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小学校入学前にできるようになっていた方が良い6つのこと〜後編〜

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小学校入学前にできるようになっていた方が良い6つのこと〜後編〜

前回の「小学校入学前にできるようになっていた方がいい6つのこと〜前編〜」に続き、後編です。
幼稚園・保育園とは違い、基本的に自分のことは自分で行えることが基本な小学校。できると思っていたら、意外とできなかった!ということがあるかもしれません。入学前に練習しておいた方がいいことをいくつか紹介します。
今回は以下の3つです。 ④立ったまま着替える⑤ランドセルを背負ったままレインコートを着る⑥ご飯や汁物を配膳する

前回の「小学校入学前にできるようになっていた方がいい6つのこと〜前編〜」に続き、後編です。
幼稚園・保育園とは違い、基本的に自分のことは自分で行えることが基本な小学校。できると思っていたら、意外とできなかった!ということがあるかもしれません。入学前に練習しておいた方がいいことをいくつか紹介します。今回は以下の3つです。 
④立ったまま着替える
⑤ランドセルを背負ったままレインコートを着る
⑥ご飯や汁物を配膳する

③立ったまま着替える

体育の授業の時には体操着に着替えます。体操着を机の上に出し、机の近くに立ったまま着替えます。座って着替えることはあまりしません。スペース的に難しかったり、時間がかかってしまったりすることが主な理由です。
あと、私個人的には、教室の床がそれほど常にきれいではないということも、立って着替えられたほうがいい理由の一つになっています。
上半身は立ったまま着替えるのは簡単だと思いますが、スボンはなかなか難しいですね。脱ぐ時はまだしも、履く時は片足でバランスをとって履く必要があります。練習をすれば、すぐにできるようになるかと思いますが、どうしても難しい場合は、どこかに寄っかかったり、椅子に座ったりして着替えられるように練習をしておくといいと思います。
同じように靴も腰をおろすことなく、脱いだり履いたりすることができるといいですね。学校の昇降口は一人一人座るスペースもなく、多くのお子さんが出入りするので、立ったまま脱いだり履いたりできると、学校の出入りもスムーズにできます。
また、6月頃には水泳の授業も始まります。4月当初から水着を着る練習はしなくてもいいと思いますが、水泳の授業が始まる前には、立って着替えられるようになっていることが大切です。水着は裸になってから着ます。
裸でどこかに腰をおろして着替えるのは衛生面でも心配があります。水着も体操着と同様、授業が始まる前に練習しておくと安心です。

⑤ランドセルを背負ったままレインコートを着る

ランドセルを背負ったまま着ることのできるレインコートがあります。まだ体も小さく、大きいランドセルを背負って傘をさしていても、ランドセルはびしょ濡れになってしまいますよね。それを防ぐためにも、とてもいいアイテムだと思います。
入学式の次の日に雨が降った年がありました。多くの子が、そのようなレインコートを着て登校したのですが、学校に着いてからが大変。ランドセルが大きくて脱ぐ時に引っかかってしまい、一人で思うように脱げないのです。
その時は友達同士やお手伝いにきてくれた6年生の手も借りて、なんとか脱がすことができました。脱いだレインコートはびしょびしょにぬれていましたので廊下のフックにかけておきましたが、学校によってはスペース的にロッカーにしまうところもあるかと思います。ぬれたレインコートを畳んでしまうということもなかなか難しいですよね。
そして、下校の時にそのレインコートを着て帰ろうとするけれど、また、ランドセルが引っかかって一人では着られない子が多く、みんなでフォローし合うという…。
レインコートはお子さんやランドセルが濡れないのでとても便利なのですが、見落としがちなのは、お子さん一人で扱うのが難しいということです。
ランドセルを背負ったままレインコートを使う時には、事前に着たり脱いだりする練習をしておきましょう。そして、脱いだレインコートをどのように扱うかもお子さんと決めておくといいと思います。レジ袋や何か濡れても大丈夫な袋にタオルを入れて持たせ、レインコートを脱ぐ前にそのタオルで軽く拭いてから脱ぐ→脱いだらその袋の中にタオルと共に入れる→先生が指定した場所や自分のロッカーに置く、というのがおすすめです。
こうすることで、レインコートでお子さん自身が困ることが減り、雨でも濡れずに登下校できるようになります。

⑥ご飯や汁物を配膳する

学校が始まってしばらくすると、給食が始まります。給食当番になると、みんなの給食を準備する側になりますね。給食当番をするときに、しゃもじの使い方、お玉の使い方に慣れていると安心です。
ご飯の場合、言わずもがな利き手ではない方の手で食器を持ち、利き手でしゃもじを持って、ご飯をよそいます。この時にご飯を少しほぐしてよそう、ちょうどいい量に調整する…しゃもじですくう力加減も、強すぎるとご飯粒を飛ばしてしまったり、弱すぎると少ししかすくえなかったりしますので、ちょうどいい力の入れ具合というのも、慣れてくれば自ずと身についてくることかと思います。
汁物も同様です。具が下の方にしずんでいることが多いので、下からかき混ぜて、お玉ですくい、食器を持っている手に汁がかからないように入れる…かなりの集中力が必要です。
給食が始まってすぐは、先生や給食の担当の方などがフォローしてくれますが、食器を持たず重ねてあるところに直接ご飯を入れたり、汁物の上澄みだけをいれたり、手に汁物がかかって温度に驚いて食器を落としたり…という姿は少なからずあります。
お家で余裕のある時に、ご飯や汁物の配膳のお手伝いを経験させてあげると、給食当番をするときも安心です。ぜひお休みの日や、まだ給食が始まっていない時期にお手伝いをさせてあげてくださいね。

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