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子どもがプログラミングで社会課題の解決に挑戦!詐欺被害を防げ!

子どもの成長
公開日:2021年10月26日 更新日:2021年10月26日
子どもがプログラミングで社会課題の解決に挑戦!詐欺被害を防げ!

2020年、小学校ではプログラミング教育が必修化されました。プログラミング的思考を子どもたちはどのように活かすのでしょうか。
今回は、みらいいが運営するプログラミング教室、みらいいアカデミアの発表会で披露された作品を紹介します。

2020年、小学校ではプログラミング教育が必修化されました。プログラミングでは、コンピュータに意図に沿った処理を行わせるための論理的な思考力が必要です。『問題解決への道筋を論理的に考える力』であるプログラミング教育について興味・関心を持たれているお父さん、お母さんも多いのではないでしょうか。 

プログラミング的思考を子どもたちはどのように活かしているのでしょうか、また、問題解決のためにどんな過程をたどるのでしょうか。

みらいいでは

「これはすごいな」
「あれっ、こんなこともできるんだ」
「私もやってみたいな」

という子どもたちの思いを大切にしています。

今回は、みらいいが運営するプログラミング教室、みらいいアカデミアの発表会で披露された作品を紹介します。

参加したのは14クラスの子どもたち!クラスごとにビジュアルプログラミング言語のScratch(スクラッチ)を使って、”社会課題”をテーマとしたゲームやアニメーションを制作しました。

みらいいが開催するイベントはこちらでも紹介しています。
【みらいの学びフェスティバル2021〜プログラミング教育&金融教育編〜】開催レポート


この記事では「詐欺被害」をテーマにした作品をご紹介します。

・テーマを選んだ理由
・作品に込めた想い

などを、子どもたちへのインタビューを交えて紹介します!

さらに、全てのプロジェクトに伴走した、みらいい編集部であり、現役プログラミング講師の齊藤陸先生にも、子どもたちの取り組みの様子などをインタビューしました!

開発者の紹介

名前:かずやくん
好きなもの:ゲーム、ボール遊び
役割:リーダー、プランナー、デザイナー、プログラマー

※それぞれの役割
リーダー・・・指示を出したり、チームをまとめる役割
プランナー・・・期日までに良い作品をつくるために、どのように進めていくかなどの、スケジュール管理をする役割
デザイナー・・・作品に出てくるキャラクターなどのデザインをする役割
プログラマー・・・作品に出てくるキャラクターなどの動きをプログラミングする役割

作品の紹介

作品名:ボブの詐欺発見!

詐欺犯罪の種類を紹介して、被害に遭わないような知識を得られるアニメーションです。子どもの被害が多い詐欺と、高齢者の被害が多い詐欺の2つに分けて詐欺を紹介をしています。会話形式で詐欺の種類とその手口を詳しく紹介しています。

紹介されている事例としては、子どもの被害が多い詐欺では、オンラインゲームを通してのウイルス感染や個人情報流出、アップデートと称してお金をだまし取られる手口などです。また、オンラインゲームに関する犯罪として、知り合った人に誘拐されてしまうことなども合わせて紹介しています。

高齢者の被害が多い詐欺では、クレジットカードを使った詐欺や特殊詐欺、架空請求などが挙げられていました。

最後に、詐欺被害にあっているかもしれないと思った時の解決法として、警察や消費生活センターへの相談をすすめています。

開発者へのインタビュー

編集部ーなぜ「詐欺被害」をテーマにしたの?
かずやくん自分がされたら嫌なこと・困ることを考えたら思い浮かんだからです。スマホを使うことで架空請求や特殊詐欺の被害に遭う可能性があることを同じ小学生に知ってほしいと思いました!

編集部ー現状ではどんな問題が起こっているの?
かずやくん最近では、子どもがオンラインゲームで遊んだりスマホをもつことで、危険なサイトや知らない人と出会う確率が高くなりました。それで架空請求や特殊詐欺の被害が増えたりするからです!

詐欺について調べてみると、僕たちのような子どもたちだけでなくお年寄りたちも特殊詐欺にあうことが多いことも分かりました。

編集部ーそれを知ってどう思った?
かずやくんー自分もオンラインゲームでよく遊んでいますが、こんな詐欺があるとは知らなかったです。

編集部ーそうなんだね!子どもたちにとっても詐欺被害は身近なものなんだね。いつも楽しく遊んでいるオンラインゲームが詐欺被害につながってしまうなんて、困ってしまうよね。

編集部ー今回の作品にはどんな想いが込められているの?見た人に伝えたいことは何かな?
かずやくんいろんな詐欺があることや、詐欺は他人事ではないということを伝えたいです!

編集部ーかずやくんの作品ではいろんな詐欺が紹介されているよね。

編集部ー今回の作品制作でここ頑張った!ってところや、工夫したところは?
かずやくんー詐欺の種類をたくさん調べたところと、文字をたくさん打ったところです。

編集部ーそうだね!1人で全部制作した中でとても頑張ったね!制作の中で大変だったのはどんなところ?
かずやくんオープニングからエンディングまでのストーリーを考えるのが大変でした。

編集部ー詐欺の種類や内容をよく調べたね!たくさんの情報があったけれど、とてもよくまとまっていたよ。子どもに多い詐欺と高齢者に多い詐欺に分けて紹介したところも、とても分かりやすかったね。

編集部ー作品制作を通して、テーマについて新しく知ったことはあった?

かずやくん詐欺は自分にとっては遠い存在だと思っていたけど、調べていく中で、身近にあるものなんだなと感じました。あと、詐欺の件数がすごく多いということも分かりました。

編集部ー今回のテーマについて自分でも何かしてみようを思ったことはあるかな?
かずやくん自分も架空請求や詐欺被害について知らなかったように、周りのみんなも知らないと思うので、詐欺について今回調べたことなどを広めていきたいです。

編集部ー今回のテーマ以外にも気になっている社会問題はある?
かずやくんー海洋汚染についても気になっています。

かずやくん、ありがとう!
これからもプログラミングを楽しんでね!

サポート役のもみのき先生に制作の様子を聞きました!

チームの一員として、かずやくんのプロジェクトに携わった、もみのき先生に話を聞きました!

編集部ー制作を通して一言お願いします。
もみのき先生ー「詐欺被害」という誰にでも起こりうるテーマを、どうやってみんなに伝えるかという難しい部分もありましたが、楽しみながらプログラミング考えて形にしていました。

編集部ーもみのき先生から見たかずやくんの様子はどうしたか。
もみのき先生ー全部の役割をやってくれたのですが、とても指示が的確でした。テーマについてやりたいことが明確になっていたので、チームの一員としてとてもやりやすかったです。

みらいい編集部の一員でもある齊藤先生に話を聞きました!

編集部ー制作の様子についてはいかがでしたか。
齊藤先生小学生であるかずやくんが、大学生のもみのき先生に指示を出すという新しい試みでしたが、チームとして素晴らしくまとまっていたと思います。

編集部ーかずやくんの作品はいかがでしたか。
齊藤先生ー比較的長尺のアニメーションを1でめげずに制作したところは本当に頑張ったと思います。元々発想力が素晴らしい子なのですが、それを形にするという部分でものすごく成長したなと感じました。

編集部ー今後かずやくんに期待するのはどんなことですか。
齊藤先生ーメッセージブロックをたくさん使って会話のアニメーションを作るというのがかずやくんの得意分野の1つだと思うので、これからもっとできることを増やして、
かずやくんの素晴らしい発想力にプログラミングの技術力がついていけるように、今後も楽しく取り組んでくれたら嬉しいです!

もみのき先生、齊藤先生ありがとうございました!

幅広い世代で問題となっている「詐欺」をテーマに素晴らしい作品をつくってくれました!
かずやくん、お疲れ様でした。

プログラミングを通して社会課題を解決しようとする子どもたちを見て、あらためて子どものプログラミング的思考への可能性を感じました

みらいいでは、みらいいキッズのプログラミング作品をほかにもご紹介しています!
小学生×SDGs×プログラミング!「ろすなし村 の冒険」
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