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【必見!お金の専門家が解説!】お小遣いのルール決めについて

おカネ
【必見!お金の専門家が解説!】お小遣いのルール決めについて
保護者の方も頭を悩ますことが多い、子どもにお小遣いを渡すときのポイントと子どもにお金の教育をするときのコツについて、お金の教育をされているファイナンシャルプランナーの安東輝亮さんがとてもわかりやすく解説するセミナーが開催されました。ここでは、セミナーで解説された内容をいくつかのポイントにまとめてご紹介していきます。
もくじ

    お小遣いを渡すときのポイント

    まず、お小遣いを渡すときのポイントとして、以下の4つを挙げることができます。
    ポイント①:最低限のルールを決める
    ポイント②:お小遣いを渡す目的を決める
    ポイント③:渡す目的を理解させる
    ポイント④:親の学ぶ姿勢を見せる

    ポイント①:最低限のルールを決める

    お小遣いを渡すときに、最低限決めておいた方がよいことがあります。
    例えば
    ・禁止事項を決める(友だちにおごるなど)
    ・毎月お小遣いを渡す日にちを一緒に決める
    ・親族からもらったお金をどうするかを決める
    ・ゲームソフト等の高価なものを買うときの取り決め
    などです。

    ポイント②:お小遣いを渡す目的を決める

    お小遣いを渡すのは何のためなのか、目的は何なのかについても決めておく必要があります。
    例えば
    ・お金の管理をさせたい
    ・お金と労働の関係を教えたい
    ・自分で選択と責任を取れるようになるため
    などがあります。

    ポイント③:渡す目的を理解させる

    渡す目的を理解させるためにはどんな方法があるでしょうか。
    ここでは、1つの提案として、「家族全員で毎月決まった日にお金の振り返りのミーティングを行う」について取り上げてみます。

    実際にミーティングをしているご家庭では、子どもはどのようになっているのでしょうか。親からは、以下のような声が挙がっています。
    「1年〜3年経つと自然と欲しいモノと必要なモノリストを作っています]
    「〇〇をいつ買おうかと、子どもがうんうん悩んで自分で決めている」
    子どもがお金に関して、自分で判断するようになってきているのです。

    ポイント④:親の学ぶ姿勢を見せる

    毎月のお金の振り返りのミーティングでは、親がどうお金と関わっているのかの姿勢を子どもに見せることが大切です。親も子どもと一緒にお金について学ぶことで、大人になってもお金のことを学び続けることが当たり前だと考えるようにしていきます。そのためには、親も一緒に学ぶという姿勢を見せることが重要なのです。

    では、毎月のお金の振り返りのミーティングでは、どのようなことをするのがよいのでしょうか。親も学んでいる姿勢を見せることが大切と言いましたが、そのためには以下のようなことを親子でやってみるのはどうでしょうか。
    ・お小遣い帳を付けて、今月の振り返りをする(もちろん、子どもの前で親も一緒に報告する)
    ・欲しいモノ、必要なモノを話し合う
    ・板書を紙に書いて残す(やり方を教えて、子どもにも当番制でやってもらう)
    ・来月の目標や行動を決める

    子どもにお金の教育をするときのコツ

    次に、子どもにお金の教育をするときのコツとしては、以下のようなことが挙げられます。
    ①感情的にならない
    ②子どもの意見に口出ししない
    ③自立を促すために失敗させる
    ④どんな変なモノを買っても否定しない


    ①感情的にならない

    例えば、よくある質問が、子どもが「うちってお金無いの?」と聞いてきたときに、どのように回答すれば良いのかという質問です。その時に「なんでそんなこと言うの?」というような感情的な返事をしてしまうと、子どもは、お金にネガティブな印象を持ってしまいます。
    では、どのような返事をするのがよいのでしょうか。まず、子どもがなぜ言ったのかを考えることが大切です。ココロを落ち着かせて、 「どうしてそう思ったの?」 、 「何でそう思ったのか教えてくれる?」というような子どもの心の動きや行動にフォーカスするような質問をしてみましょう。そうすることで感情的にならずに、子どもと向き合うことができます。すると、子どもも 「家にテレビないじゃん」というような本心を明かしてくれるようになるでしょう。

    ②子どもの意見に口出ししない

    子どもが何かを買ったときに、ついイライラしてしまい、「〇〇ではなくて、これにお金を使いなさい!!」と言ってしまうことがあります。そうすると子どもは、自分の本心を言えず、親の顔色をうかがう「いい子」になってしまい、自分の考えを伝えられなくなったり、自分で判断できなくなってしまう恐れがあります。
    そのようなときには、「お母さんは、〇〇と思うけど、あなたはどう思う?」や「お父さんは、〇〇と考えたけど、あなたはどうしたいのかな?」というように、まず自分の考えを伝える「マイメッセージ法」を使ってみるのはどうでしょうか。

    ③自立を促すために失敗させる

    失敗しても怒らないことも大切です。成功しても失敗しても、まずは子どもに考えさせることが重要です。そうすることで、「失敗した原因は何なのか」、「次はどうしたいのか」について子どもが自ら考えるチャンスになるのです。
    そして
    「どういうことが失敗だと思ったの?」
    「失敗した原因はどんなふうに考えているのかな?」
    「じゃあ次は、どんなふうにしていこうと思っているのかな?」
    などと問いかけてみることで、子どもに考えていることを言わせることができるようになります。

    ④どんな変なモノを買っても否定しない

    ここでも頭ごなしに否定をしてはいけません。否定だけされてしまうと、親の顔色をうかがう子どもになってしまうからです。まず、子どもに欲しい理由を言ってもらうことが大切です。
    そのためには
    「〇〇のどういうところが好きなの?」
    「他のモノと比べてこれを買った理由を教えて」
    「お母さんは、昔〇〇が欲しかった。あなたはこれが欲しいんだね」
    などのような問いかけをしてみるのがよいでしょう。

    よくある質問

    また、よくある質問や相談として、以下のようなものがあります。
    ①必要なモノではなく、欲しいモノばかり買ってしまいます
    ②「みんな持っているから買って」と言われました
    ③お小遣いを渡すとすぐに全部使ってしまいます
    ④習い事を続けさせるかどうかを悩んでいます
    ⑤貯金しかしないで、全く使わないので心配です

    ①必要なモノではなく、欲しいモノばかり買ってしまいます

    まず、欲しいモノと必要なモノの整理をし、子どもに優先度を考えさせることが大切です。
    そのためには、親の考え方を押し付けないことや必要なモノを全て買い与えていないかをチェックする必要があります。

    ②「みんな持っているから買って」と言われました

    お金の量には制限があることを理解させ、欲しいモノと必要なモノを考えさせることが大切です。他のお母さんからの回答例としては「みんなが欲しいモノを全部買ったらお金は無くなるよね」、「今それを買ったほうが良いのかをリストを見て考えてみてね」などがあります。

    ③お小遣いを渡すとすぐに全部使ってしまいます

    まずは、お小遣いの目的を毎月のお金の振り返りのミーティングで話し合いましょう。そして、追加でお小遣いをあげないようにしてください。他のお母さんは「無くなってしまったのね。でも次のミーティングまであげない約束だったよね」、「次まで待っててね」のような回答をしています。

    ④習い事を続けさせるかどうかを悩んでいます

    ここでは、子どもの問題と親の問題に分けて考えましょう。例えば、子どもの問題としては、習い事をしたいのかどうか、ということ。また、親の問題としては、お金があるか、親の価値観と合うかなどが挙げられます。こうやって問題を分けて考えることで、今後どうすれば良いか決めればよいのです。他のお母さんも「「継続は力なり!」の価値観を子どもに押し付けて辛い目にあわせていたなと思いました」、「時間とお金を何に使うのかを考えるいい機会になりました」と言われています。

    ⑤貯金しかしないで、全く使わないので心配です

    まず、なぜ子どもがお金を使わないのかをじっくり観察することが大切です。そして、その理由によって対応を変える必要があります。他のお母さんは「特に欲しいモノが無かった」、「誰かがすぐに買ってくれる」、「お金に執着している時もある」、「必要なモノを買ってあげる親だった」などが理由だったと言っています。

    最後に

    最後に大切なことをもう一度振り返ります。ここでお伝えしたかったことは2つです。
    1つは、親も子どもと一緒にお金を学び続けること。そして、もう1つは、毎月決まった日にお金のミーティングを開き、親子でコミュニケーションを取ること。この2つを、是非ご家庭でも実践してみてください。


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