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チェック!「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」の取り組み事例

社会・SDGs
公開日:2021年7月3日 更新日:2024年10月15日
チェック!「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」の取り組み事例

「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」の取り組み事例が知りたい!SDGs(エスディージーズ)に積極的な姿勢を持っているお母さん、お父さんなら、上記のように考え、いろんな情報を集めているのではないでしょうか。
今回の記事では、「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」の取り組み事例を紹介します。

SDGs 8.働きがいも、経済成長も」の取り組み事例が知りたい!
SDGs(エスディージーズ)に積極的な姿勢を持っているお母さん、お父さんなら、上記のように考え、いろんな情報を集めているのではないでしょうか。
今回の記事では、「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」の取り組み事例を紹介します。
併せて現状や課題も解説するので、SDGsに対する理解を深めたい人はぜひチェックしてみてください。

取り組み事例を見る前に!「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」とは?

まずは、「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」とはどういう目標なのかをチェックしておきましょう。

ディーセント・ワークと経済成長の実現を目指す

「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」は、ディーセント・ワークと経済成長の実現を目指すための目標です。
ディーセント・ワークとは、働きがいのある人間らしい仕事のこと。
単純に働くだけではなく、人の権利が守られつつ、十分な収入が得られて安定した生活を送ることができる…そんな仕事がディーセント・ワークです。
また、経済成長の実現では、経済の発展と環境保護の両立が重要だと考えられています。
 
「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」は、

  • 世界中の人々が人間らしい働き方で、安定した生活を送ることができる
  • 環境を守りながら経済を発展させ、持続可能な経済成長の仕組みを作る

を目標に掲げています。
「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」の詳しい解説はこちら!
【SDGs 8.働きがいも、経済成長も】とは?事例と家でできること

取り組み事例の前に確認!「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」の現状

 
続いて、「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」に関する現状も、チェックしておきましょう。

世界の失業率は5%

国際労働機関(ILO)によると、2018年の世界の失業率は5%ということが明らかになっています。
失業者の数は1億7,200万人になっていて、今後2年あまりはこの状況が続くと予想されています。
出典:世界の雇用及び社会の見通し‐動向編2019年版:ILO新刊:世界の雇用の主な課題は劣悪な労働条件
しかし、2020年に入り世界中に脅威をもたらした新型コロナウイルスにより、経済状況は悪化。
失業率の予測を覆して、失業者の数は増加傾向にあります。
日本でも企業の倒産や失業する人が相次いでいますよね。
経済を回復するための施策や失業者への対応が行われていますが、失業率の先行きは未だ不透明であるといえます。

児童労働に携わる子どもは多い

世界には、児童労働に携わる子どもが多く存在しています。
児童労働とは、15歳未満(途上国は14歳未満)の子どもが大人と同じような条件で働くことを指します。
児童労働に携わる子どもは、低賃金・無給で働いたり、心身の発達を遮るような危険な労働を強いられていたりすることも珍しくありません。
こうした児童労働の子どもは、世界に1億5,200万人いると言われていて、そのうちおよそ7,300万人は危険を伴う仕事を行っているのが現状です。
(出典元:児童労働|子どもの保護|ユニセフの主な活動分野|日本ユニセフ協会
「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」の実現には、児童労働の問題を解決することも必要です。

「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」の世界や日本の取り組み事例

「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」の概要や現状を把握したところで、さっそく取り組み事例を見ていきましょう。
これから、世界や日本で「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」の実現のために行われている取り組み事例を紹介します。

国際労働機関(ILO)

国際労働機関(ILO)は、ディーセント・ワークの実現に向けて、以下のような取り組みを進めています。

  • 各国の実情に応じた計画を掲げ、支援を提供
  • 児童労働に対するプロジェクトの実施
  • 社会的保護の拡大
  • 雇用集約型投資
  • 労働条件の改善を促すプログラム(ベターワーク)

出典:ディーセント・ワーク(ILO駐日事務所)
どの取り組みも、「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」の実現に近づく大きな取り組みです。

IDEC株式会社

IDEC株式会社では、「SDGs8.働きがいも、経済成長も」に関連する事業分野の主要製品によって社会的価値を生み出すことで、SDGs実現に貢献されています。
たとえば、オートメーションソリューション事業では、センサや自動認識機器などの主要製品によって、

  • 人手不足への対応
  • 医療機関における高度管理の実現

などが実現されています。
また、IDEC株式会社は社員のSDGsに対する認知度と理解を深めるため、研修やワークショップを実施。
会社全体となってSDGsに取り組む姿勢は素敵ですよね。
出典:SDGsへの取り組み|CSR|IDEC(アイデック)

特定非営利活動法人 こまちぷらす

特定非営利活動法人こまちぷらすでは、「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」の実現のために、以下のような取り組みが行われています。

  • つながりデザイン:カフェという場を通じて、「個人がやりたいことを発見⇒地域の担い手になる」という循環を生み出すモデルを創り、広げる
  • こまちカフェ:リフレッシュの場を提供

出典:こまちぷらす×SDGs|子育てを、まちでプラスに。認定特定非営利活動法人こまちぷらす
「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」の実現のためには、個人の意識を高めるのも重要。
また、働き続けるためには、適度に息抜きすることも大切ですよね。
特定非営利活動法人こまちぷらすの取り組みは、多くの人が気軽に参加できるところが魅力的です。

日本郵政株式会社

「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」に貢献するため、日本郵政株式会社では、以下のような取り組みが行われています。

  • キャリアパスに応じた研修
  • 女性活躍推進
  • 障がい者雇用の推進
  • 働き方改革
  • 従業員の健康保持・増進 など

出典:国際社会の枠組みと日本郵政グループのサスティナビリティ‐日本郵政
人材の育成働き方改革によって、働きがいのある職場作りが行われています。
このような企業が増えたら、「SDGs8.働きがいも、経済成長も」の実現にも大きく近づけますよね。

株式会社ヤクルト本社

株式会社ヤクルト本社では、事業活動のプロセスをSDGs達成に貢献している目標に対応させて、積極的に取り組みを行っています。

「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」に関する取り組みは、以下の通りです。

  • 労働環境に配慮した調達を行う
  • 持続可能な生産に取り組む
  • 適正な雇用を確保する
  • ヤクルトレディの就労環境の整備を図る
  • 女性の能力向上を図る

また、従業員が積極的にSDGsに対する行動を取れるように、目標貢献のために自分にできることを【My「SDGs」行動宣言】して活動する、という取り組みも行われています。
出典:ヤクルトにおけるSDGs|CSR活動|ヤクルト本社
SDGs実現のために、会社だけでなく一人ひとりが取り組める姿勢を育んでいるところが、素敵な取り組みです。

取り組み事例から見る「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」の課題

取り組み事例をチェックすれば、「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」の実現のための課題も見えてきます。
最後に、「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」の課題を確認して、わたしたちにできることを見つめてみましょう。

失業率の改善のためにさまざまなアクションが必要

「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」が掲げるディーセント・ワークや経済成長の実現のためには、失業率の改善はマストといえます。
経済活動は、一人ひとりの働きによって支えられているものです。
雇用条件や環境が悪く働きがいを感じられない状況では、持続可能な労働は難しいでしょう。
すべての人が公平な環境で働けない世界では、結果的に経済成長も見込めません。
失業率の改善には、働きがいを高めたり、生産性を向上させたりといった取り組みも深く関わってきます。
「SDGs8.働きがいも、経済成長も」の実現のためには、失業率の改善を積極的に進めていくことが求められます。

わたしたちは「働くこと」について考えてみよう!

「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」を実現するためには、政府や企業などの大きな取り組みだけでは不十分です。
わたしたちは、「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」の実現に向けて、「働くこと」について考えることから始めてみましょう!
たとえば、以下のように意識を向けてみてください。

  • 「働き方改革って?」
  • 「ブラック企業がなくならないのはなぜ?」
  • 「働きがいがある仕事って?どんなところなら働きやすい?」

一人ひとりが働くことについて考え、向上心を高めることができれば、社会を動かす力になるかもしれません。
「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」に貢献するために、家族や友達を巻き込んで「働くこと」について話し合ってみてはいかがでしょう。

おわりに

「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」の実現のために、世界や日本でさまざまな取り組みが行われています。
政府や企業ならではの大きな取り組みはもちろん重要ですが、経済を支えているのは働いているわたしたち。
つまり、わたしたち一人ひとりのアクションも「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」が達成するためには必要なのです。
友達や家族と一緒に、「SDGs 8.働きがいも、経済成長も」に対する理解を深めて、積極的にできることから行動していきましょう!

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