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みらいいおすすめ!「10歳から知っておきたいお金の心得」をご紹介!

みらいの学び
公開日:2023年4月4日 更新日:2023年4月4日
みらいいおすすめ!「10歳から知っておきたいお金の心得」をご紹介!

今回おすすめする「10歳から知っておきたいお金の心得」は、お金の仕組みを知るだけではなく、これからの子どもたちに知っておいてほしい「お金の在り方」について親子で学べる内容となっています。

今回おすすめする「10歳から知っておきたいお金の心得」は、お金の仕組みを知るだけではなく、これからの子どもたちに知っておいてほしい「お金の在り方」について親子で学べる内容となっています。

「10歳から知っておきたいお金の心得」ってどんな本?


初版は2019年。キッズ・マネー・ステーション代表の八木陽子(やぎようこ)氏監修です。キッズ・マネー・ステーションは、2005年にお金教育・キャリア教育を普及するために設立され、2023年の段階では、全国で約300名の認定講師が所属し、全国の小・中・高等学校にて講演などの多くの活動実績がある団体です。

本書では、社会をよくするための正しいお金との付き合い方が大切だということを述べています。「お金の教育」とは、簡単な稼ぎ方や損をしない方法を知ったり、自分だけが得をするようなお金の増やし方を学ぶことではありません。大切なのは稼ぎ方と増やし方、そして使い方です。
本書を親子で読むことで、このようなお金の話をお子さまと一緒にできるようになりましょう!

学生時代に学んでおけばよかったことは”お金の知識”

お金の知識について人々はどう考えているのでしょうか。
株式会社名学館ホールディングスが運営する、わんぱく教育カンパニーでは「学生時代に学んでおけば良かったこと」に関するアンケート調査を10~60代の男女516名に実施しました。その実に、約6割の方が「"お金の知識"を学んでおけば良かった」と回答しています。

引用:「学生時代に学んでおけば良かったこと」に関するアンケート調査

回答された方の多くが、「ビジネスシーン」や「就活・転職・退職シーン」でお金の知識がなかったことに後悔をしているのです。
お金のことを口にするのははしたないといった国民性ゆえに、私たちはお金のことを話題にするのを避けてきた結果、このような現状を生み出してしまったのかもしれませんね。
今の子どもたちが社会に出てから後悔しないように、お金と正しく付き合えるようになるための「お金の教育」について考える必要があります。

お金について学べる最適な「教科書」です!

「10歳から知っておきたいお金の心得」は、お金についての話を小学生にも分かりやすいように、ひとつひとつを簡潔に説明しています。またお金にまつわる話の全体像を網羅しているため、お金について学ぶのに最適な「教科書」です!

本書は、以下の5章で構成されています。

第1章 物の価格はどうやって決まるの?
第2章 未来のお金はどうなるの?
第3章 銀行って何をしているところ?
第4章 投資でお金は増やせるの?
第5章 税金や社会保障って何?

ひとつずつ、詳しく見ていきましょう。

第1章 物の価格はどうやって決まるの?

物の価格は、需要と供給によって決まります。しかも、物の価格は日本国内だけで決められることではなく、国同士の関係によっても変わることにまで触れています。また、インフレやデフレの説明を通して、景気は常に変動するものだということを紹介しています。

第2章 未来のお金はどうなるの?

最近ではお札や硬貨を持ち歩かなくても、キャッシュレス決済などで買い物ができる時代になりました。今後もお金の仕組みはどんどん変化していくでしょう。キャッシュレス決済の仕組みに触れるだけでなく、その便利な点と危険な点にも触れ、暗号資産についても学べる内容になっています。

第3章 銀行って何をしているところ?

子どもにとって、銀行はお年玉を貯金する所という程度にしか認識されていないかもしれません。大人になるにつれ、お給料が口座に振り込まれたり、買い物をした金額が口座から引き落とされたりと、銀行との関係はより深くなっていきます。私たちが銀行に預けたお金が、どのように活用されているかという銀行の業務内容と本来の役割についてを学べる内容になっています。

第4章 投資でお金は増やせるの?

子どもにとって投資は身近なものではないでしょう。お金に「働いてもらう」とはどういうことか、投資について分かりやすく説明しています。また、投資とはお金儲けのためだけに行うのではなく、会社や誰かを応援することで、世の中を良くしよう!ということが目標であるという、投資の意義にも触れています。

第5章 税金や社会保障って何?

税金や社会保障などは、子どもにとって身近に感じにくいことでしょう。本書では、税金が何に使われているかを、子どもたちが理解しやすいように、自分たちの生活に関わっているところを具体的に示し、税金はなぜ必要かを説明しています。

親子で楽しく読めます!

タイトルに「10歳から」とある通り、小学校3年生から4年生以上が対象の書籍となっています。本書にはすべての漢字に振り仮名が振ってあるだけでなく、ページ内には可愛らしいイラストや図解が掲載されているので、一人でも読むことができますが、ぜひ、親子で読んでほしい一冊です。
見開き2ページでひとつのテーマを紹介しているため、短時間でひとつのテーマについて学ぶことができます。親子で一緒に読み、その日読んだテーマについて、日常のどこで使われている仕組みか、生活のどこで私たちに関係しているかを話し合うことで、お金の大切さや正しい向き合い方を学ぶことができます。

子どもの興味を引くユニークなエピソードが満載!

時代によって変わっていった物の価格や、古代、通貨の代わりに使われていた物(塩や貝殻など)の紹介や、実際にあった世界のウソのようなホントの税金(ドイツの犬税やイギリスの窓税)など、お金にまつわるユニークなエピソードが各章の間に挟まれています。
「他にはどんな面白いエピソードがあるのだろう?」と子どもの興味を膨らませられる小話がたくさん掲載されています。

おこづかいを教育に繋げてください!

巻末に「ボクたちのおこづかい大作戦」という特別ページが設けられています。全巻を通して述べられているお金についての話を、おこづかいを通して実践してもらう内容となっています。
おこづかいを「貯めるお金」「使うお金」「人のために使うお金」「増やすお金」と4つに分類し、計画的におこづかいを使う方法を具体的に紹介しており、子どもたちにおこづかいを通してお金の教育をすることができる内容です。

引用:「10歳から知っておきたいお金の心得」87ページより作成


「人のために使うお金は、大人になったら「税金や社会保障」のことだね。人と助け合うために使われるお金で、自分も助けてもらうことができるから、自分のためでもあるんだよ!」と、おこづかいを渡す時に本書を読み返しながら、お金にはいろいろな使い方があることを親子で振り返ることで、効果的にお金の教育に繋げることができます。

お金と正しく向き合う姿勢が身につきます

全体を通してお金と正しく向き合う姿勢について述べられており、社会をよくするための「お金」について考えようという趣旨で書かれています。お金は社会の血液であり、稼ぎ方や使い方を考えることで社会が良くなるという、道徳的な側面も学べる良書です。
自分の好きな仕事でお金を稼ぐことの喜び、そうして得たお金で世の中に貢献できることの喜び、好きな会社を応援する目的で投資をすることの喜びなど、稼ぎ方や増やし方、そして使い方に「思い」や「願い」を込めることが大切だということを伝えてくれます。

ぜひ、本書を元に、親子でお金の話をできるようになれたらカッコイイですね!

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10歳から知っておきたいお金の心得〜大切なのは、稼ぎ方・使い方・考え方 (10歳シリーズ) 

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