自由研究を低学年はどう進める?小学1・2年生向けの実例とまとめ方を紹介
小学校低学年は、自由研究が初めてという子どもも多いでしょう。
そのため、テーマ決めやまとめ方など、保護者のサポートが必要になることもあります。
この記事では、低学年向けの自由研究の進め方や実例、まとめ方などを紹介します。
ぜひ参考にしながら、親子で楽しく自由研究に取り組んでみましょう。
低学年の自由研究は「簡単・体験」がおすすめ

低学年のうちはまだ自由研究に慣れていないため、簡単にできるテーマがおすすめです。
実際に体験しながら進めることで、楽しく取り組めるだけでなく、子どものさまざまな力を育むきっかけにもなるでしょう。
1・2年生に向いているテーマの特徴
低学年の子どもは、初めて自由研究に取り組むケースも多いため、身近で興味を持ちやすく、内容も複雑ではないテーマを選ぶとよいでしょう。
たとえば、すぐに結果が分かる簡単な実験や、自分で切ったり組み立てたりする工作などがおすすめです。
まずは、「自由研究って楽しい!」と興味を持つことがとても大切です。
簡単なテーマであれば、「できた」という達成感も得られるでしょう。
体験を通して分かったことや感じたことをまとめれば、立派な自由研究になります。
親子で進めると低学年でも取り組みやすい
低学年の子どもの自由研究は、親子で一緒に取り組むとスムーズに進めやすくなります。
自由研究が初めての子どもにとって、テーマ決めからまとめまでをひとりで進めるのは難しいもの。
何をすればよいのか分からず、悩んでしまうケースも少なくありません。
そのため、テーマ選びやまとめ方などは、一緒に考えながら進めると取り組みやすくなるでしょう。
低学年の自由研究の進め方

ここでは、低学年向けの自由研究の進め方について紹介します。
大まかな流れを事前に知っておけば、悩まずに進めやすくなるでしょう。
テーマ決めから完成までの流れ
自由研究は、大まかに以下の流れで進めていきます。
- テーマを決める
- 実験や観察、調べ学習などで情報やデータを集める
- 結果をもとに、何が分かったのかを考える
- 内容をまとめる
工作をする場合でも、作品を作るだけでなく、作り方の手順や作って感じたことなどをまとめると、より自由研究らしく仕上がります。
親子で楽しく進めるコツ
親子で楽しく自由研究を進めるコツは、たくさんコミュニケーションを取りながら、一緒に考えてみることです。
一緒に実験や観察をしたり、料理や工作をしたりしながら、子どもと会話を楽しんでみましょう。
「これはどういうことかな?」
「ここをこうしてみよう」
「これはどう思う?」
など、保護者が問いかけながら進めることで、自然と自由研究の方向性も見えてきます。
親子で会話をしながら取り組む時間は、子どもにとっても楽しい思い出になるでしょう。
自由研究の進め方については、以下の記事でも解説しています。
小学生の夏休みの自由研究はテーマ選びが重要!学年別・ジャンル別にまとめ方まで解説
【ジャンル別】低学年におすすめの自由研究テーマ

低学年には、簡単に取り組めて、短時間で結果が分かる自由研究がおすすめです。
どのようなテーマがあるのか、ジャンル別に見ていきましょう。
実験:変化が分かりやすい
「水に野菜を入れるとどうなる?」「静電気はどうやって作る?」など、実験は子どもの好奇心を刺激してくれます。
すぐに変化が見られて結果も分かりやすいため、低学年でも取り組みやすいテーマと言えるでしょう。
植物や電気、磁石など、さまざまな科学に触れながら、「なぜこうなったのか」を考えることで、子どもの考える力や調べる力も育まれていきます。
工作:作って楽しめる
工作は、ペットボトルや紙コップ、折り紙など、家にある材料を使って楽しみながら取り組めるテーマです。
ものづくりが好きな子どもに向いているでしょう。
「ここはどうすればいいかな?」と考えながら進めていくので、創造力や考える力、空間をイメージする力などが身についていきます。
観察・調べ学習:身近なものを調べやすい
観察は、植物や虫の成長など、身近なものをテーマにしやすい自由研究です。
長期間にわたって観察することも多いため、観察力や考える力、継続する力などが養われるでしょう。
一方、調べ学習は、テーマについて詳しく調べ、分かったことをまとめていく自由研究です。
興味のあることをテーマにすると楽しく取り組みやすく、考える力や分析する力、まとめる力なども育まれます。
【実例】低学年におすすめの自由研究アイデア

低学年におすすめの自由研究には、簡単に取り組めるものが多くあります。
子どもの好きなことや得意なことに合わせて選ぶとよいでしょう。
ここでは、自由研究アイデアの一例を紹介します。
すごろく作り

小学校では、プログラミング教育が必修化されています。
そこで、プログラミングの要素を取り入れたオリジナルすごろくを作る自由研究はいかがでしょうか。
すごろくを紹介する前に、『アベベのぼうけん』という絵本に少し触れておきましょう。
この本には、「プログラミング的思考」が学べるからくりがたくさん含まれており、プログラミングにおける基本的な考え方を学べます。

この本では「すごろく」を使ってストーリーが進んでいきますが、一般的なすごろくではなく、プログラミング要素を取り入れたすごろくになっている点が大きな特徴です。
それでは、さっそくオリジナルすごろくを作ってみましょう。
すごろくを作るうえでのルールは以下のとおりです。

これらのルールをプログラミングで考えてみると、
①反復構造=繰り返す動きのこと
②データ(変数)=文字や数値等の値を入れて置くための箱
③条件分岐=ある条件によって、次に行う処理を切り替えること
にあたります。
次は、すごろくのテーマを考えましょう。
たとえば、
- 宇宙に行って宇宙人を探しに行く
- ハンターからさまざまなトラップを潜り抜けて逃げる
などがあります。
テーマが決まったら、実際にすごろく作りに取りかかりましょう!
色ペンなどを使って、カラフルに仕上げても楽しいですね。
この本を読んで、実際にオリジナルのプログラミング的すごろくを作れば、話題のプログラミングを取り入れた自由研究の完成です。
プログラミング入門として挑戦してみてもよいでしょう。
『アベベのぼうけん』については、以下の記事でも詳しく紹介しています。
【本からゲームを作ろう!前編】〜アベベの冒険〜
【本からゲームを作ろう!後編】〜アベベの冒険〜
すごろく作りのワークショップも行いました!
【実施レポート】実は、すごろくでプログラミング的思考が養える!
リボべジ観察

引用元:Hondaキッズ
余ったくず野菜を使って、簡単な観察をしてみるのもおすすめです。
くず野菜の切れ端が再生していく様子を観察していきましょう。
このように、くず野菜を再び育てて食べられるようにすることを「リボーン・ベジタブル」、略して「リボベジ」と呼びます。
大根やにんじん、かいわれ大根などを準備し、根やヘタの部分を中心に、いつもより2〜3cmほど大きめに切っておきます。
切り落とした野菜を、断面が少し浸る程度の水を入れたトレイや容器に置きましょう。
ポイントは、定期的に水を替えることと、直射日光を避けた明るい場所で育てることです。
くず野菜がどのように再生していくのかを写真に撮り、大きな画用紙や模造紙などに観察記録としてまとめてみましょう。
リポベジを行うことは、フードロスの削減につながります。
SDGsの実現にも貢献することになりますので、ぜひ挑戦してみてください。
以下の記事でも、フードロスについて解説しています。
SDGs12とは?私たちにできることを小学生向けに解説|つくる責任・つかう責任の意味と課題
おひさま時計作り
おひさま時計は、太陽の動きによってできる影を利用した時計です。
段ボールと割りばしがあれば、簡単に作ることができます。
【準備するもの】
- 段ボール
- 割りばし
- 方位磁石
- 時計
- ペン
- ガムテープ
【作り方】
1.段ボールの真ん中に穴を開け、割りばしを立てる。ペンで割りばしから線を引く。
2.線の上に方位磁石を置き、線の先が北になるように合わせる。

引用元:Hondaキッズ
3.影ができた先の箇所に印をつけ、そのときの時間を書く。
4.1時間おきにできた影の場所を記録する。終わったら中心と印を線で結ぶ。

引用元:Hondaキッズ
時間がたつにつれて、影の向きや長さがどのように変化するのか観察し、写真やイラストにまとめてみてください。
入浴剤実験
泡が出る入浴剤を使って、動くボートを作ってみましょう。
【準備するもの】
- フィルムケース
- 発泡入浴剤
- 発泡スチロール
- 細いストロー
- 接着剤
- キリ
- カッター
【取り組む流れ】
1.フィルムケースのふたに穴を開け、ストローを通して接着剤で固定する。

引用元:Hondaキッズ
2.発泡スチロールをボートの形に切り、ボートの底をフィルムケースの形にくりぬく。ボートの前の方にフィルムケースを取りつける。

引用元:Hondaキッズ
3.フィルムケースに半分ほどのお湯と砕いた入浴剤を入れ、ふたをして湯船に浮かべる。
入浴剤の種類やボートの形によって、進む速さが変わります。
どのような形が速く進むのか、さまざまな形で観察してみましょう。
カーネーション実験

引用元:Hondaキッズ
白いカーネーションを色水につけて、花の色が変わる様子を観察してみましょう。
【準備するもの】
- 白いカーネーション
- 透明なコップ
- 食紅などの着色剤
- ハサミ
- 使い捨て手袋
【取り組む流れ】
1.コップに水と着色剤を入れて色水を作る。
2.カーネーションの茎を適当な長さに切り、色水に入れる。
3.数時間後や1日後の様子を観察し、写真やメモで記録する。
時間がたつにつれて、花びらの色がどのように変化するのか比べてみましょう。
茎を割いて違う色の水につけると、カラフルな花を作ることもできます。
時間がない人は、以下の記事をぜひチェックしてみてください。
1日でできる自由研究のテーマをたくさん紹介しています。
夏休み終盤でも大丈夫!1日で終わる学年別おすすめの自由研究テーマ
低学年の自由研究のまとめ方

低学年では、実験や調べたことを自分でうまくまとめるのが難しいこともあります。
まとめ方のポイントを押さえれば、分かりやすく見やすい自由研究に仕上げられるので、ぜひ参考にしてください。
「やったこと・分かったこと」を分かりやすく書こう
まずは、「やったこと」と「分かったこと」をまとめましょう。
自由研究で何を調べたのか、使った道具や実験・観察の方法などを書いていきます。
低学年の子どもにとって、「調査結果」から考察するのはまだ難しいこともあります。
そのため、「どう思った?」「何が分かったかな?」と、保護者がインタビューのように質問しながら言葉を引き出していくのがおすすめです。
子どもが答えてくれた内容を参考にしながら、実験や観察を通して分かったことを書くと、立派なまとめになります。
低学年であれば、大きな模造紙や画用紙にまとめると見やすいでしょう。
写真やイラストを使って楽しくまとめよう
自由研究は、写真やイラストを使うと、より分かりやすく楽しい仕上がりになります。
文章だけでは伝わりにくい内容も、写真やイラストがあることで視覚的に理解しやすくなるでしょう。
また、目立たせたい部分の文字を大きくしたり、色を付けたりしても。
見やすく、華やかな自由研究になります。
今はスマートフォンで手軽に写真が撮れますが、絵を描くのが好きな子どもであればイラストを描いてもよいでしょう。
中学年向けの自由研究のまとめ方については、以下の記事をチェックしてみてください。
ワクワク楽しい自由研究テーマ例!小学生中学年編
低学年の自由研究で失敗しないポイント

自由研究に取り組むなら、子どもには楽しみながら進めてほしいですよね。
失敗しないポイントを理解し、子どもがスムーズに取り組めるようサポートしてあげましょう。
難易度が高すぎるテーマは避ける
学年に合っていない、難易度が高すぎるテーマは避けるようにしましょう。
難しすぎるテーマを選ぶと、子どものやる気や意欲がなくなり、途中で挫折してしまう可能性もあります。
自由研究を楽しみながら進めるためにも、子どもの興味や好きなことに合ったテーマを選ぶことが大切です。
自分で見つけた「なぜ?」を解決していく経験や達成感は、今後の学習意欲にもつながっていくでしょう。
親がサポートしすぎない
保護者がサポートしすぎないこともポイントです。
つい手助けしたくなってしまいますが、適度な距離感を意識しながら見守りましょう。
テーマ選びやまとめ方のアドバイスをしたり、実験や観察のスケジュールを一緒に考えたり、必要な道具や材料を準備したりと、あくまでサポート役として関わることが重要です。
適度な距離感で見守るだけでも、子どもは安心して自由研究に取り組めます。
考える力や主体性、文章力なども自然と育まれていくでしょう。
低学年の自由研究は楽しめて簡単なテーマがおすすめ

低学年はまだ自由研究に慣れていない子どもが多いため、楽しみながら短時間で結果が出るテーマがおすすめです。
簡単に取り組める実験や観察、工作などからテーマを選ぶ際は、子どもが興味を持っていることや好きなことを参考にするとよいでしょう。
また、「これはどう思う?」「この結果からどんなことが分かるかな?」など、コミュニケーションを取りながら進めていけば、子どもにとっても楽しい時間になります。
ただし、保護者がサポートしすぎないことも大切です。
適度な距離感を保ちながら、親子で楽しく自由研究に取り組みましょう!
自由研究のテーマについては、以下の記事でもたくさん紹介しています。
こちらもぜひチェックしてみてください。
夏休みの自由研究をじっくり探求したい小学生向け!学年別おすすめのテーマも紹介






