【最先端教育レポート】インドネシアと日本を繋ぐオンライン教育!
2021年2月16日にインドネシアの孤児院の子どもと宮城県富谷市の小学生を繋ぐオンライン授業が株式会社ニットによって実施されました!小学生は3クラス約90名が参加し、インドネシアからも4名の子どもが参加しました!
みらいいがその模様を取材しましたので、当日の様子と参加者の声をご紹介します!コロナ禍で一気に加速したオンライン教育。そのなかでも今回の取り組みは最先端の取り組みです!
最先端のオンライン教育がどのようなことをしているのか、どうぞご覧ください!
2021年2月16日にインドネシアの孤児院の子どもと宮城県富谷市の小学生を繋ぐオンライン授業が株式会社ニットによって実施されました!
小学生は3クラス約90名が参加し、インドネシアからも4名の子どもが参加しました!
みらいいがその模様を取材しましたので、当日の様子と参加者の声をご紹介します!
コロナ禍で一気に加速したオンライン教育。
そのなかでも今回の取り組みは最先端の取り組みです!
最先端のオンライン教育がどのようなことをしているのか、どうぞご覧ください!
イベント情報
◆実施日
令和 3 年 2 月 16 日(火)10:25 ~ 11:10
◆実施校
宮城県富谷市立あけの平小学校第 6 学年
◆開催目的
ICT教育環境を活用し海外の様子をリアルタイムで感じることで、子どもたちの興味関心を高めます。興味を持つことで、授業を主体的・対話的なものとし、深く効果的な学びとなることが目的です。GIGAスクール構想に基づく新しい取り組みです。
◆主な内容
インドネシアにいるニットメンバー、インドネシアの孤児院の子どもたちと富谷市立あけの平小学校の子どもたちをオンラインで繋ぎ、現地の子どもたちと触れ合います。生活や食べ物、学びといった身近な話題がクイズ形式で出題されました。45分間の異文化交流の中でインドネシアの様子を知り、海外への興味を深めるよい学びの時間となりました。
①導入(学校の先生より通常の授業)
東南アジアについてイメージしよう!
②中継(ニットのインドネシアのメンバーを繋いだ授業)
◆多様な働き方「リモートワーク」とは?
◆4,819 km離れたインドネシアから届ける現地の様子
・インドネシアの生活、雰囲気、食べ物は?
・同年代の子どもたちの様子、考えていること、学びをしているのか?
・宗教(イスラム教)って、どういう宗教?生活にどういう影響?
◆現地の子どもたちとの交流
③まとめ
質問をしてオンラインコミュニケーションを図る
◆登壇者
・株式会社ニット 小澤美佳
2008年に株式会社リクルート入社。中途採用領域の代理店営業、営業マネージャーを経て、リクナビ副編集長として数多くの大学で、キャリア・就職支援の講演を実施。2018年 中米ベリーズへ移住し、現地で観光業の会社を起業。2019年にニットに入社し、カスタマーサクセス、営業を経て、現在、広報に従事する傍ら、オンラインでのセミナー講師やイベントのファシリテーターを担当。副業で嘉悦大学の大学講師。キャリアや就職などに関する授業を担当。今まで世界66カ国を旅していた。
・株式会社ニット 田崎起子
現在は世界制覇を目指してボランティアしながら127ヶ国を訪問中。未承認国家も含む220ヶ国の訪問を終えたら、アフリカでHIV孤児のための総合施設を設立するのが目標。それを実現する方法を探していた時にニットと出会う。目標に向かい現在ディレクターとして、インドネシアで働いている。
イベント内容
最初は挨拶から!
富谷市立あけの平小学校の子どもたちは少し照れながらも手を振りながら「こんにちは!」とクラスごとにあいさつをしました。ここからオンラインでの国際交流のスタートです。
インドネシアについてのクイズ!
インドネシアについて具体的にイメージできるよう、インドネシアの位置、国旗、料理についてのクイズが出題されました。
続いてニットの小澤さんと田崎さんへとバトンタッチ!
東京にいる小澤さんから、インドネシアで働く田崎さん、そしてリモートワークについての紹介がありました。
インターネットを活用することで、会社以外の場所でも仕事ができるようになる「リモートワーク」。旅行をしながら、また家族と一緒にいながら仕事ができるようになるなど自分らしい生き方、働き方が選択できるようになることを紹介していました。
4,819 km離れたインドネシアから届ける現地の様子を田崎さんが紹介してくれました!
クイズ形式で一年中夏というインドネシアの気候や近代的な高層ビルが立ち並ぶ首都ジャカルタの様子、インドネシアの民族や宗教などについて学びました。ジャカルタの地下鉄は日本の協力によってできているなど日本とインドネシアの繋がりについても紹介されました。
インドネシアは東南アジアにあり約13,000もの島々で成り立っている国です。首都ジャカルタのような近代的な都市がある一方で、パプア島のような自然豊かで水道や電気といったインフラが整っていない地域もあります。このような地域に文化や宗教が異なる多様な人々が暮らしていて、違いがあっても仲良く暮らしている様子を学びました。
子どもたちにとって、「世界には自分と全く違う暮らしをしている人たちがいる」ということについて考えるきっかけになったことでしょう。
現地の子どもたちの紹介!
現地のディランさん、リナさんが学習の様子やイスラム教徒のお祈りの様子を紹介してくれました。
※イスラム教徒・・・・1400年前にアラビア半島で始まった教えで、この世に唯一の神(アッラー)を信じて、神の教えを日々実践して生活する世界で18億人以上いる人々のこと
ジャカルタではコロナ禍の影響で学校が再開されておらず、すべてオンラインで授業を受けています。宿題や質問もすべてオンラインで行っていて、先生とはいつでも連絡が取りあえるようになっています。
ジャカルタはムスリム(イスラム教徒)が多い地域です。ムスリムにとって生活の一部となっているイスラム教のお祈りの様子も実際にやって見せてくれました。朝5時から夜7時にかけて1日5回、神様がいる方向に向かって行います。お祈りの時は目以外が隠れているお祈り用の服に着替えて行います。
質問タイム!
日本の子供たちからさまざまな質問が飛び出しました。
日本のアニメって知っていますか?
ー最近のものより少し昔のものが好きです。ハンター×ハンターが好きです。鬼滅の刃もとても人気があります。
インドネシアにはどんな教科がありますか?
-日本とほとんど同じで、英語や国語や算数などを習っています。
日本の食べ物で好きなものはありますか?
ーオムライスが好きです。
朝起きるは大変じゃないですか?
ー習慣になっているので辛くないです。お祈りしたいので、早く起きたいと思っています。
最後にお互いの言葉で「ありがとう」!
インドネシアの言葉で「ありがとう」は「てれまかしー」です。お互いに感謝を伝え合って異文化交流が終了しました。
参加者の感想
◆先生たち
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子どもたちは何となくしか分かっていなかったインドネシアについて、様々なことを学びました。子どもたちは、今回やや受け身の様子でしたが、回数を重ねる中で、より主体的に関われるようになるのかなと思います。
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子どもたちは日本から出たことがなく、外国の方との関わりも少ないため、海外の暮らしや文化について触れる機会があまりありません。キャリア教育の観点からも、世界で活躍する日本人の姿を見たことで、将来の可能性が広がったのではないかと感じています。
また、子どもたちよりも大人が楽しめたのではないかと、授業参観に来ていた保護者の方も喜んでいました。
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◆お子さん(小学校6年生)たち
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日本とインドネシアの関係がとても強いことに驚きました。地下鉄だったり、日本の国旗があったり。日本のまんがを読んでいると聞いて、ちょっとうれしかったです。大人になったら、日本と深いかかわりのある国に行ってみたいです。
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インドネシアは一年中、夏だなんてびっくりしました。一つの国なのに、宗教がちがっておもしろいと思いました。お祈りを1日で5回もするなんてすごいです。
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今まであまり海外に関心がなかったけれど、今回の授業で、日本以外の国の文化も知りたいな、と思えるようになりました。だから、大人になったら色々な国に行ってみたいです。
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田崎さんの話を聞いて、インドネシアのことがすごく分かったし、インドネシアに行ってみたいと思えました。インドネシアの方に、もっと質問したかったですし、もっと私たちのことも聞いてほしいと思えました。すごく楽しかったです。本当にありがとうございました。
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インドネシア在住の子どもたちよりメッセージ
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◆16歳 高校1年生 ディランちゃん
日本が大好き。日本はインドネシアよりもいい国。日本かオーストラリアの大学に行く夢を持って英語と日本語を勉強しています。 みんなと交流して、日本の大学に進みたい気持ちが強くなりました。今度はもっと日本語でみんなと話をしたいです!
◆16歳 高校1年生
日本語はわからないけど、これから勉強したいと思いました!
◆9歳 小学校3年生
「ありがとう」って「てれまかしー」なんですね。友だちに日本の友だちから習ったって自慢します!
◆6歳 小学校1年生
好きなお菓子はなんですかって聞きたかったです。ありがとうは覚えたよ!
イベントを通して
45分間という時間でしたが、インドネシアについてさまざまなことを知ることができた素晴らしい取り組みでした。
これまでの教室内だけで完結する授業ではなく、現地の子どもたちを通して異文化に触れた経験は子どもたちに深い学びや気づきを与えてくれました!
また、海外と日本のつながりを知るだけででなく、リモートワークを通して現地で働く日本人とコミュニケーションを取ることで、子どもたちの異文化や海外への興味関心が高まっただけでなく、将来どこでどんな仕事をどのようにしていくかについて、多様な選択肢があることを提示できたのではないでしょうか。
ICT教育環境を活用したこうした取り組みには多くの可能性があります。多様性が求められる社会で生きていく子どもたちにとって、海外の異文化や新しい働き方などを知る機会は今後ますます重要になります!
みらいいは子どものみらいを切りひらくメディアとして、子どもたちが持つ可能性の支援や学びの機会の提供を行うとともに、子どもたちが取り組むイベントやワークショップへの協力や取材を行い、その模様をみらいいにおいて紹介しております。
今回のインドネシアの孤児院の子どもと宮城県富谷市の小学生を繋ぐオンライン授業につきましても、小学生がICTの教育環境を活用して最先端の授業を行うという点に共感し、みらいいで紹介しました。みらいいでは引き続き、子どもが中心となっているイベントや、SDGs達成に向けた取り組みをしているイベントを取材しますので、企業や団体あるいは個人の方でも取材のご依頼をお待ちしております。
・株式会社ニット
5年前、テレワークを前提に創業し、現在400人のメンバー全員がテレワークで勤務中。
創業時より培ってきたテレワークのノウハウを元に社外・社内向けに様々なオンラインイベントを実施。その実績を活かし、今回は富谷市のオンライン授業をフルサポート。
みらいいではその他にもこのような取材も行っています!
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