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小学校のScratch(スクラッチ)授業実例3選!

プログラミング
小学校のScratch(スクラッチ)授業実例3選!

「小学校でScratchが導入される理由は?」「授業ではどのように使われているの?」プログラミング教育必修化がスタートしても、まだまだわからないことだらけですよね。
そこで今回は、小学校のScratch授業実例をリサーチしました!

「小学校でScratchが導入される理由は?」
「授業ではどのように使われているの?」
上記のようにお考えのお父さん・お母さんは、多いのではないでしょうか。
プログラミング教育必修化がスタートしても、まだまだわからないことだらけですよね。
そこで今回は、小学校のScratch授業実例をリサーチしました!

小学校のプログラミング教材として使われるScratch(スクラッチ)とは?

Scratchとは、アメリカ・マサチューセッツ工科大学の「メディアラボ」が公開しているビジュアルプログラミング言語です。
ブロックを繋ぎ合わせるという感覚的な操作で、プログラムを作ることができます。
とくに8~16歳向けにデザインされていて、初心者や幼い子どもでも楽しみながらプログラミングに慣れ親しめるのがポイント。
150以上の国と地域で利用され、日本の小学校のプログラミング教育としても導入されています。
Scratchについてより詳しく知りたい人はこちらをご覧ください!

多くの小学校でScratch(スクラッチ)が導入される理由

Scratchはプログラミング教育必修化により、多くの小学校で導入されています。
プログラミング教育の情報を紹介している「未来の学びコンソーシアム」を見ると、30以上の実例が掲載されています。
ここでは、多くの小学校でScratchが導入される理由について迫っていきましょう。

無料で専門知識がなくても活用できる

Scratchは全ての機能を無料で活用でき、気軽に使えるプログラミング教材です。
パソコンやタブレットなど必要な機材があれば、誰でも利用できます。
サイトにアクセスして「作る」「見る」などしたいことをクリックすると、すぐに使うことが可能です。
▼「作る」をクリックした場合


難しい設定や専門知識がなくても活用できるのが、Scratchの魅力です。

子どもが取り組みやすいビジュアルプログラミング言語

Scratchは、命令が書かれたブロックを組み合わせるだけでプログラムを作れます。
そのプログラムの動作確認も画面上で簡単にでき、子どもでも取り組みやすい仕様になっています。

専門知識がなくても感覚的にできるのが楽しいです♪
自分が意図する動きができなくても、他のブロックで試してみたり、数やセリフを変えてみたりと試行錯誤を重ねる過程も楽しめるでしょう。
また実際python(パイソン)というプログラミング言語との画面の違いを見ると一目瞭然です。

明らかにScratchは子どもにも取り組みやすい仕様になっていることがわかりますね。

基本から高いレベルまでチャレンジできる

Scratchは誰でも手軽に使用でき、プログラミングの基礎を感覚的に学べます
基礎的なことを学んで物足りなくなってきたら、高いレベルの作品にチャレンジすることも可能です。
実際、みらいいチャンネルでも、基礎編から応用レベルの作品を紹介しています。
また、Scratchで公開されている作品を覗くと、数々の高レベルなゲーム・アニメたちに出会えます。
学年やレベルに合わせて使用しやすいので、小学校でも使いやすいのではないでしょうか。

オフラインでも使用できる

Scratchはオフラインでも使用でき、インターネット環境がない場所でも使用可能です。
パソコンにScratchをインストールすれば、インターネット環境を気にすることなく、どの教室でも使用できるのは、大きなメリットといえますね。
Scratchのオフライン版について詳しく知りたい人はこちらをご覧ください!

【学年別】小学校でScratch(スクラッチ)を導入した授業事例

Scratchは小学校で使いやすい特徴がたくさん!
そんなScratchは、小学校ではどのように使われているのでしょうか。
ここでは、小学校でScratchを導入した授業例をご紹介します。

低学年:音楽の授業

引用元:未来の学びコンソーシアム

小学校2年生のScratchを使用した事例は、音楽の授業に組み合わせたものです。
子どもたちは、自分たちで考えたリズムをScratchに入力して試しながら、より面白いリズムになるように工夫。
「お祭りのようににぎやかな感じ」など、自分の考えるリズムになるようにScratchを使って試行錯誤を重ねます。
最終的にはグループごとに作ったリズムを発表し、お互いの作品の良さや面白さを聞き合います。
子どもたちは、自分の考えたリズムを作って試すことができ、授業を楽しんでいたようです。
こんな授業なら、楽器や歌が苦手な子でもScratchを使えば自分の思うリズムを作れて、プログラミングにも慣れ親しめますね。
出典:くりかえしをつかってリズムをつくろう|未来の学びコンソーシアム

中学年:社会の授業

引用元:未来の学びコンソーシアム

小学校4年生の社会の授業では、Scratchを使って都道府県を見つけるという事例があります。
都道府県の特徴が書かれたブロックを3つ以上繋げて、意図する都道府県を特定します。
見つけるためには、地図帳を見ながら特徴の組み合わせを試行錯誤。
特徴を組み合わせることで、それぞれの都道府県について詳しくなることもできます。
授業を終えた子どもの中には、「続きをやって都道府県全部を見つけたい」と意欲的な感想を述べた子もいたようです。
ゲーム感覚で都道府県について学べるのがいいですね。
出典:ブロックを組み合わせて47都道府県を見つけよう|未来の学びコンソーシアム

高学年:算数の授業

引用元:未来の学びコンソーシアム

小学校6年生の算数の授業では、Scratchを使って正多角形をかく事例があります。
正多角形の性質を振り返った上で、Scratchを使って正方形や正三角形、正六角形を作成。
その際に、正六角形をかこうとしたら正三角形になったことや、どうしたら正しくかけるのかなどをみんなで話し合い、方法を共有することも促します。
Scratchを使うと、正三十六角形のようなはじめてかく多角形もきれいにかけて、手でかくのとはまた違った発見が子どもたちにはあったようです。
手でかくのとは違った方法を使うことで、多角形の性質についてより学びを深められます。
出典:正多角形をプログラムを使ってかこう(杉並区立西田小学校)|未来の学びコンソーシアム
さらに詳しい算数の授業例はこちら

おわりに

Scratchは、多くの小学校で導入されていて、誰でも気軽に使えます!
子どもに「プログラミング教育に触れされたい・慣れさせたい」と考えるお父さん・お母さんは、ぜひ家庭でも始めてみてはいかがでしょうか。
オンラインやオフライン、アカウント登録する・しないも自由に選べるScratchで、プログラミングを楽しんでみてください。

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