになった「探究学習」。文部科学相ではアクティブラーニング(主体的で深い学び)が推奨されるようになり、その学習方法の一つして探究学習が様々な教育機関で取り入れられています。
しかし、「探究学習」という言葉は聞いたことがあるけど、実際はどのように取り入れられているのかわからないと疑問を抱く保護者の方がほとんどではないのでしょうか?子どもたちは学校でどんな「探究学習」を行っているのか、とても興味深いですよね。
今回は、探究学習を積極的に取り入れている小学校や団体、探究学習の導入事例なども一緒にご紹介していきます。

2019年の学習指導要領の改訂で注目を浴びるようになった「探究学習」
文部科学相ではアクティブラーニング(主体的で深い学び)が推奨されるようになり、その学習方法の一つして探究学習が様々な教育機関で取り入れられています。
しかし、「探究学習」という言葉は聞いたことがあるけど、実際はどのように取り入れられているのかわからないと疑問を抱く保護者の方がほとんどではないのでしょうか?
子どもたちは学校でどんな「探究学習」を行っているのか、とても興味深いですよね。
今回は、探究学習を積極的に取り入れている小学校や団体、探究学習の導入事例なども一緒にご紹介していきます。

探究学習とは?

探究学習とは、自分で問いや課題を見つけ、その課題解決に向けて情報を収集・整理しながら、他者と議論・協力し、ときには振り返りながら、自分独自の最適な答えを見つけていく学びのことを指します。
現在学校で行われている一方的に与えられる教科学習とは違い、あくまでも主体的に学びを深めていくプロセスが重要だと言われています。
そのプロセスの積み重ねにより、柔軟な発想力や、自分とは違う意見や価値観を受け入れる力、新しいことにチャレンジする行動力を伸ばすことができるのです。
今後IT社会の到来で、言われたとおりにする仕事はAI(人工知能)が代わりにやってくれるようになります。
早くから探究学習を取り入れることにより、AIでは成しえない思考力と行動力が自然と身につくのです。

小学校での探究学習

2016年度に小学校学習指導要領が改訂され、移行期間を経て2020年より新しい学習指導要領のもとで授業が始まりました。
今後は、教科書に沿って先生から教えてもらう授業形式から、自ら学び考える力を育てる学び方へと変化していきます。
小学校では「総合的な学習の時間」で主に探究学習を導入した授業が行われています。
授業では、子どもたちが自ら課題を設定し、フィールドワーク等を取り入れながら、情報を収集・整理し、課題解決に向けて探究学習を進めていきます。
同じタイミングで必修化されたプログラミング教育は探究学習との相性が良く、探究学習科目である「総合的な学習の時間」でも、コンピューターや情報通ネットワークを積極的に活用したプログラミングの授業が探究的に行われると予想されています。

探究学習を取り入れている小学校

全国にはすでに探究学習を積極的に取り入れている小学校があります。
次項からは、探究学習を取り入れた授業を行っている小学校をご紹介します。

開智小学校

埼玉県さいたま市岩槻区にある私立小学校です。
「国際社会に貢献する、心豊かな、創造力・発信力をもったリーダーを育てる」という教育理念のもと、子どもたちの発達に合わせた異年齢学級を採用しており、4-4-4制の12年間小中高一貫教育が最大の特徴です。

プライマリー(小1~小4) 「体験から学ぶ」

物事に対する好奇心や学習意欲を育てることを重視し、生活に密着した様々な体験や遊びを通して学習を進めるとともに、今後の学習の基礎となる「読み・書き・計算」を徹底する学年です。

セカンダリー(小5~中2) 「幅広く学ぶ」

一生のうちで一番記憶力の良いこの時期に、幅広い知識・教養を身につけその知識をもとに、「思考」「推論」「表現」する力を、探究的な学びを通して培っていきます。

ターシャリー(中3~高3) 「深く学ぶ」

アイデンティティーの確立するこの時期に、自分の進みたい方向に向かってより専門的に学問を深めます。
高2までに高校課程を修了し高3時は大学進学に向けた学習を徹底します。
 
特に、セカンダリーでは週1時間の「探究」の授業が設けてあり、1年間かけてそれぞれのテーマをもとに「探究学習」を行い、年度末の開智発表会でプレゼンテーションを行っています。
開智小学校

同志社国際学院 初等部

同志社国際学院(DIA)は京都府木津川市の関西文化学術都市内にあります。
文部科学省から「教育課程特例校」の認定を受けたDIA初等部では、全授業の55%を英語で行っています。
また、国際バカロレアプログラムを取り入れた「探究型学習」にも力を入れています。
国際バカロレアとは、国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が提供する、国際的な教育プログラムのことです。
探究学習を取り入れことにより、単に教科書から知識を得るのではなく、自然・社会体験などさまざまな活動を通して、興味や関心、意欲を高めながら教科内容を学びます。
探究の授業は、全学年で週7~8時間設定されており、毎日たっぷりと行う「探究」の学習がカリキュラムの中心です。
一般の小学校に設置されている「生活科」「社会科」「理科」「総合的な学習の時間」は時間割の中にはなく、これらは全て「探究」の学習の中で深く学んでいます。
複数の教科を融合するようなテーマを設定し、子どもたちはその共通したテーマに沿って、お互いに協力、議論、ときには振り返りながら学習に取り組んでいます。
あくまでも競争ではなく協同する中で、自分とは違う意見と触れ合いながら、確かな学力を育くんでいるのです。
同志社国際学院 初等部

瀬戸市立にじの丘小学校

愛知県瀬戸市初の施設一体型小中一貫校として、小学校5校と中学校2校が統合し2020年4月に開校した「にじの丘学園」の小学校です。
学園教育目標に「学び、つながり、挑戦する9年間」を掲げています。
主体的な学びの実現のため、子ども自身による「課題発見」で次の学習行動に必然性を持たせ、今までの教科学習のような一方通行の学び方ではなく、より主体的、探究的に学べるような工夫をしています。
これは、社会で生きていくため、また、自分の価値を高めるためにも、自ら課題を見つけ、他者と協働しながら問題解決に取り組む能力が必須になると考えているからです。
にじの丘小学校では基礎基本の能力(知識、技能の習得)と応用力・対応力(実践的・体験的な活動)を同時に高める教育プログラムとして「協働型課題解決能力」の育成を目指しています。
 
・課題発見 社会的課題を捉える力
・協働 いろいろな人と目的を同じにして協力する力
・情報収集 必要な情報を集める力
・対話 誰とでも話し合う力
・表現 分かりやすく伝える力
 
これら5つの力を身につけるために、フィールドワークや異学年との取り組みを授業に取り入れながら、探究的に学習を行いより深い学びへと繋げています。
瀬戸市立にじの丘小学校

探究学習を取り入れているオンライン塾や団体

探究学習は教育機関だけが行っているわけではありません。
学習塾や団体でも探究学習を取り入れているところがあります。

tanQLABO(タンキューラボ)

通信教育タンキュークエストのオリジナル動画を使った探究型の学習塾です。
恐竜、宇宙、歴史、芸術、人体など、季節に合わせたさまざまなテーマ設定が、子どもの興味を増大させ、「知りたい!」「やりたい!」「なりたい!」の3つの心を育てることが可能です。
また、授業に応じたオリジナルのカードゲームで1人遊びや友だちとの対戦を通じて学問に親しみ、楽しかったという経験を積み重ねることで興味の幅を広げます。
tanQLABOタンキューラボ

a.school(エイスクール)

浴びる学びから、探す学びへと導くアウトプット型の探究学習塾です。
通塾もできますが、オンラインコースもあります。
知る・考える・動くのサイクルを回すようなたくさんのアウトプットプロジェクトがあり、年齢に応じた難易度の「実践する学び」が習慣になるような新しい学び場を提供しています。
エイスクールでの学びはすべて身の回りの世界に直結しています。
商売やものつくり、映像制作からデザイン、研究まで挑戦できるアウトプットの幅広さは随一です。
a.school(エイスクール)

探究って楽しい!

人生の問題において、答えは一つでないものばかりです。
今はグローバル化し、AI(人工知能)が当たり前の社会に変化しつつあります。
そんな社会の中で、今後は主体的に問題を見つけ出し、自分なりの答えを導き出しながら、新しい何かを創造する力が重要になってくるでしょう。
日常の中にある小さな疑問点から解決策を導き出す方法を楽しみながら見つける、それが探究学習なのです。
 
探究学習で、深い学びの楽しさを感じてみましょう!

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