小学生の夏休み!おうち時間を親子で楽しく過ごすための2つのリストと計画とは?

いよいよ子どもたちが心待ちにしていた夏休み!
しかし、親は「家にいる時間をどうやって過ごそうか」と少し憂鬱になってしまうかもしれませんね。
そこで、今回は長い夏休みに手持ち無沙汰になることなく過ごすアイデアを紹介します!
ぜひお子さんと一緒に取り組みつつ、自分の時間も確保してくださいね。
夏休みは親が大変!その理由は三つ!
子どもたちは楽しみだけど親は大変!な夏休み。
そもそも何が大変だと感じているのでしょうか。
それは
- 子どもがしょっちゅう親に声をかけてくるので仕事や家事が進まない
- 子どもの分のお昼ごはんの準備が必要
- 親が一人になる時間がまったくなくなる
の三つ!
心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
この三つのうち、お昼ごはんの準備は仕方がありませんが、子どもがしょっちゅう親に声をかけてきたり、親が一人時間を確保できなくなるのは同じ原因です。
それはつまり「子どもがやることがなくなる」こと。
学校があれば、毎日8時~14時過ぎまではやることがあった子どもたち。
突然すべて自由時間になって、「やることがない!」と感じるのも当然です。
学校の宿題も毎日やっていれば1週間ほどで終わってしまうことも。
そして始まる「つまんない」攻撃。
親は変わらず家事や仕事などやることが多いので、しょっちゅう声を掛けられるとイライラしてしまいます。
では、どうすればいいのか?
それは「前もってやることをたくさん作っておく」ことです!
そのために必要なものは
- ワクワクリスト
- やってみようリスト
- 学習の計画
- 予定表
です。
順に見てみましょう。
①ワクワクリストを作る
まずは「ワクワクリスト」を作りましょう。
子どもの年齢に合わせて作成するので、小学1年生から高学年まで使えます。
これは、家族みんなで「夏休みにしたいこと」をなんでも書き出していくもの。
どんな小さなことでも構いません。
たとえば
- プールに行きたい
- 工作をしたい
- 図書館に行きたい
- 映画を見に行きたい
- 水族館に行きたい
- 遊園地に行きたい
- いとこと遊びたい
- 祖父母に会いに行きたい
- 花火をしたい
- 夏祭りに行きたい
- 絵を描いてみたい
など。
リストを出す際には、前もって参加できそうなワークショップやイベントをチェックしておきます。
子どもは自分の知っている範囲でしかアイデアを出せません。
子どもの世界を拡げてあげるために、ここが親の力の見せ所!
住んでいる地域の広報や、学校からのお知らせ、インターネットでの検索などを駆使して情報を集めておきます。
具体的な「やりたいこと」が子どもから出てこない場合は、選択肢を出してみましょう。
普段子どもが何に興味を持っているかも思い出しながら、できるだけ具体的に書いていきます。
もし、恐竜が好きな子どもなら、
「博物館に恐竜の化石が展示されているんだよ。見に行ってみようか」
「一緒に恐竜の図鑑を図書館に探しに行ってみよう」
「化石発掘の体験ができるところはないかな?」
など、興味を拡げてあげられるような提案ができるといいですね。
また、「何か作りたい」など、やりたいことが家でできることの場合は、材料を集めておきましょう。
ホームセンターなどでは、木片を安く売っているところもあります。
ビーズや粘土を準備しておくのもおすすめです。
粘土にもいろいろ種類があるので、お子様と一緒に何を作るか考えてみてもいいですね。
低学年の場合は、作ったものをそのまま自由研究の工作として使えることもあります。
もし、具体的に思いつかないようなら「どんな工作があるか、図書館に調べに行く」とリストに足しましょう。
インターネットで検索しても良いですが、図書館で実際に本を見ると、近くにもっと興味のそそられる本を見つける、ということもあります。
どんどん図書館も活用しましょう。
②やってみようリストを作る
ワクワクリストは、純粋に子どもが「やりたい!」「楽しそう!」なことを挙げるもの。
「やってみようリスト」はこの夏休みにできるようになったらいいなと思うことや挑戦したいことを書きます。
学習については別で考えるため、ここでは学習以外のことを書いてみましょう。
たとえば、
- 朝は早起きして散歩に行く
- ラジオ体操に参加する
- お昼ごはんは子どもが作る
- お手伝いをする(お風呂掃除、など具体的に)
- 泳げるようになる
- 運動会に向けて早く走る練習をする
など。
子どもにとっては負荷がかかることなので、継続するのは難しいかもしれません。
そこで、ゲームのように遊びながらできる工夫をしましょう。
先ほどのワクワクリストの中から、親が連れて行ったり費用を支払うなど、親にとって少し行動を伴うものを「ごほうび」として設定するのです。
たとえば、「10回お風呂掃除をしたら水族館」とし、紙に書いてシールを貼ったりチェックをしたりして「見える化」します。
ご褒美は家庭の状況や、難易度に合わせて考えてみてください。
兄弟がいる場合は、「一番多かった人が決定権を持つ」などにしてもいいかもしれません。
どうすれば楽しんでできるかを、子どもと一緒に考えてみましょう。
「プレイフル・シンキング」は働く人と場所を楽しくする思考法。こちらの記事もご参考に!
「自分にできる?」ではなく「どうやったらできる?」自分の可能性を拡げていこう!『プレイフル・シンキング』は「働く人と場を楽しくする思考法」
お料理は食育にもなり、自由研究にもなります。
子どもが料理をできるようになると、この先親がとても助かります。
低学年でも包丁や火を使わないで作るサンドイッチやサラダには挑戦できるでしょう。
包丁を使う際にはくれぐれも気を付けて、子どもから目を離さないようにしてくださいね。
面倒に思うかもしれませんが、低学年の時にしっかり教えておけば、高学年になったら「お味噌汁作っておいて」「おかず作っておいて」と伝えるだけで、一人で作れるようになることも!
最初は「少し炒めるのを手伝う」「お米を計る」などの簡単なものから始め、徐々にお料理に慣らしていくのがよいかと思います。
無理強いはせず、子どもが楽しくできる範囲でお願いしてみるといいですよ。
みらいいでは、高学年向けのプロの料理人に聞いたレシピの作り方の記事も!詳しくはこちらから!
夏や冬の自由研究にピッタリ!鶏肉のおいしいレシピを考えよう
③学習計画を考える
生活リズムが乱れがちな夏休み。しかし、ここで学習の習慣化ができれば、今後、子どもが勉強するのに役立ちます。
勉強はモチベーションがないとできないと考えられがちですが、モチベーションに頼るのではなく「習慣だからする」という状態になった方が、勉強に取り組みやすくなるからです。
夏休みだからと言って、朝ゆっくり起きるのではなく、学校があるときと同じ時間に起きるか、せめて、授業が始まる時間には勉強を始めるようにしましょう。
午前中に学校の宿題に取り組むのがいいですね。
低学年だと宿題はすぐに終わってしまうので、自由研究や、絵画に時間を使うことになります。
しかし、夏休みの宿題が終わったからといって何も勉強をしないでいては、一学期の内容を忘れてしまいます。
適宜、総復習のドリルや、インターネット上の無料プリント、教科書や問題集を用いて、復習に当てましょう。
量は少なくても構いません。「毎日」することが大切です。
勉強する際のポイントは「丸付けは親がする」こと。
親が答えをチェックすることで、子どもの理解度も分かり、子どもの勉強法が合っているかの確認もできます。
1人でやらせてしまうと、分からなかったらすぐに答えを見て丸写し、のような勉強の仕方になっていることもあるので要注意です。
夏休み前には「夏休み総復習」のドリルがたくさん売られています。
子どもと一緒に書店に行き、気に入ったドリルを選ぶのも良いですね。
子どものやる気がそがれないもので、分厚くなく「1冊できた!」という達成感を味わえるものを選びましょう。
④予定表を作る
ワクワクリスト、やってみようリスト、学習計画を予定表に書き込みます。
予定表は1か月が一目でわかる月間予定表と、一日のスケジュールを立てられるものとの2種類用意しましょう。
インターネットで無料でダウンロードできるテンプレートもたくさん公開されていますので、好みのものを探してみてください。
毎日のタイムスケジュールは、低学年は円グラフのようなものの方が視覚的に分かりやすいかもしれません。
夏休みの1か月が一目で見られるものに大きな予定を。
毎日の時間軸が分かるものに学習の時間や娯楽の時間などを書き込みます。
あまりきっちり立てるのではなく、緩めに立てるのもコツ!
できなかったことをこなす、予定を入れない日を1週間に1〜2日いれておきましょう。
振り返りも大切!
1週間ごとや10日ごとに見直して、無理がないスケジュールに調整するのも大切です。
「できなかった」まま放置すると、子どもは「できない」という体験を積むことになってしまいます。
一緒に振り返りの時間を取って、できたところ、難しかったところをチェックし、どうしたらできるかを子どもと一緒に考えてみましょう。
ゲームやYouTubeも時間を守ればOKにする
夏休みに、親がつらいことは「一人の時間がまったくなくなること」という方もいるかもしれません。
自分を満たし、また笑顔で毎日を過ごすために、一人の時間が必須という人も。
そのためには、子どもが一人で時間を過ごせるようになることが必要です。
同じ家の中で、少しの間、親に声をかけるのを控えてもらう時間。
そこでゲームやYouTubeを活用してもいいのです。
ただ、時間を決めないとずるずると長時間することになるので、そこはけじめが必要。
子どもに「〇分する」「〇時になったらやめる」など、一緒に約束事を決めて守るようにします。
この「約束を守る」というのは軽視しがちですが、自己肯定感を上げるためにとても大切です。
「自分との約束を守る」という経験を積むことで、「自分は約束を守れる人間だ」と自己肯定感が上がるのです。
一方、約束を守れないことが続くと「自分は約束も守れない人間だ」と自己肯定感を下げる原因にもなりかねません。
時間を計って声をかけるのは面倒ですが、そこは自己肯定感にもつながると思って、断固として守るように促しましょう。
子どもに予定を立ててもらう
高学年向けになりますが。ワクワクリストに書いたことを実現するための計画を子どもに立てさせるのもよい経験です。
たとえば、「遊園地にいきたい」というワクワクリストがあったとしましょう。
何時にどの電車に乗るのか、交通費はどれぐらいか、昼食はどうするか、移動手段は?など、すべて子どもたちに調べてもらい、予定を立ててもらうのです。
インターネットを目的を持って使いこなし、時間感覚、段取り力も身に付きます。
予定が経ったら、説明してもらいましょう。プレゼン力まで鍛えられます。
説明を聞くときには「工夫した点」について質問をし、できれば褒めてあげてください。
自信につながります。
学童やオンライン学習も活用する
長い夏休み。家の中だけで過ごすのも難しいですね。
そんな時は、夏休みも利用できる学童なども利用しましょう。
子どもたちの気分転換にもなります。
また、オンラインで単発で学びができるものも多くあります。
子どもの興味関心に合わせて調べてみるのもいいですね。
みらいいでも、たくさんのワークショップを用意しています。
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たくさん時間を使える夏休み!
ここまでリストや計画について紹介しましたが、子どもにとっては「ひまになる」というのも大事な経験。
隙間時間をタブレットなどで埋めてしまうよりも、「ひま」な時間も作り、子どもが「つまらないからこれしてみよう」と動き出すのを待ってみても。
おうち時間を親子で過ごすだけではなく、外部のサービスも上手に活用しながら、保護者の方も疲れが出ないように、楽しく乗り切りましょう!