自由研究のまとめ方を中学年向けに解説!テーマ別の実例と分かりやすく書くコツ
中学年になると、自由研究では自分で考えたことをまとめられるようになります。
低学年の頃よりも、自分なりの工夫を取り入れながら、分かりやすく見やすい自由研究を作れるようになるでしょう。
この記事では、中学年向けの自由研究のまとめ方を分かりやすく解説します。
テーマ別の実例や、見やすくまとめるためのポイントも紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
中学年の自由研究のまとめ方は「考えたこと」を書くことが大切

中学年では、低学年の頃よりも自分で考えたことを書けるようになります。
ただ観察や実験の結果をまとめるだけでなく、自分なりの気付きや考えを加えることで、より内容の濃い自由研究になるでしょう。
ここでは、中学年の自由研究をまとめるポイントについて解説します。
中学年は「理由」を書けるようになる
中学年になると、自分の考えたことを文章にまとめられるようになる時期です。
自由研究では、「なぜこのテーマを選んだのか」という理由も書くようにしましょう。
きっかけは、「本で読んで不思議に思ったから」「外を歩いていて気になったから」など、身近なもので構いません。
「なぜこの研究テーマを選んだのか」「テーマのどんなところに興味を持ったのか」を書くことで、自分らしさが伝わる自由研究になります。
「なぜ?」を書くと考えが深まる
自由研究では、結果や感想も必要ですが、「なぜ?」を掘り下げて考えることも重要です。
「おもしろかった」「難しかった」という感想だけでなく、「なぜこうなったのか」「なぜこのような結果になったのか」を考えながら調べることで、理解が深まります。
自分なりの考えをまとめると、自由研究の内容に深みが出るだけでなく、考える力も身についていきますよ。
中学年の自由研究のまとめ方の基本構成

自由研究をまとめる際には、基本的な構成を知っておくことが大切です。
まとめ方の流れを理解しておけば、内容を整理でき、分かりやすい自由研究に仕上げられます。
「目的・方法・結果・考察」の流れで書く
自由研究は、「目的・方法・結果・考察」の流れを意識してまとめると、読み手にも分かりやすい内容になります。
「この自由研究は何を伝えるために行ったのか」を考えながら、伝えたいことを明確にして進めていきましょう。

感想と考察の違いを理解する
「感想」と「考察」の違いを理解しておくことも大切なポイントです。
感想とは、自由研究をして思ったことや感じたことを指します。
「こんな結果になって意外だった」「実験は少し難しかったけれど、楽しかった」など、素直な気持ちを書いてみましょう。
一方、考察とは、結果から何が分かったのかを説明することです。
「~だから、こうなった」というように、理由や根拠を考えながら順序立てて書くことを意識して書くようにします。
子どもの自由研究では感想と考察が混ざってしまうこともありますが、それぞれの違いを意識して書くことで、まとまりのある自由研究になるでしょう。
【テーマ別】中学年の自由研究のまとめ方具体例

中学年向けの自由研究について、テーマ別のまとめ方の具体例を紹介します。
どのようにまとめればよいのか悩んだときは、ぜひ参考にしてみてください。
実験系のまとめ方
雲を作ってみよう

引用元:Honda Kids
天気の授業で学ぶ「雲」を、ペットボトルを使って作る科学実験です。
ペットボトルに50〜60℃のお湯を底から1cmほど入れ、少し煙を出した線香を入れます。
すぐにフタを閉め、ペットボトルを押したり離したりしてみましょう。
ペットボトルを押す力の強さによって、雲のでき方に違いが出るのか観察してみます。
また、作った雲をそのままにしておくと、どのように変化するのかも記録してみましょう。
お湯の量を増やした場合に、雲の濃さや消えるまでの時間に違いが出るのか調べるのもおすすめです。
観察した結果は表にまとめ、それぞれなぜそのような結果になったのか考察すると、内容の濃い自由研究に仕上がります。
扇状地を作ってみよう

引用元:学研キッズネット
扇状地とは、山のふもとに広がる扇形の地形のことで、身近な地形の一つです。
砂とトレイを使って、実際に扇状地を作ってみましょう。
トレイの端に砂山を作り、山頂付近からゆっくりと水を流します。
山の形がどのように変化するのか、砂がどのように流れるのかをじっくり観察してみましょう。
実験の様子は、写真や絵を使ってまとめると分かりやすくなります。
どのように変化していくのか、分かったこと、気づいたことなどを書いていきましょう。
自分の住んでいる地域の近くにある扇状地について調べ、実験結果と比較してみるのもおすすめです。
工作系のまとめ方
草木染めで自分だけのTシャツを作ってみよう

引用元:Honda Kids
草木染めで、自分だけのTシャツを作る工作系の自由研究です。
Tシャツやビワの葉のほか、豆乳やミョウバン、重曹など準備するものが多いため、保護者と一緒に確認しながら進めましょう。
植物を煮出して染め液を作り、Tシャツを染めて模様を付けていきます。
1日で終わらせようとせず、数日に分けて進めるのもおすすめです。
Tシャツだけでなく、手ぬぐいなどを染めて比較してみるのもおもしろいでしょう。
どのような色や模様になるのか予想を立て、実際の結果と比べてみても。
作業の様子は写真に残し、工程ごとにまとめると分かりやすい自由研究になります。
使わなくなったTシャツを活用すれば、資源を有効活用でき、SDGsに関連する取り組みにもつながりますよ。
調べ学習のまとめ方
SDGs・食品ロスを調べてみよう
食品ロスとは、本来食べられるにもかかわらず捨てられてしまう食品のことです。
SDGs12「つくる責任 つかう責任」とも深く関わっています。
そこで、家庭から出る食品ロスについて調べてみましょう。
食事の食べ残しや使われなかった食品を記録し、食品ロスの重さや捨てた理由を表にまとめます。
1週間でどのくらいの食品が捨てられているのかを調査し、その結果をもとに食品ロスを減らす方法を考えてみましょう。
捨てられた理由も合わせて調べることで、食品ロスが発生する原因や改善策について考察できます。
身近な問題を自由研究のテーマにすれば、普段の生活を見直すきっかけにもなります。
草木染めや食品ロスに関する自由研究は、SDGs12にもつながっています。
SDGs12については、以下の記事でチェックしてみてください。
SDGs12とは?私たちにできることを小学生向けに解説|つくる責任・つかう責任の意味と課題
SDGs12の取り組み事例を分かりやすく解説|日本と世界の企業から学ぶ「つくる責任・つかう責任」
プログラミングのまとめ方
Scratchでシューティングゲームを作ってみよう

ゲームが好きな子どもには、プログラミングを活用した自由研究はいかがでしょうか。
小学校ではプログラミング教育が必修化されており、注目度も高まっています。
今回は、小学生でも使いやすい「Scratch(スクラッチ)」を使ってみましょう。
まずは、Scratchの環境を準備します。
Scratchの始め方については、こちらの動画をご確認ください。
キャラクターを選び、位置を決めながらプログラムを作成していきます。
詳しい作り方については、以下の動画をご覧ください!
Scratchは、子どもでも楽しくプログラミングを学べるように開発されたツールです。
カラフルなブロックを組み合わせて操作するため、初心者でも取り組みやすいでしょう。
自由研究としてまとめる際は、作ったゲームのルールや工夫した点、苦労した点なども記録してみてください。
「もっとこうしたかった」「次はこんな機能を追加したい」といった改善点を書くと、より厚みのある内容になります。
プログラミングを取り入れて、オリジナリティのある自由研究にしましょう。
Scratch(スクラッチ)については、以下の記事でも詳しく解説しています。
【子どもの作品も紹介!】プログラミング言語Scratch(スクラッチ)とは?始める手順も!
小学校のScratch(スクラッチ)授業実例3選!
テーマ選びについては、以下の記事でも詳しく解説しています!
小学生の夏休みの自由研究はテーマ選びが重要!学年別・ジャンル別にまとめ方まで解説
夏休みの自由研究をじっくり探求したい小学生向け!学年別おすすめのテーマも紹介
低学年向けのテーマについては、以下の記事で紹介しています。
ワクワク楽しい自由研究テーマ例!小学生低学年編
中学年の自由研究を分かりやすくまとめるポイント

自由研究をまとめる際には、いくつかのポイントがあります。
ポイントを押さえて、読み手にとって分かりやすい自由研究を目指しましょう。
見出しとレイアウトを工夫する
見出しやレイアウトを工夫すると、読み手にとって内容が理解しやすくなります。
見出しは、研究内容が伝わるだけでなく、興味を持ってもらえるような表現を考えてみましょう。
本や雑誌、新聞などを参考にすると、さまざまな言い回しを学べます。
また、見出しを太字にしたり線で囲んだりすると、構成が分かりやすくなります。
レイアウトも工夫してみることがポイントです。
新聞風にまとめたり、地図や一覧表を活用したりすることで内容が整理され、より見やすくなります。
インターネットにはさまざまなレイアウト例が掲載されているので、テーマに合った見やすい構成を考えてみましょう。
図や写真を使って見やすくまとめる
自由研究をまとめる時は、文章だけでなく図やイラスト、写真も活用してみましょう。
視覚的に内容を伝えられるため、結果や変化がより分かりやすくなります。
絵を描くのが好きな子どもであれば、自分でイラストを描いて説明するのもよいでしょう。
また、見出しや重要な部分は油性ペンで太く書いたり、色ペンで目印を付けたりすると、さらに分かりやすさがアップします。
失敗したことも気づきにつなげる
もし自由研究で思うような結果にならなくても、落ち込む必要はありません。
予想を立てて実験をしたものの期待した結果にならなかった場合も、「なぜ失敗したのか?」を考えることで、新たな発見につながることがあります。
たとえば、「なぜ植物が枯れてしまったのだろう?」「なぜ実験がうまくいかなかったのだろう?」と原因を調べることで、新しい気づきを得られるかもしれません。
失敗した内容やそこから分かったことも合わせてまとめると、より充実した自由研究になるでしょう。
中学年の自由研究をスムーズにまとめる流れ

自由研究をスムーズに進めるために、まとめる流れについて知っておきましょう。
下書きの段階からしっかりと取り組むことがポイントです。
下書きから清書まで順番に進める
清書から書き始めるのではなく、下書きをしてから順番に進めていきましょう。
まずは小さめの紙に大まかなレイアウトを書き、完成形のイメージを考えます。
レイアウトが決まったら、模造紙や大きな画用紙に鉛筆で下書きをしていきましょう。
写真やイラストを貼るスペースも忘れずに確保しておくことも大切です。
下書きができたら、その上からペンでなぞり、最後に消しゴムをかけて仕上げます。
最初にしっかり計画を立てておくことで、清書も効率よく進められるでしょう。
時間配分を考えながらまとめる
自由研究は、時間配分を意識しながら進めることもポイントです。
計画を立てずに取り組むと、ゴールが見えなくなり、途中で集中力が切れ、やる気がなくなってしまうこともあります。
たとえば、「下書きは3時間」「清書は2時間」というように目標の時間を決めておくと、集中して取り組みやすくなるでしょう。
無理のない時間配分を考えておけば、スムーズに進められます。
時間が取れない時は、1日でできる自由研究もおすすめです。
以下の記事で、テーマの選び方や具体的なテーマなどを紹介しています。
1日でできる自由研究を学年別に紹介!実験・工作・観察の進め方も解説
中学年の自由研究はまとめ方が大切

中学年の自由研究は、理由や考察など、自分で考えたことをまとめることが大切です。
ただ自由研究の方法や結果、感想を書くだけでなく、「なぜそうなったのか?」を深掘りして考察を重ねることで、さらに分かりやすい自由研究になるでしょう。
また、写真やイラスト、図などを活用すると、見やすく理解しやすい自由研究にまとめられます。
事前に大まかな構成やレイアウトを考え、時間配分も計画しておけば、スムーズに進められるでしょう。
中学年の自由研究は、まとめ方が重要なポイントです。
自分なりに工夫しながら、子どもが楽しく自由研究に取り組めるよう見守ってあげてください。






