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子どもの急な体調不良!診療時間外の強い味方!

親の学び
公開日:2024年4月30日 更新日:2024年4月30日
子どもの急な体調不良!診療時間外の強い味方!

年末年始は寒さも一層厳しくなり、子どもたちの体調も崩れやすい時期です。しかし、病院やクリニックも年末年始は休みの場合が多く、なかなかいつも通りに受診をするのは難しいですよね。コロナウイルスの流行で耳にするようになったオンライン診療は、受診にかかる多くの時間を短縮してくれ、他の感染症の予防にも繋がりますよ。

こちらの記事ではオンライン診療のメリットや利用する際に気をつけたいこと、利用の流れについて紹介していきます。

もくじ

    年末年始などの診療時間外に体調を崩したら?

    年末年始などの診療時間外に体調を崩し、病院を受診したいと思った場合は、

    • かかりつけ医を受診する
    • 地域の休日診療所や当番医を受診する
    • オンライン診療を利用する
    • 訪問診療を依頼する

    といった方法があります。

    休日診療所や当番医は地域内で病院が連携し、この日はどの病院が休日・夜間対応するかなどを決めたものです。夜間などいつもと違う時間に対応してもらえるのはありがたいですが、その日の担当の病院が家から遠くて受診しづらかったり、空いている病院が限られているため多くの患者さんがいたりする可能性もあります。そこで便利なのが、年末年始などの診療時間外にも対応しているサービスがあるオンライン診療です。

    また、訪問診療は自宅に医師が来てくれ、診察をしてもらうことができます。こちらのサービスはアプリを使って予約を行う必要があります。サービスによっては、オンライン診療か訪問診療を選べるため、お子さまや家庭の状況に合わせて選んでみてください。続いてはアプリについて紹介していきます。

    往診とオンライン診療を実施しているサービス

    これらのサービスには「ファストドクター」「みてねドクター」「キッズドクター」などがあります。

    ファストドクターは、経験豊富な医師が3500人も所属しており、質の高いサービスが受けられます。公式サイトでは、現在のオンライン診療の待ち時間が表示されているので、簡単に診察までの時間が把握できますよ。

    みてねドクターは、最短30分で医師が自宅に来て診察を受けられます。公式サイトで対応している地域を調べることができ便利です。アプリから診察依頼をすると通常1000円かかる交通費が無料になります。

    キッズドクターの往診は、普段から小児科の患者さんを診察している医師が自宅に来てくれます。また、キッズドクターのオンライン診療では登校許可証も発行できるため、登校のために病院に行く必要がありません。

    どのサービスもアプリから簡単に予約が可能です。会員登録も他のインターネット上のサービスを利用する時と変わりなく簡単にできます。名前や生年月日、住所など基本情報の入力が済めばサービスの利用を開始できます。

    事前に登録を済ませておくと、サービスの利用をしたい時にすぐに予約ができますよ。

    オンライン診療を利用するメリット

    厚生労働省によると、オンライン診療とは、スマートフォンやタブレットなどの情報通信機器を通して、医師が患者に対して診療行為をリアルタイムにより行うものとされています。診療行為には、診察や診断、診断結果の伝達や薬の処方などが含まれます。

    オンライン診療には様々なメリットがあります。
    今回は3つ紹介します。

    • 通院時間などの手間を少なくできる
    • 周りの患者さんを気にする必要がない
    • 他の感染症をもらう心配がない

    それぞれ詳しくみていきましょう。

    通院時間などの手間を少なくできる

    オンライン診療は、多くの時間を節約し手間を省くことができます。診察を受けたい時には予約をしておき、自宅で受診するため、体か辛いなか子どもに動いてもらう必要がありません。交通手段を考える必要もなく、交通費を節約することができます。

    また、予約時間になればテレビ電話などで医師と繋がることになるので、病院で受診したり、待合室で待機したりする時間が必要ありません。会計もクレジットカードで終わらせることができるため、会計待ちの時間も省略することができます。受診後薬が欲しい場合は、診療を行った医療機関がFAXで自宅近くの提携薬局に処方箋を送信してくれるため、処方箋や薬の待ち時間もカットできるのです。このように時間やお金、手間など多くのものをカットしてくれます。

    周りの患者さんを気にする必要がない

    オンライン診療は、自宅で利用できるサービスのため、周りの患者さんに迷惑がかからないかなどを気にせず受診することができます。兄弟がいる場合、体調を崩したお子さまと、元気な兄弟を一緒に病院に連れていくことは一苦労ですよね。オンライン診療であれば、自宅から出る必要がないため、周りの目を気にすることなく医師の診察を受けることができます。

    他の感染症をもらう心配がない

    病院を受診する際には、他の感染症を貰わないかということも気になりますよね。年末年始はインフルエンザやノロウイルス、RSウイルスなど子どもたちがかかりやすい感染症が流行する時期です。どれも飛沫感染と接触感染であるため、待合室でウイルスをもらってしまう可能性があります。

    子どもに対して、不要なものを触らないでほしい、マスクをつけてほしいと伝えても、待ち時間中ずっと守ってもらい続けるのはなかなか難しいものです。オンライン診療を利用し、病院に行く回数を減らすことができればそういった感染症にかかるリスクを抑えることができます

    子どものうちは免疫機能が発達中のため、どうしても風邪を引きやすいものです。しかし、なるべくなら辛い思いをさせたくないのが親の願いです。風邪を予防するには習慣が大切です。こちらの記事では小学生の風邪対策についてまとめています。
    小学生の風邪予防はこれ!7つの習慣と具体策を紹介!

    オンライン診療を受ける際は事前準備をしておこう

    オンライン診療は直接医師に会うわけではないため、正確にみてもらえるのか心配になるのではないでしょうか。医師にしっかりと判断してもらうためには、保護者が伝える情報が大切です。緊張して伝え忘れてしまうことを防ぐためにも、事前に症状などの情報をまとめておきましょう。まとめておくといい情報は以下の通りです。

    • いつからその症状があるのか(発熱、嘔吐、痛み、傷など)
    • 症状の回数や強さ、種類(ズキズキとした痛みなど)
    • 食事や水分は取れているか、取れている場合はその量
    • 皮膚症状などあるなら写真を撮る
    • 今後注意すること(やってもいいことや避けたほうがいいことなど)
    • そのほか確認しておきたいこと


    病院を受診した際も、聞こうと思っていたことを聞き忘れてしまうことはありますよね。病院であれば、待合室や受付で聞くことができるかもしれませんがオンライン診療はそれができません。そのため、予め伝える情報や聞きたい質問は整理しておくことをおすすめします。

    オンライン診療に必要なものや料金は?

    オンライン診療を受診する前には下記のものを用意する必要があります。

    • スマートフォンやタブレットの用意
    • アプリなどプラットフォームへの登録
    • クレジットカード
    • インターネット環境
    • 静かで明るい場所
    • 事前に準備した質問集
    • メモできるもの
    • 保険証

    クレジットカード払いのみ対応というサービスがほとんどのためクレジットカードの準備が必要です。

    また、オンライン診療にかかる料金は、対面の診療時と大きく変わりません。子ども医療費助成が適用されるサービスもあるため、事前にアプリやサイトで確認しておきましょう。医療費が無料のお子さまがいる場合はオンライン診療でも診察は無料で受けられます。サイトに料金が明記されていない場合、事前に料金を確認しておけば、いざという時に安心して利用することができます。

    一方で、対面の診療と異なる点は、事務手数料やアプリの利用料、予約料などといった名目で、500円〜1000円支払う必要があります。また、ビデオ通話で診察が行われるため、通信費がかかります。

    オンライン診療を利用する流れ

    続いて、オンライン診療を受ける流れを紹介していきます。
    1.必要時アプリをダウンロード
    2.利用者(保護者とお子さま)情報の登録
    3.オンライン診療の予約
    4.医師の診察を受ける
    5.薬局で薬を受け取る

    利用するまで難しそうなオンライン診療は、実は日常的に使うウェブサービスと同じような流れで受けることができます。利用者登録を行い、予約をとり、その時間まで自宅で待機しておけばいいので、おうちのことをしたり、子どもにも無理をさせることなく診察を受けられます。

    オンライン診療も病院に行くことも迷ったら?

    子どもは体調を崩しやすいため、このくらいの症状で医師に診てもらう必要があるのかと判断に迷うこともありますよね。そんな時のために知っておくと便利なサービスも紹介しておきます。
    子ども医療電話相談事業(#8000)は、厚生労働省が提供する電話サービスです。#8000へ電話をすると、休日や夜間に病院への受診を迷った際に小児科の医師や看護師に電話で相談ができます。症状を伝えることですぐに受診をするべきか、様子を見ていてもいいかアドバイスを受けられます。予約不要なため、聞きたい時にすぐに聞くことができます。また、医師や看護師と直接会話ができるため、安心感がありますね。

    電話をすることが難しい場合は、ネット上で質問に答えることで受診するべきか、様子を見るべきかがわかるQ助というサービスもあります。こちらは総務省消防庁が作成したサービスです。受診するべきかの判断のあとには、医療機関の検索や、受診手段の検索も併せて行うことができます。

    年末年始などの体調不良にはオンライン診療がおすすめ

    オンライン診療は自宅で利用できるため、病院で他の感染症をもらうことなく医師の診察を受けられます。また、多くの時間や手間を省くことができるため、忙しい年末年始にはおすすめのサービスです。利用時は事前にある程度情報をまとめておき、受診後も安心して過ごせるようにしていきましょう。

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