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非認知能力をぐんぐん伸ばそう!非認知能力が伸びるおすすめ習い事5選

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非認知能力をぐんぐん伸ばそう!非認知能力が伸びるおすすめ習い事5選

今、文部科学省では「生きる力」を身に付けるための資質・能力を重要視すると提言しています。非認知能力はこの「生きる力」を身に付けるために大変重要な役割を担っています。非認知能力は習い事でも身に付けられるとされています。
そこで、非認知能力と習い事の関係性や、習い事の選びから、おすすめの習い事についてご紹介します。

今、文部科学省では「生きる力」を身に付けるための資質・能力を重要視すると提言しています。非認知能力はこの「生きる力」を身に付けるために大変重要な役割を担っています。

今回は、非認知能力を身に付けることのできるおすすめの習い事や非認知能力と習い事の関係性などをご紹介していきます。

子どもの成長に欠かせない非認知能力

非認知能力とは 

非認知能力とは、IQ(知能指数)に代表されるテストで測ったり数値化できる知的な能力(学力)以外の能力を広く指すものです。

具体的には、目標に向かって人とコミュニケーションをとりながら進めていく力や、新しいものを作り出して行く力、自分のことを好きだと思える力など数値化できない力が非認知能力にあたります。

非認知能力には正解がなく数値化もできないため、非常に抽象的で分かりにくいのが難点です。

しかし、最近の研究では、この非認知能力を子どものころから伸ばすことで、将来の成功につながるということが分かってきました。

なぜ非認知能力は今注目されているのか 

2000年にノーベル経済学賞を受賞したジェームス・ヘックマンさんが行った研究があります。この研究は、非認知能力が世界的に注目されるようになった理由の一つとして有名です。

この研究から分かってきたことは、IQ(知能指数)でははかることのできない学力以外の何かが、その子が将来成功するかどうかに大きく関わってくるということでした。

学力以外の何か=非認知能力を伸ばすことができれば、何事にも意欲を持って取り組むことができたり、できた喜びや楽しさを周りの人と共有できたり、毎日の生活がより豊かなものになるのです。
(参考 就学前教育の有無が教育的、経済的な差を生み出す ベネッセ総合教育研究所)

こちらもご覧ください
非認知能力とは?伸ばすためのポイントと親ができる4つのこと

習い事を選ぶ3つのポイント

1 集団の習い事かどうか
集団を通して、コミュニケーション能力や、目標に向かって協働する能力を高めることができます。その点からも集団での習い事は、非認知能力の向上が期待できる習い事といえるでしょう。

2 長く続けることができるか
習い事を始めると、どうしても辞めたいと言うときもあると思います。しかし、習い事を長く続けることで得られる能力もたくさんあるのです。

トライ&エラーを繰り返しながらも長く続けることで成功体験を積み重ね、非認知能力を高めることができます。

3 子ども自身でやりたいと決めたか
しばしば、習い事を子どもの意見を尊重せずに保護者が独断で決めてしまうことがあります。それでは、習い事へのモチベーションが保たれません。

子どもの興味・関心を最大限に尊重した習い事を選んであげましょう。

みらいいではほかにも非認知能力についてご紹介しています。
詳しくは以下もご覧ください。
 


非認知能力を伸ばす習い事の選び方5選!気をつけたいポイントを解説

非認知能力を伸ばす、おすすめの習い事はコレだ!


習い事と非認知能力は密接な関係があります。それでは具体的にはどんな習い事が、より非認知能力を伸ばす可能性があるのでしょうか?

さっそく、非認知能力をのばせるおすすめの習い事をご紹介しましょう。

プログラミング 

小学校でも必修化され、今後もますます注目されるプログラミング。個人でもくもくと進めるイメージのプログラミングですが、実はチームを組んで一つの目的に向かってチャレンジする習い事でもあります。

プログラミングを始めると、プログラミング的思考力が身に付きます。このプログラミング的思考力により、目標に向かってやりぬく力や、客観的に物事を判断する力などが身に付きます。

また、チームを組んでの作業は密にコミュニケーションをとりながらプロジェクトを進めていく必要があり、人と協働する力も自然と身に付けることができます。

これらは、IQ(知能指数)だけでは測ることのできない非認知能力といえることができます。

こちらもご覧ください!


ピアノ等の音楽系

音楽系といえば、1番最初に思い浮かぶ習い事は「ピアノ」ではないのでしょうか?ピアノは昔から習い事の代表格といえるほど人気の習い事ですよね。

今でも人気があるのは、「非認知能力」を伸ばす事のできる習い事だからではないのでしょうか。

ピアノは一人ひとりの個性に合わせた個人レッスンもありますが、注目したいのはグループレッスンです。グループで学ぶと、自分のパートを練習して他者とアンサンブルを楽しんでみたり、レッスン中にはお友だちの演奏を聴く機会もあるでしょう。

そこから、協調性や共感性、思いやりの気持ちなどを学ぶことができるのです。ピアノだけではなく、あらゆる音楽系の習い事には非認知能力を伸ばすチャンスがたくさんあり、是非ともおすすめしたいもののひとつです。

ボーイスカウト 

ボーイスカウトは、キャンプなどの野外活動を中心に、キャンプをしながら料理はもちろんのこと、ロープの使い方、手旗信号などといった知識や技術を習得します。ボーイスカウトをやっていると、災害時も慌てずその状況を乗り越えることのできる力が身に付くそうです。

どの活動も、チームを組んで、さまざまな決まりの元、リーダーシップや協調性、友情を育む内容となっており、異年齢での活動もあるため、上級生がリーダーとなり下級生を導いたり励ましたりする場面も多くあります。

そのような、集団活動を続けることで、成功体験や失敗体験を積み重ね、子どもたちには自然と「生きる力」が身に付くのです。

非認知能力を伸ばすためにボーイスカウトで活動するのもいいかもしれませんね。

スポーツ 

東京成徳大学の夏原隆之介教授が小学3年生~中学3年生までの1581人を対象に実施した「子どもの非認知スキルの発達とスポーツ活動の関連性」調査によると、スポーツ経験のある子どもは、自制心、忍耐力、目標思考などの非認知スキルが三毛に検車に比べて高いという結果を発表しました。

また、集団スポーツ経験者の方が非認知スキルが高い傾向にあることもわかりました。

集団スポーツだと、いくら個人の能力が高くても、周りとうまく調和しないとチームとしてのまとまりを失い、試合やコンテストで勝つことはできません。

このことからも、集団スポーツを経験させることは、非認知能力を高めるためには効果的でしょう。

ダンス 

ダンスと言えば、今はバレエやストリートダンス、チアダンスなどたくさんのジャンルのダンスが習い事として確立されています。ダンスは音に合わせて体を動かすことができ、楽しく入り込むことができる習い事だといわれています。

ダンスでは、豊かな感受性や人前で自信を持って表現する力など、自己表現力を育むことができます。

一見、個人の習い事のようにもみえるダンスも、実際は発表会に向けてみんなと協力して練習に励んだり、自分のパートに責任を持ち、一つの作品を作り上げたりと、社会性や協調性も大いに育まれる習い事です。

習い事と非認知能力の関係

習い事で非認知能力を育もう 

今まで、非認知能力を伸ばす習い事をお伝えしてきました。この記事を読んで「習い事を考えてみよう!」と思って頂いた保護者の方もいるかもしれません。

子どもさんが何かを「やってみたい!」と言ったならば、一度体験レッスンに足を運ぶのもいいでしょう。「やってみたけど、思っていたのと違った」ということもあるかもしれませんが、そのときはまた違う習い事を一緒に探せばいいのです。

習い事を始める理由はさまざまだと思います。しかし、いかなる理由があっても「子どもの可能性を広げたいから」という理由が根底にあるのではないのでしょうか?

子どもの可能性を広げるためには、非認知能力は必要不可欠です。習い事は、非認知能力を伸ばすことのできる合理的な方法の一つといえるでしょう。

子どもの得意なこと不得意なことを理解しよう  

自分の子どもにはどのような習い事が合っているのだろうか?と悩む保護者の方も多いかもしれませんね。

ここで、ハワード・ガードナー博士の「多重知能理論」をご紹介します。

ガードナー博士はIQ(知能指数)だけでははかることのできない知能を大きく8つに分けて提唱しています。

・言語・語学知能
・倫理・数学的知能
・視覚・空間知能
・身体・運動知能
・音感・リズム知能
・人間関係形成知能
・自己観察・内省知能
・博物学的知能

人にそれぞれ長所と短所があるように、ある知能が高かったり、低かったりします。単に学力だけではない、子どもの得意な知能を見極めて、その知能にあった習い事を考えてみるといいでしょう。
(参考 “8つの知能(MI)”で自分の可能性を見つめ直す 日能研)

2021年度度版!人気の習い事ランキング

イーラーニング研究所は、子どもを持つ20代~50代の男女254人を対象に実施した「2020年子どもの年末年始に関する調査アンケート」の中で、2021年にさせたい習い事、させる習い事のランキングを発表しました。
ランキングは以下の通りです。

第1位 英語・英会話スクール
第2位 プログラミング教室
第3位 スポーツ系
第4位 音楽系
第5位 通信教育

2020年はテレワークが推進されたこともあり世界中どこにいても活躍できるようなスキルが重要だと考えるご家庭が多かったかもしれませんね。
(参考 イー・ラーニング研究所、子どもの習い事は英会話スクール、プログラミングが人気 ICT教育ニュース)

2020年度版ランキングを知りたい方はこちらから!
【2020年最新版】小学生の習い事おすすめは?選び方やメリットも紹介! 

習い事で非認知能力を伸ばして「生きる力」を


変化の激しい時代に子どもたちには「生きる力」が必要不可欠です。この「生きる力」を身に付けるためにも、習い事をうまく活用し、ときには失敗や挫折を経験しながら、非認知能力を伸ばしていきたいですね。

さて、あなたのお子さんは何に興味がありますか?お子さん目がキラリと輝いたときは、習い事をはじめるチャンスかもしれません。

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