検索

小学校入学前にできるようになっていた方が良い6つのこと〜後編〜

学校生活
公開日:2025年5月16日 更新日:2025年5月16日
小学校入学前にできるようになっていた方が良い6つのこと〜後編〜

前回の「小学校入学前にできるようになっていた方がいい6つのこと〜前編〜」に続き、後編です。
幼稚園・保育園とは違い、基本的に自分のことは自分で行う小学校。

できると思っていたら、意外とできなかった!ということがあるかもしれません。

入学前に練習しておいた方がいいことをいくつか紹介します。
今回は以下の3つです。

④立ったまま着替える

⑤ランドセルを背負ったままレインコートを着る

⑥ご飯や汁物を配膳する

④立ったまま着替える

体育の授業の時には体操着に着替えます。体操着を机の上に出し、机の近くで立ったまま着替えます。
座って着替えることはあまりしません。スペース的に難しかったり、時間がかかってしまったりすることが主な理由です。
また、教室の床がそれほど常にきれいではないということも、立って着替えられたほうがいい理由の一つになっています。

上半身は立ったまま着替えるのは簡単ですが、ズボンなどはなかなか難しいですね。
脱ぐ時はまだしも、履く時は片足でバランスをとって履く必要があります。
練習をすれば、すぐにできるようになりますが、どうしても難しい場合は、どこかに寄りかかったり、椅子に座ったりして着替えられるように練習をしておくといいですね。

同じように、靴も腰をおろすことなく、脱いだり履いたりすることができるといいでしょう。
学校の昇降口は一人一人座るスペースもなく、多くのお子さまが出入りするので、立ったまま脱いだり履いたりできると、学校の出入りもスムーズにできます。

また、6月頃には水泳の授業も始まります。水泳の授業が始まる前には、立って着替えられるようになっていることが大切です。水着は服を脱いでから着るため、床に腰をおろして着替えるのは衛生面でも心配があります。
水着も体操着と同様、授業が始まる前に練習しておくと安心です。

⑤ランドセルを背負ったままレインコートを着る

ランドセルを背負ったまま着ることのできる、後ろに布を多めにとってあるレインコートがあります。
まだ体も小さく、大きいランドセルを背負っている1年生は、傘をさしていても、ランドセルはびしょ濡れになってしまいますよね。
それを防ぐためにも、とてもいいアイテムです。

ただ、脱ぎ着に注意が必要です。
雨に濡れた後、ランドセルに引っかからずに脱げるのか、濡れたレインコートはどのようにたたんで、どこにしまっておくのか。
学校によってはロッカーにしまうところもあるでしょう。

ぬれたレインコートをたたんでしまうということも、1年生にとっては難しいかもしれません。
レインコートはお子さまやランドセルが濡れないのでとても便利ですが、子ども一人で扱うのが難しいことは念頭に置いておきましょう。

ランドセルを背負ったままレインコートを使う時には、事前に着たり脱いだりする練習をしておきましょう。
そして、脱いだレインコートをどのように扱うかもお子さんと決めておくといいですね。

レジ袋など濡れても大丈夫な袋にタオルを入れて持たせ、
レインコートを脱ぐ前にそのタオルで軽く拭いてから脱ぐ

脱いだらその袋の中にタオルと共に入れる

先生が指定した場所や自分のロッカーに置く
というのがおすすめです。

こうすることで、レインコートでお子さま自身が困ることが減り、雨でも濡れずに登下校できるようになります。

⑥ご飯や汁物を配膳する

学校が始まってしばらくすると、給食が始まります。
給食当番になると、みんなの給食を準備する側になりますね。
給食当番をするときに、しゃもじの使い方、お玉の使い方に慣れていると安心です。

ご飯の場合、利き手ではない方の手で食器を持ち、利き手でしゃもじを持って、ご飯をよそいます。
この時にご飯を少しほぐしてよそう、ちょうどいい量に調整するなど、気を付けることがたくさんあります。
最初は難しくても、しゃもじですくう力加減など、慣れてくれば自ずと身についてきますよ。

汁物も同様です。具が下の方に沈んでいることが多いため、下からかき混ぜて、お玉ですくい、食器を持っている手に汁がかからないように入れる…かなりの集中力が必要です。
給食が始まってすぐは、先生や給食の担当の方などがフォローしてくれますが、食器を持たず重ねてあるところに直接ご飯を入れたり、汁物の上澄みだけをいれたり、手に汁物がかかって温度に驚いて食器を落としたり…ということは少なからずあります。

家庭で余裕のある時に、ご飯や汁物の配膳のお手伝いを経験させてあげると、給食当番をするときも安心です。
ぜひお休みの日や、まだ給食が始まっていない時期にお手伝いをさせてあげてくださいね。

related関連記事

上に戻る