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夏休みの自由研究を通して 子どもの生きる力を伸ばそう!

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夏休みの自由研究を通して 子どもの生きる力を伸ばそう!

夏休み。毎年のように自由研究が宿題として出される学校も多いでしょう。親としては、何をさせたらいいのか、どこまで手伝ったらいいのか、完成させられるのか…など少し不安に思う気持ちもありますね。ですが、せっかくの機会です!
今年はお子さん自身の力になるような取り組み方をしてみてはいかがでしょうか? 自由研究は、テーマを決めから仕上げまで、さまざまな工程がありますね。段階を踏みながら一つひとつ取り組んでいくことで、お子さんの問題解決能力を伸ばすことができます。
これからの時代を生きるために必要な問題解決能力を意識して、お子さんの能力を伸ばしていきましょう!

夏休み。毎年のように自由研究が宿題として出される学校も多いでしょう。親としては、何をさせたらいいのか、どこまで手伝ったらいいのか、完成させられるのか…など少し不安に思う気持ちもありますね。
ですが、せっかくの機会です! 今年はお子さん自身の力になるような取り組み方をしてみてはいかがでしょうか? 自由研究は、テーマを決めから仕上げまで、さまざまな工程がありますね。
段階を踏みながら一つひとつ取り組んでいくことで、お子さんの問題解決能力を伸ばすことができます。これからの時代を生きるために必要な問題解決能力を意識して、お子さんの能力を伸ばしていきましょう!
動画でも解説していますので、こちらもご覧ください!


お子さんを褒める機会がたくさんあります!

まずは取り組んでいる過程の頑張りを認めてあげましょう。すてきなテーマを見つけられたね、本をたくさん調べたね、さっきは集中していたね、字がきれいに書けてるね…など子どもの行動を些細なことでも認めてあげます。
さらに頑張っている部分はおおいに褒め、失敗しても笑顔で受け止め励ましましょう。どんな自分でも認めてくれるんだと感じられると、お子さんの自己肯定感はどんどん育まれていきます。


自由研究を飽きずに完成させるために、お子さまの興味関心のあることからテーマを探すとよいですね。

些細なことでも大丈夫。お子さんに考えてもらい、どんどん書き出してみましょう!
なかなかテーマが決まらないときは、インターネットや本の自由研究特集を参考にしてみると、「やってみたい!」と思えるものがあるはずです!

自分の興味のあることを可視化して、自分を知る手掛かりに!


思考を整理する手助けをしてあげましょう。
お子さんが考えた、気になるテーマを、紙やホワイトボードに書き出していくと、お子さん自身が自分の考えていることを客観的に見ることができます。自分を知ることにもつながりますね。
付箋に書き込んで紙に貼っていくのもおすすめです。関連する項目で並べ替えたり、関心の高い順に並べ替えたりと思考を整理するのに役立つでしょう。


お子さんの興味のあることを洗い出してから、探究できそうなキーワードを見つけて、内容を掘り下げていきましょう。
例えば…
自分でゲームをつくってみたい→ゲームの作り方?→プログラミングでゲームがつくれる?
空を飛べたら良いのにな→空を飛ぶ方法?→ドローンを使う?
お母さんが献立を考えるのが大変そうだ→簡単に献立が決まる方法があるかな?
テレビや授業で聞いたことがあるSDGsが気になる→SDGsってなんのこと?
キーワードを見つけたら調べていきます。
・本で調べる
・インターネットで調べる
・取材する
調べる上で気になることがあったらさらにどんどん調べていきます。
・なぜそうなるんだろう?
・これはどうなのかな?
・そうだとしたらこれに興味あるな
テーマについて深く考察することができ、後でまとめる時に活かされていきます。調べた上で分かったことは宝物!しっかりとメモしておこう!

期間は? 手法は? 必要なもの・材料は? 費用は? まとめ方は?
お子さん自身で考えるのが難しいようなら、一つひとつ大人と一緒に確認していくとよいですね。
夏休みの予定に合わせて計画を立ててみましょう。

自由研究を完成させるために、計画を立てると先の見通しも持てて、取り組みやすくなります。計画を立ててから物事に取り組む、ということは、この先も必要となる力ですね。

立てた計画が実現可能かどうか、さりげなくアドバイスをしてあげましょう。

いよいよ取りかかりましょう!
製作:作業中の様子の写真を撮っておく
本から調べる:参考にした本は、題名と書いた人をメモしておく。必要ならコピーも取っておく
実験をする、データを取る:正確な結果を記録しよう
インタビュー:前もって聞く内容を決めておく。必要なら相手に許可をもらい録音させてもらう。オンラインでのインタビューもよいでしょう。最後にお礼を言うのを忘れずに!

例えば失敗をしてしまったら…チャンスです!
もう一度やる時に気をつけることは何か、さらによくするにはどうするか、ちょっと難しそうだから少し内容を変えてみようか…? 失敗したら、次にもっとよくなるチャンスがあるということです! 試行錯誤することも大切。納得がいくまでやらせてみましょう!

お子さんの取り組む内容によっては、どうしても大人の手が必要な部分もあるかもしれませんね。「必要なら手伝うから言ってね」と、あらかじめお子さんに声をかけておきましょう。実際にお子さんから、助けを求められたら、どこを手伝ってほしいか具体的に聞き、頼まれた部分を手伝ってあげるとよいでしょう。また、新しい作業工程に入るタイミングで話し合う機会を持って、手伝う場所などをあらかじめ決めておくのも計画的でよいですね。

 

取り組んだ内容を、みんなに伝えられるようにまとめます。自分の伝えたいことを相手に分かりやすく見せるためにはどうしたらよいか、考えてみましょう。
 
1.A4~B4くらいの紙に、設計図を書くと、イメージがしやすいでしょう。タイトルや文章、写真や図を大体どの位置に入れるか? 考えていきます。
2.「調べた内容」「わかったこと」「工夫した点」「やってみた感想」を入れましょう。実験や製作に取り組んだ場合は、材料や手順も載せます。
台紙:模造紙、画用紙、スケッチブック、アルバムなど
素材:写真、パンフレット、資料のコピーなど
書くもの:鉛筆、マーカーなど
パソコンが得意なら、パソコンを使ってまとめるのも良いでしょう!Excelでグラフや表を作成する、Wordでテキストを作成する、など部分的に使用したり、PowerPointで画像も入れて見やすく作成したりできるので活用してみましょう。パソコンスキルは今後必ず活かしていけますね!

自分の伝えたい内容を、どのようにまとめたら相手に伝わるか。相手の立場になって物事を考えることで、自分を客観的に見る経験につながります。

まとめるのに必要な材料の準備を手伝います。慣れていないと、まとめるのは大変な作業です。適宜休憩を入れてあげたり、お子さんのやる気が無くなってきたと感じたら、手伝うところはないか、聞いてあげましょう。

親は適度な距離感でサポートしよう

お子さんが興味のあることを楽しくやり切ることができたか、が大切です。立派な完成品は求めず、やり切った満足感、充実感が得られる、よい経験になるよう、サポートできたらいいですね。
親としてどこまで関わるかは難しいところですが、お子さんに頼まれたら、一緒に楽しみながら少しずつお手伝いしてあげてよいのではないでしょうか。子どもが成長すると、一緒に何かをする機会は徐々に減ってきてしまうので、いっそ親子で貴重なひと時を楽しむ機会としてみましょう! その際は親がのめり込みすぎて、親の作品にしてしまわないように気をつけてくださいね。

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