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初めてのゲーム作り!「レッツシューティング」が完成!

子どもの成長
公開日:2021年10月30日 更新日:2021年10月30日
初めてのゲーム作り!「レッツシューティング」が完成!

プログラミング教育が必修化になったけれど、実際にプログラミングとはどんなものなのか。小学生の子どもたちがプログラミング教室に通うと、どんなことができるようになるのか。
はじめてシューティングゲーム作りに取り組んだ小学生のみこちゃんに聞きました。

オンラインプログラミング教室のみらいいアカデミアに通う小学6年生のみこちゃんは、オンラインイベントのみらいいひらめきラボで自ら作ったシューティングゲームのプレゼンテーションを行いました。なんとこの作品は、みこちゃんにとって初めてのゲーム制作で、デザインからプログラミングまで全てを1人で手掛けたものです。

プログラミング教育が必修化になったけれど、実際にプログラミングとはどんなものなのか。小学生の子どもたちがプログラミング教室に通うと、どんなことができるようになるのか。はじめてシューティングゲーム作りに取り組んだ小学生のみこちゃんに聞きました。

そのほかのみらいいキッズの作品はこちらからご覧ください。
小学生×SDGs×プログラミング!「ろすなし村 の冒険」
小学生×SDGs×プログラミング!「コロナに対応したまちづくり」

Scratch(スクラッチ)を使って

今回、小学生のみこちゃんがシューティングゲーム作りに使ったのはScratchです。Scratchは特別な知識がなくても、楽しみながらプログラミングに触れられるビジュアルプログラミング言語です。プログラミングというとパソコン画面に向かって難しいことをするイメージがありますが、スクラッチはブロックをつないでいくだけでプログラミングすることができます。ブロックを組み換えるように順序を変えたり、新しいものを足したり、プログラムを書き換えたりが簡単にでき、子どもがゼロからプログラミングを学ぶときに最適です。アニメーション、プレゼンテーション、ストーリー、ゲームなど自由自在に作ることができます。

Scratchのオフライン版ダウンロード方法

キッズプログラマーの紹介

名前:みこちゃん
学年:小学6年生
好きなもの:絵を描くこと、ダンス、プログラミング

作品の紹介

「レッツ!シューティング」

上から出てくる敵をピストルで倒していくゲーム。まず小さい敵を10匹倒すのが第一関門です。ランダムに上から降ってくるアイテムを取るとプレイヤーの動く速さが変わります。カラフルなぶどうを取ると速くなり、普通のぶどうを取ると遅くなります。Bボタンを押してバリアを発動することもできます。上から落ちてくるアイテムの中に黄色いキャラクターも紛れており、このキャラクターを倒してしまうとゲームオーバーになるので避けなければなりません。第一関門の小さい敵を倒せたら、いよいよ最終ステージでボスとの戦いになります。ボスを倒せたらゲームクリアです!


開発者みこちゃんへのインタビュー

初めてのゲーム作りへの挑戦

Hiroーなぜ今回このゲームを作ったの?
みこちゃんー今回ゲームを作った理由は、今までのレッスンでは物語ばかり作っていたので、今回を機にゲームを作りたいなと思って作ってみました。

Hiroーゲームの中でもシューティングゲームにしようと思ったのはどうして?
みこちゃんープログラミング教室の先生から声がかかったときにシューティングゲームにしようって実はもう決めていました。コンセプトが「小学生がワクワクする、楽しめるゲーム」だったのですが、わたしがワクワクするのはシューティングゲームだからです。

Hiroーなぜいままではゲームを作らなかったの?
みこちゃんーゲームってすごく難しそうだなと思っていて。

Hiroー今回はよくやったね!ゲームを作るのは難しそうだっていうのは何かで見たの?
みこちゃんープログラミング教室のレッスン内で友だちがゲームを作っていたんですけど、すごく時間をかけて、苦戦していたので、ゲームは難しいと思っていました。

苦戦したけれど、最後まであきらめなかった

Hiroー今回、シューティングゲームにしようと決めてから、まず何を作ったの?
みこちゃんーまずはゲームオーバーの背景、ゲームの時の背景、ルール説明の背景など背景を決めてから、次にずっと出てくる弾などコスチュームを決めていきました。

Hiroーデザインから入ったのかな?
みこちゃんーはい。

Hiroーそのあとは?
みこちゃんーシューティングゲームの決め手となる拳銃のプログラムから作って、その後に弾のプログラムと敵のプログラムを作って、ボスのコスチュームとプログラムを作って、シューティングゲームを完成させました。その後にアイテムの要素とかを付け加えた感じです。

Hiroー実際作ってみてどうだった?
みこちゃんー初めて作ったっていうのもあってすごい苦戦して、プログラミング教室の先生とオンラインでミーティングして、わからないところをたくさん聞いて、やっとできました。

Hiroーどういうところが苦戦した?
みこちゃんーシューティングゲームなので、ベースの銃から玉が出て敵に当たったときに消えるプログラムが苦戦しました。あともう一つあって、ボスを作って十発くらい弾を当てると消えるというプログラムを作るのが苦戦しました。

Hiroー苦戦したのになぜここまでできた?もう嫌だってならなかった?
みこちゃんーなりました。でも先生が発表会に出ないかって誘ってくれたときにちょっとわたしに期待があるのかなと思って。その期待にこたえようと思ってがんばりました。

自分で調べたり聞いたりして、最大限の工夫を重ねた作品

Hiroーその他とくに工夫したところは?
みこちゃんー乱数を使って敵やアイテムがランダムに上から出てくるところとかを工夫しました。乱数にするというブロックを初めて使ったので。

Hiroー敵がランダムに出てこないと楽しくなさそうだった?
みこちゃんーはい。1回クリアしたあと、同じこと繰り返しちゃうから、何回も遊べるようにしました。

Hiroー繰り返して遊ぶところまで考えて作っているんだね!

Hiroープログラミング以外に今回やり切る中で大変だったことは?
みこちゃんーボスのプログラム作ってたときに変なところを押しちゃってボスが全部消えちゃったんですよ。すごく焦って、Googleで調べました。結果、ファイルの横の「編集」っていうボタンを押すと消しちゃったものを戻せるんです。

Hiroー自分で調べて問題を解決したんだね!プログラミングは何年やってる?
みこちゃんー3年です。

Hiroープログラミングは好き?
みこちゃんー好きです。自分がゲームクリエイターとか物語を作る人になったみたいに自分の思った作品を作れるのが面白くて好きです。

Hiroーみこちゃんのシューティングゲームのキャラクターは可愛いけど、どういうふうに考えたの?自分で作ったの?
みこちゃんーはい。自分で作りました。

Hiroーキャラクターはなんであんなきれいにかけたの?
みこちゃんー絵を描くのがもともと好きです。プログラミング教室の中で年に2回くらいある発表会での役割もデザイナーをやっていたので、それが生かされたのかなと思います。

Hiroー何か描いた絵があったら見せてくれる?
みこちゃんーこれはビームっていうキャラクターなんですけど。

Hiroーわぁ、すごい上手いね!絵を描くのが好きで、物語を作るのが好きなのに、あえてゲームにチャレンジしたのはいいよね!普段ゲームはやるの?
みこちゃんーやります。Fortniteとかスマホゲームの第五人格やります。友だちとオンラインでやったりします。

Hiroー将来は何になりたいの?
みこちゃんー将来はデザイナーになりたいです。

Hiroーなんのデザイナー?
みこちゃんーファッションデザイナーは面白そうだなと思います。

Hiroーみこちゃんの絵のセンスならできそう。ずっと絵が好きなの?絵はどうやって学んだの?
みこちゃんー幼稚園くらいまでは絵は好きではなかったけど。小2くらいのとき、すごい絵の上手い女の子がいて、その子に憧れて練習しました。最初は絵の上手い友だちに手の描き方はどうやって描いてるのって聞いたら、詳しく教えてくれたのでそれを練習しましたね。練習というか自分が好きなので描いていただけですけど。

Hiroー2年生からいままでの4年間で絵が上達するまでに挫折した時期はあった?
みこちゃんーすごいありました。結構何回もあって。いっとき、わたしは休み時間ずっと絵を描いてたんですけど、友だちからカードゲーム一緒にやらない?って言われてやってたらハマっちゃって、1ヶ月くらい休み時間に絵を描かずにゲームやってたら、絵が下手になっていて。

Hiroー休み時間に絵を描くんだね。
みこちゃんー好きだからって言うのがあります。絵が上手い友だちが休み時間に絵を描くたびに上手だねってみんなから言われていて、わたしも言われたいなと思って描いていました。

Hiroープログラミングを始めようかなって思っている人にどんなことを言ってプログラミングの良さを伝える?
みこちゃんーたとえば、もしプログラミングを始めたら自分の思うように作品を作れるし、作品が褒められたりもするし、そこからゲームクリエイターになりたいとかデザイナーになりたいっていう夢をもてたりするかもしれないです。そういう良さがあると思います。

ここがすごい!みこちゃんのゲーム作りのポイント

プログラミングで工夫したところ

ランダムに敵やアイテムが出てくるように演算ブロックで乱数にするというブロックを使ったところ。「2−6秒までの乱数(ランダム)秒待つ」など。敵を10匹倒してからボスを出すまでの間の空間で「敵を9匹より多く倒したらボスを出現させる」というステージが変わるところのプログラムが大変でした。敵の種類をたくさん増やしたところも工夫しました。弾のデザインやボスの周りの敵の表情や色など細かい部分にもこだわったところです。

感想

プログラミングで何度もつまづいて大変だったけれど、大変だったからこそ作りがいがある作品になりました。

みんなへのメッセージ

プログラミングのベテランではないけど、諦めずに取り組み続けるとこんな作品も作ることができます。

まず、デザイン面で出てくるキャラが可愛く、細かく工夫されているのが分かります。プログラムに関しても細かい裏側の仕組みがあって完成しているんですね!何度もつまづきながらも誰の手も借りずに自分の力で全てを作り上げた姿は本当に立派です。

保護者の方からのコメント

いろいろな習い事をさせていますが、プログラミングに関してはほとんどわたしは関与してなく、ただ本人が楽しい!続けたい!という思いが強く約3年間通わせています。今回このお話を先生からいただいたとき、本人は正直不安もあったと思います。親としては少し厳しい状況に置かれてこそ、完成したときの達成感や満足感を子供の頃から感じてもらうのはとても大事だと思いました。

出来上がったゲームをやらせてもらったら、この3年間でこんなことができるようになったのか!と感心させられました。ゲーム作りをほとんどやったことがないと言っていたのに、やろうと決めた姿勢、それに向かって悪戦苦闘している姿を見て成長を感じました。

プログラミング教室で学べること

みこちゃんは今までやったことがなかったゲーム作りに自ら挑戦し、初作品とは思えない完成度の高いゲームを作り上げました。苦戦しながらも、問題が起きた時には自分でネットで調べて解決するなどして、最後まであきらめなかった姿勢は素晴らしいものでした。
3年間続けたプログラミング教室で、あきらめずに作品作りを続ける力も身につけていたのですね。

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