【プログラミング体験レポート】プログラミング未経験の小学生がゲームを作った!
小学4年生のプログラミング未経験の女の子に約1時間、オンラインでプログラミングを体験してもらいました。
小学生の子どもがいる、もしくはこれから子どもが小学校入学を控えるお母さんやお父さんは、「プログラミングが必修化になったみたいだけど、実際どんなものなんだろう…」「 プログラミングって英語で書くやつだよね?なんだか難しそう…」とお考えの方はぜひご覧ください!
小学生の子どもがいる、もしくはこれから子どもが小学校入学を控えるお母さんやお父さんは、
プログラミングが必修化になったみたいだけど、実際どんなものなんだろう… プログラミングって英語で書くやつだよね?なんだか難しそう…など、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
ということで今回は、
「プログラミング未経験の子どもが初めてプログラミングでゲームを作った!」
小学4年生のプログラミング未経験の女の子に約1時間、オンラインでプログラミングを体験してもらいました。
実際の様子はこちらをご覧ください!
そもそもなぜプログラミングが注目されているの?
近年プログラミングスクールが急増しており、「保護者の間で話題になった習い事ランキング」、「子どもにさせたい習い事ランキング」で1位を獲得するなど、人気が急上昇しています。
参照:「プログラミング教室」が1番に。2018年に話題になった子どもの習い事、2019年にさせたい習い事
これは単なるプログラミング教育必修化という理由だけではなく、“仕事の変化“にも関係しています。
『今後10~20年程度で、アメリカの総雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高い』
マイケル・A・オズボーン氏(オックスフォード大学准教授)
『2011年度にアメリカの小学校に入学した子供たちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう』
キャシー・デビッドソン氏(ニューヨーク市立大学教授)
など、アメリカだけではなく世界的に急速なグローバル化に伴い将来の選択肢や必要な能力が変化していて、そのためにプログラミングを通して身につけられる考え方や能力が求められています。
小学校ではコーディングはしない
これから必要な能力ということはわかるけど、小学校の早い段階からプログラミングをするって、難しくないのかな?と思われる方もいると思います。確かに大人がやるような黒背景に英語がずらーっと並んでいるようなプログラミングは小学生の段階からすると早すぎます。
ですので、小学校の段階としてはいわゆるコーディング(上記画像のもの)はせず、ビジュアルプログラミング言語(本来コードで書かれるものをブロックなど、グラフィックに置き換えたもの)を使用することを主としています。
実際にどのようなことを取り組んだのか
今回はそのビジュアルプログラミング言語の「Scratch」を利用しました。
Scratchを詳しく知りたい方はこちら!
まずは、実際に取り組む「プログラミング」とはなにかを説明し、取り組む上で一番大事な『たくさん失敗すること』の重要性を理解するところからスタートしました。
その後はいよいよプログラミングの実践スタート!
流れとしては、
①まず遊んでもらう
↓
②課題に挑戦する
↓
③自分なりにアレンジしてみる
という形で取り組んでもらいました。
①まず遊んでもらう
「シューティングゲーム」を題材にして、まずはゲームを遊んでみることから始めました。
自分はロケットの操縦士。横に動くコウモリをよけて上の土星までたどり着くことができるか、というゲームです。
簡単ではないゲームですが、はじめに話した通りたくさん失敗しながらなんとかクリア!
②課題に挑戦する
その後プログラミングの基礎を学び、いよいよ課題に挑戦。
これまで横に動いていたコウモリを真ん中にストップさせるプログラミングを作ります。
Q.コウモリが真ん中にいるという状態を変えずに、このゲームをクリアするとしたらどんなルール(プログラミング)を付け加えますか?※現状このロケットは上と下にしか動くことができません
お気づきかと思いますが、この問題の正解は1つではありません。
・ロケットからビームを出してコウモリを倒す
・土星を動かせるようにする
など、何通りもあります。
今回は、
「ロケットを横に動かす」
「レインボーのアイテムを自分で作って、そのアイテムを拾ったらコウモリに当たっても大丈夫というルールを作る」
という素晴らしいアイデアを出してくれたので、1つ目の「ロケットを横に動かす」というプログラムを一緒に作りました。
自分で考えたものを頭の中でイメージしながらロケットを右と左に動かすプログラムを作っていき、見事クリアできました!※中学校1年生の数学で習うX座標やY座標もゲームを通して学べばすぐに覚えます
③自分なりにアレンジしてみる
そして最後は自分がやりたいことを自由にやってもらいました。
今回は「自分で絵を描いてそのキャラを動かしたい」ということだったので、
UFOの絵をゼロから自分で描き、ロケットの代わりに自分が描いたUFOでゲームをクリアするということができました。
ここで体験は終了。
1時間という短い時間ながら、
・プログラミングの理解
・ゲームをやる
・課題に挑戦する
・自分で絵を描いて、そのキャラを動かす
ということができました。
取り組んだ感想
お子さまの感想
-プログラミング初めてやってみてどうだった?
とっても面白かった!
-どんなところが面白かった?
自分でキャラクターを描いたところ!
保護者の方の感想
-お子さまが取り組む姿見ていかがでしたか?
まず、自分の娘がこんなにできるんだ!という驚きと、取り組みを見ていて答えが一つじゃなく、自由な発想で形にしていくというのが良いなと思いました。
-元々プログラミングに対してはどんな印象でしたか
プログラミングと言えば英語のコードを書くみたいな難しいイメージがありましたが、娘が自分で考えてサクサク進んでいるのを見て、とても身近に感じました!
プログラミングによって身につけられる力
最後にプログラミングを通してどんな力が身につくのか。
特に今回の取り組みを通しては、冒頭にも話した前向きに失敗できる力、難しい課題に対してどうやったらクリアできるか、楽しみながらゴールから逆算して考えることができる論理的思考力、そして正解が1つじゃないからこそ発揮される発想力などが身につきます。
今回は初めてとは思えないほどの理解力と思考力を持ち合わせていたお子さんだったので、非常にサクサク進んでいきました。
Scratchは誰でも無料で遊べるプログラミング言語なので、興味ある方は一度始めてみてはいかがでしょうか。
ちなみに今回作ってくれた元のプログラムはこちらです!
ぜひやってみてください。
https://scratch.mit.edu/projects/418720529/
みらいい編集部 兼 プログラミングスクール講師/齊藤陸
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