家族旅行で自由研究ができる!?スムーズに進めるポイントや研究テーマも紹介
公開日:2024年12月6日 更新日:2024年7月2日
夏休みの一大イベントといえば家族旅行。
その家族旅行で自由研究に取り組めたら一石二鳥ですよね。
今回は、家族旅行中に取り組む自由研究のテーマの選び方や、取り組むためのポイントをお伝えします。
また、事前準備をしておくと楽に取り組みやすくなるためぜひ参考にしてみてください。
家族旅行で自由研究をするなら事前準備が最も大事!
家族旅行で自由研究に取り組むことができます。
家族旅行中に自由研究に取り組みたい場合、最も大切なのは事前準備です。
早速ですが、やっておくべき事前準備を3つお伝えします。
- 自由研究の型や条件を知る
- 旅行の行き先や自由研究のテーマを決める
- 旅行先で取り組むことを決めておく
それぞれ詳しくみていきましょう。
自由研究の型や条件を知る
家族旅行で自由研究に取り組むためには、自由研究がどのような中身で成り立っているのかということを知っておく必要があります。
自由研究は、テーマを決める→予想する→調べる→まとめるという流れで進めていきます。
この型に当てはめることができれば、研究という形にまとめることができるのです。
ゴールの型を知っていれば、万が一立てた自由研究の計画が旅行先で実行できなくても、別のテーマで取り組むことができます。
また、型を知ると同時に学校が定める自由研究の条件も把握しておきましょう。
学校ごとに研究の条件が異なる場合があるため、取り組む前の確認は必須です。
旅行の行き先や自由研究のテーマを決める
旅行の行き先を決めたり、計画を立てる際はお子さまを参加させてあげましょう。
話し合いに参加したり、意見を取り入れてもらえたりすることは自由研究をやり切るモチベーションにもなります。
また、自由研究のテーマを決めるときには、親の意見はあくまでも提案であることを忘れないようにしたいですね。
これをやりなさいではなく、こういうことができそうなどという提案をして、テーマを決めていきましょう。
自由研究の進め方やサポートの方法についてまとめた記事もありますので、よかったら参考にしてみてくださいね。
「夏休みの自由研究を通して 子どもの生きる力を伸ばそう!」
旅行先で取り組むことを決めておく
旅行は時間が限られているので自由研究をどのような行程で行うのかを決め、どんな情報を得たいのかリストアップしておきましょう。
また、施設への見学などの場合は、事前連絡しておくと担当の方から話が聞けることがあるかもしれません。
事前準備をすることで、自分の欲しい情報に素早く辿り着くことができますよ。
お子さまがなかなか自由研究にに取り組む様子がないときは、ついつい口出ししてしまうこともありますよね。
ただ、その言葉がけが逆にお子さまのやる気をそいでいるかもしれません。
お子さまにやる気を持って取り組んでもらうための声かけのヒントをまとめた記事もあるので、こちらもよければ参考にしてみてください。
「知っておきたい! 子どものやる気をグングン伸ばす「言葉がけ」とは!」
家族旅行で自由研究をするメリット
家族旅行の計画に自由研究を組み込むと、お子さまは主体性を身につけやすくなります。
主体性を身につけるためには、自分で選んで、行動していくことが大切だからです。
家族旅行となると、その場所にいられる時間が限られているため、計画的に動かなければなりません。
そして計画通りに進めるためには、旅行の計画段階から子どもも参加して、立てた計画を自分で把握しておく必要があります。
計画段階から自ら選択することを積み重ね、旅行先でも計画をもとにどのように動いていくか判断し行動するチャンスがあるので、主体性を身につけやすくなるのです。
また、楽しい思い出と学習がセットなので、記憶の定着にも期待できますよ。
自由研究のテーマの選び方や見つけ方
事前準備の中でもとくに大切なことは、テーマ選びです。
テーマ選びはお子さまの自由研究への取り組む姿勢に大きく関わってきます。
ここではテーマの選び方と見つけ方についてお伝えしていきますね。
テーマを選ぶ際は子どもが興味のあるものを
自由研究はとくに手のかかる宿題ですので、早めに進めたくなりますね。しかし、自由研究に取り組むのはお子さま自身です。
モチベーションを維持しながら研究を進め、楽しく、より実りのある研究にするためにも、お子さま自身が興味のあるテーマを選びましょう。
テーマの見つけ方
テーマ決めは1番悩みますよね。
それは初めから、いいテーマを決めたいと思っているからではないでしょうか?
今年は初めからこのテーマと決めるのではなく、お子さまの興味のあるものから連想ゲームをして決めてもいいかもしれません。
連想ゲームには、マインドマップというツールがおすすめです。
中心にお子さまの「好きなもの」や「興味のあること」などと書き、そこに繋がるものをどんどん書いていきます。
そして、出てきたものの中に、新たに知りたいと思うことや、疑問に思うことはないかみてみましょう。
また、地域ではどうなのか、日本ではどうなのか、世界ではどうなのかというようなイメージで少しずつ視野を広げると、テーマも見つかるかもしれません。
家族旅行中にできる自由研究例
次に家族旅行中にできる自由研究の例を紹介しますね。
お子さまの興味がありそうなものを選んで、提案してみてください。
地域の特産物や歴史について調べる
こちらは、すでに思いついているテーマかもしれませんね。
方法としては、郷土資料館や道の駅に行ったり、おじいちゃんやおばあちゃんの子ども時代の話を聞いたりすることで、情報を集めることができます。
市町村のホームページには観光情報や特産物についての情報がまとめられている場合も多いので、一度覗いてみてもいいですね。
住んでいる地域の特産物を調べ、旅行先と比較してみるのも面白い研究になりそうです。
旅行記を作成する
旅行といえば旅行記が思い浮かびますよね。
旅行記には、スケジュールや訪れた場所の地図や写真を入れ、旅行で体験した中からとくに伝えたいことをまとめましょう。
体験したことから、好きなものを選び、それについて調べるとより学びを深められます。
自然を生かした研究をする
夏休みは、自然がいっぱいのところへ旅行することも多いのではないでしょうか。
自然がたくさんある場所で取り組める研究例はこちらです。
- 葉っぱ図鑑や昆虫採取など観察に取り組む
- 貝殻採集をしてアクセサリー作を作る海洋ごみと環境問題について考える
- 島の成り立ちを調べる
学年によっては採集だけでは研究の対象にはならないこともあるようなので、事前に自由研究の条件を確認することが大切です。
工場見学、農業体験
時間があるため、普段は行けない場所に行ったり、できないことができたりするのが夏休みのいいところですね。
そこで、工場見学や農業体験に参加してみてはいかがでしょうか?
事前に体験内容を調べ、どのようなことができるのか、なぜそれを行っているのかなどと予想を立てておくとより理解を深められますよ。
旅行会社やホテルの自由研究プラン
旅行会社では、夏休み期間限定の自由研究プランもあるようです。
伝統工芸品の創作や大掛かりな実験への参加、星空や野鳥の観察など様々なプランがあります。
お子さまの興味がある分野で一度探してみるのもおすすめです。
旅行前は持ち物リストで忘れ物チェック!
ここまで準備してきたにもかかわらず、忘れ物があるとせっかく立てた計画も実行できない可能性があります。
それを防ぐためにおすすめなのが、持ち物リストを活用することです。
表も用意しているので、ぜひご活用ください。
持ち物を事前に準備して、旅行に出発しましょう!
家族旅行で持っていくものリスト
- 鉛筆、消しゴム
- ノート、メモ帳、付箋
- カメラやスマートフォン
- クリアファイル、クリップなどまとめておくもの
- 研究時に使用するものをまとめておくカバン
- 採取したものを保存する袋や箱
旅行前はバタバタしがちなので、必要なものがある場合は旅行前に余裕を持って準備しておくといいですね。
https://scratch.mit.edu/projects/868427474/
旅行中にやること
テーマを決めて、準備をした後はいよいよ旅行ですね!
旅行中にやることもまとめてみましたので、参考にしてみてください。
家族旅行と自由研究を楽しむ
まずやることは、どちらも楽しむということです。
「宿題だからやってしまわないと」という気持ちも出てきますよね。
しかし、そこに集中しすぎてしまうと、せっかくの旅行が自由研究に振り回されて、大変な旅行だったとなってしまうかもしれません。
自由研究はあくまでも旅行を楽しむための一つの方法と捉えることで、旅行も自由研究も楽しみやすくなるのではないでしょうか?
お子さまの自由研究のテーマで旅先の物事を見てみることで、これまでの旅行とは違った楽しみ方ができるかもしれません。
計画の実行をサポートする
実行する際は、時間管理はできているか、聞きたいこと、知りたいことの記録はできているかなどサポートをしてあげましょう。
また、旅行中は計画通りいかないことも出てくるかもしれません。
そのときは、一歩引いた目線でアドバイスができるといいですね。
やり方を変えてみたり、捉える視点を変えてみたりするなどです。
計画通りに実行できるのは理想ですが、それが全てではありません。
自分で考えて、実行して、疑問の解決に近づくことが目的なので、目の前に出てきた課題に集中できるような提案をしてみてくださいね。
記録をたくさん残しておく
大人も子どもも、旅行中は目の前の体験に夢中になりやすいです。
目の前のことに集中することはとても大切ですが、まとめるときに記録を忘れてしまったとなると、とても悔しいですよね。
そうならないためにも記録を残すことを忘れないようにしましょう。
写真や動画を残しておくと、発表する際、相手にわかりやすく伝えることができます。
人から聞いた話だけではなく、自分の感想もメモや録音で残しておきましょう。
パンフレットや切符などの実物があるとより個性も出すことができますね。
親子で旅行も自由研究も楽しもう
旅行先という、いつもと違う環境で自由研究に取り組むと、お子さまの新たな成長がみられます。
また、事前準備に時間をかけて取り組むからこそ、お子さまは、自分で立てた計画を実行する楽しさや、疑問が解消するときの感動を強く感じられます。
そのためにも自由研究の型を把握し、事前準備をして、当日は目一杯楽しんでくださいね。
旅行も宿題もやり切ったと思える夏休みになりますように。
自由研究はお子さまの自己肯定感を高めるチャンスでもあります。
どのように接することで自己肯定感を高めることができるのかまとめた記事もありますので、参考にしてみてください。
自己肯定感をグッと高める! 子どもへの接し方とは?