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夏や冬の自由研究にピッタリ!鶏肉のおいしいレシピを考えよう!

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夏や冬の自由研究にピッタリ!鶏肉のおいしいレシピを考えよう!

子どもの夏や冬の自由研究として料理のレシピを考えるのも1つのアイディアです。

今回は、お料理の中でも身近な鶏肉のレシピに関するヒントをお伝えします。

焼いてよし、煮てよし、お出汁も取れる鶏肉を使ったおいしい料理を考えてみませんか?

鶏肉のスペシャリスト株式会社鳥芳さんにインタビューもしてきました!プロに聞いた切り方のコツ、レシピの例なども紹介します。

もくじ

    鶏肉の食べられている部位

    鶏肉には、モモ、ムネ、ササミ、手羽、ハツ、レバー、砂肝、首皮、軟骨などがあります。
    家庭でもなじみ深く、小学生でも扱いやすいのがモモ、ムネ、ササミ、手羽です。

    モモ肉は唐揚げでおなじみですね。程よく脂肪分があり、うまみとこくもあります。煮込みには骨付きで使用し、出汁を楽しむことができます。

    ムネ肉はタンパク質が多く、柔らかく、あっさりとしながらもうまみ成分が多く含まれています。油の風味を生かした料理や煮物にも使われます。

    ササミは鶏肉の部位の中で最もタンパク質が多いところ。脂肪が少なく、たんぱくな味です。熱が入ると柔らかくなります。蒸し料理やサラダによく出てきます。

    手羽は脂肪やゼラチンを多く含み、皮も肉も楽しめます。翼の他の部分に比べてうまみが強い部位です。揚げ物やスープにもいいですね。

    プロに聞いた!おいしくなる鶏肉の切り方

    鶏肉をおいしく料理するには、切り方も大切です。
    鶏肉がおいしくなる切り方を鶏肉のスペシャリスト株式会社鳥芳さんに伺ってきました!
    プロが教えてくれた小学生にもできる主な切り方を解説しましょう。

    準備するもの

    • よく切れる包丁
    • まな板(肉用のもの、もしくは使い捨てのもの。牛乳パックを洗って開いたものなどでも)
    • 料理用手袋(素手で調理する場合は、調理前後に手をよく洗いましょう)

    モモ肉

      1.皮を上にして置く
      2.半分に切る
      3.繊維が横になるようにして置く
      4.繊維に垂直になるように好みの太さに切る
      5.角切りにしたい場合は、4.の肉を90度回して置き、切る

    大きい塊で使いたい場合には、筋を切っておきましょう。
    画像の矢印の先の繊維状の白い部分が筋です。
    包丁でたたくようにすると簡単に切ることができますよ。
    包丁を引いて筋を切ってしまうと肉も切れてしまうので、あくまでたたくように切りましょう。

    ムネ肉

      1.皮を下にして置く
      2.繊維が横になるようにして置く
      3.繊維に垂直になるように包丁を入れ、そぎ切りにする

    鶏肉を斜めに切る「そぎ切り」。手を切らないように注意!

    ムネ肉は繊維を断つように切った後、そぎ切りにすると熱を加えても柔らかくなります。
    そぎ切りをする際には、手を包丁で切らないようにくれぐれも注意しましょう。

    包丁を使うのが難しい場合

    生の鶏肉は、滑って切りにくく、低学年だと力が入らず危ないことがあります。
    そのような時は無理せず、丸ごと火を通してからキッチンバサミで切ったり、鶏ひき肉を使ってミートボールとして料理に使ったりすることも考えてみてください。
    また、お店によっては希望を伝えるとその通りに切ってくれるところもありますので、お店の方に聞いてみてくださいね。

    鶏肉を扱う際の注意点

    生の鶏肉には食中毒を起こす恐れのある菌が付着しています。
    鶏肉を扱う際には、菌が他のものに着いたり、口に入ったりしないように下記のことに注意しましょう。

    • 鶏肉を切った包丁やまな板はすぐに洗う
    • 鶏肉を切った包丁をそのまま使って生で食べる野菜を切らない


    鶏肉に限らず、生の肉を切った包丁で、そのまま他の野菜を切らないようにします。
    野菜を切る必要があるときは、先に野菜を切っておき、最後に鶏肉を切るようにすると安心です。
    また、鶏肉を切る際、サラダなど生のまま食べるものを近くに置かないように気をつけましょう。

    生の鶏肉を切るのに使った包丁やまな板は、熱湯や漂白剤などで殺菌します。
    肉専用のまな板がない場合は、飲み切った牛乳パックなどを洗って開いて乾かしておき、その上で肉を切ると、使い終わったあとにそのまま捨てられるので安心です。
    素手で触ると、調理後にきれいに洗わなければなりません。使い捨ての調理用手袋などがあれば使ってもいいですね。

    鶏肉を切っている時に切りにくくなったら

    生の鶏肉を切っているときに、切りにくくなってきたら、包丁に熱湯を掛けて、ふきんで拭き取ってみてください。
    包丁についていた油や肉などが取れて切りやすくなりますよ。

    鶏肉のスペシャリストからのレシピ作成のヒント

    説明をしてくださる株式会社鳥芳 井元社長

    鶏肉についていろいろと学びましたね。では、続いて鶏肉のおいしいレシピを考えてみましょう!
    株式会社鳥芳さんにレシピを考える際のヒントを頂きました!

    肉に下味をつける

    唐揚げの下味に醤油やお酒、焼く前に塩を振る、などだけではなく、親子丼のような煮込み料理をする際にもみりんをもみこんでおくとおいしくなるそうです。

    レシピを考えるときには、下味も考えてみるといいですね!

    料理に適した切り方をする

    おいしく感じるために切り方も重要です。
    同じ角切りでも大きめに切るのか、小さめに切るのか。細く切るのか、厚く切るのか。火を通す前に切るのか、調理後に切るのか。ササミのように手でさく方法もあります。

    火の通りを合わせる

    お料理には肉だけではなく、野菜など他の具材も入っています。
    よりおいしくするためには、火の通りを合わせることを考えてみましょう。
    野菜が薄く切られているのに肉が分厚いと、野菜は火が通っているのに肉はまだ生だったり、肉に火を通すために長時間加熱したことで野菜に火が通りすぎたりということもあります。

    また、唐揚げなど大きめの塊として調理する場合は、肉の表面の火の通りと、肉の内部の火の通りを合わせることも大切です。周りは焦げているのに中身は生だと食べられません。唐揚げの場合は、表面がある程度固まったら、揚げている最中、油から網などで唐揚げをすくい戻す事を繰り返す事により、余熱で表面はカリッと、中はジューシーに揚げる事が出来ます。

    出汁を活用する

    骨付きの鶏肉からはおいしい出汁が取れます。
    水炊きに使う場合は、骨付きモモ肉を最低20分は煮込むそう。
    鶏肉カレーにすると、出汁が出ておいしいそうです。
    炊き込みご飯もよさそうですね。

    火の通りに気を付ける

    鶏肉はきちんと火が通っていないとおなかを壊してしまったりします。
    火が通っているかはしっかりと確認しましょう。
    確認の仕方は、肉がピンク色だったり、触ってぷにぷにしていたりしたらまだ火が通っていない証拠です。

    とても参考になりますね。いただいたヒントをもとに、自由研究としての鶏肉のレシピを考えてみましょう!
    どんな下味をつけるか?どんな切り方で、どんな調理法で作るのか?どんな材料や調味料と合わせてみるのか?
    牛肉や豚肉の料理を参考に考えてみてもいいですね!

    家庭では難しいプロの技!お店でお願いしてみよう

    インタビューでは家庭では難しいプロの技を見せていただきました。
    少し紹介します。

    こちらはお皿が透けるほど薄く切られた「鶏すき」用の肉。
    この薄く切られたお肉。家庭にある包丁では切れません。

    プロが使う包丁は、何年も研がれ、薄く、鋭く、小さくなっていきます。

    画像の左も包丁が新品、右のものが15年使ったものだそうです。
    全く大きさが違っていますね!

    そんなプロでないと切れない鶏すき用の肉は株式会社鳥芳さんで切った状態で買うことができます。

    家庭では鶏肉をこの薄さに切るのは難しいですが、「どうすれば家庭で鶏すき焼きを作ることができるか」を自由研究の題材にしてみてもいいですね!

    鶏肉は店頭で好みの大きさに切ってもらえますので、自分で切るのが難しい場合は相談してみましょう。

    鶏すき焼きのレシピはこちら!
    鶏すき焼きの作り方

    鶏すき焼きアレンジレシピ

    鶏すき焼きには直接味付けをする関西風と割下で食べる関東風があります。
    最近では、関西でも割下で食べる人が増えてきているそうです。
    他に、すき焼きのアレンジレシピもありますよ!
    子どもの好きな味付けや栄養価を考えてみましょう。
    トマトを入れる、カレー風味、チーズを入れるなども考えられますね。野菜は、お好みで!また、きりたんぽやトッポギ等などもおいしそうです。

    おいしい鶏肉のレシピを考えてみよう!

    飽きがこなくて何でも使える鶏肉。他の肉よりもあっさりしていることから、考えられるレシピは数多くあります。
    ぜひ、いろいろな調理をやってみて、オリジナルのレシピを考えてみましょう。
    自由研究にするときは、写真を活用すると分かりやすいですよ。

    自由研究に関する記事はこちら!
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