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年末の大掃除!今年は子どもと一緒に取り組んでスッキリきれい!

親の学び
公開日:2024年12月7日 更新日:2023年12月7日
年末の大掃除!今年は子どもと一緒に取り組んでスッキリきれい!

年末の大掃除。寒い季節に冷たい水。忙しい年末がさらに忙しくて、掃除するのが億劫になってしまいますね。

そんな時は、家族みんなで取り組んでみましょう!

一人ですべてやろうとすると大変でも、手分けすればそうでもないもの。

子どもたちにも大掃除をしてもらうことで、家族の一員として役目を果たそうという意識が出てきたり、自己肯定感や自己効力感に繋がったりすることもありますよ。

この記事では、家族全員で取り組む大掃除の方法について紹介します。ぜひ取り入れてみてくださいね。

もくじ

    大掃除はいつする?

    大掃除などの新年に向けての準備は12月13日に始め、28日までに終わるとよいとされています。12月13日に行われる「すす払い」という行事からきています。江戸時代に江戸城中をきれいにしたという風習から、庶民もこれに習って始めたそうです。すす払いは今でも神社などで歳神様(としがみさま)をお迎えする準備として恒例行事になっています。
    なお、大掃除を「やってはいけない」とされる日は12月31日、1月1日。大掃除の後に飾る正月飾りは12月29日(二重苦を意味する)、30日(旧暦では大晦日にあたる)、31日(一夜飾りとなり神様に失礼とされている)は避ける方がよいとされています。年末のゴミ出しの日程などを考えると、大掃除は28日までに終わらせるのがよさそうです。

    大掃除はお母さんの担当…ではない!

    大掃除を大人だけがやると思っていませんか?仕事や家事もある中でそれは大変です。子どもたちだって、家族の一員。大掃除を一緒にすることで、人に喜んでもらえたり、達成感を感じることもできます。それは自己肯定感や自己効力感にも繋がっていくものです。親の負担も軽くなり、子どもたちにもいい影響があり、家もきれいになる大掃除。家族全員を巻き込んでしまいましょう。

    大掃除の段取りは?

    漠然と「大掃除をしなくちゃ。大変だな」と思っていると、大掃除がとても大きな課題に思えてきてしまいます。まずは、「何をするか」段取りを見える化しましょう。
    大掃除の段取りとしては、下記になります。

    1. 不用品を選別して捨てる
    2. 掃除用具を準備する
    3. 大掃除をする場所を書き出して表にする
    4. 家族の担当箇所を書き入れる
    5. 表に掃除予定日を入れておく

    順に説明します。

    不用品を選別して捨てる

    まずは整理整頓が必要です。
    整理整頓とは、必要なものと不要なものに分けること。
    「いつか使うかも」は「使わない」と心得て思い切って廃棄することも大切です。
    子どもが幼稚園や学校で作った工作物や絵は捨てがたいですが、どうしても残しておきたいもの以外は、写真を撮って「作品集」としてアルバムにするのも1つの方法です。
    「アルバム」や「フォトブック」で検索してお好みのものを活用してみてもいいですね。
    子どもが「捨てたくない!」と主張するものは、「一時入れ」として袋や段ボール箱に入れ、一定期間触らないようなら廃棄する、と決めておくと、すぐに決断しなくてよいのでプレッシャーが減ります。この場合は、「段ボール1箱に入る量だけ」など、制限を設けておきましょう。

    不用品の行先

    整理整頓で不用品が出た。でも捨てるにはまだ使えるしもったいない。
    そんな時は、人に譲ったり、フリマアプリなどで売ることを考えてみてはいかがでしょうか?
    子どものサイズアウトしたものは、小さい子がいるママ友や親戚に必要かどうか聞いてみましょう。フリマアプリに出品するのは少し手間がかかりますが、携帯電話があればできるため、挑戦してみてもいいですね。ちょっとしたお小遣いになれば、「どんどん片付けて不用品を売ろう」とモチベーションアップにもつながります。

    掃除用具を準備する

    せっかく掃除を始める気になっても、掃除用具が足りていないとやる気がそがれてしまうもの。そうならないように前もって準備しておきます。
    雑巾、高いところを拭けるもの、ワイパー、洗剤、掃除用手袋など。
    重曹やクエン酸は落ちにくい汚れに対応できますが、分量を量って混ぜる必要があるため、手間に感じることもあります。そんな場合は、ウェットシートにクエン酸や重曹をしみこませたものも市販されているので、活用してみてください。
    トイレ用洗剤なども忘れがちなのでご注意を。
    いかに大掃除へのハードルを下げるかが鍵です。子どもたちにも大掃除をしてもらうので、子どもでも扱いやすい物を選びましょう。

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    大掃除をする場所を書き出して表にする

    引用元:編集部作成


    大掃除をする場所を縦軸にして表を作ります。
    「子ども部屋」などの場所だけではなく、掃除をするときの項目ごとに分けて書きましょう。
    例えば「子ども部屋整理整頓」「子ども部屋拭き掃除」「子ども部屋窓掃除」など。項目を詳細に分けることで、一つひとつのハードルを下げることができ、終わった後にチェックを付けていった時に達成感を味わえます。
    表の横軸には家族の名前を書き込みます。

    家族の担当箇所を書き入れる

    引用元:編集部作成

    掃除場所と家族の名前を書き入れた表の、担当箇所に〇を付けていきます。
    ここで、先ほど詳細に項目分けしたことが生きてきます。
    「子ども部屋の掃除」だと、実際に何をすればいいか、子どもには漠然としすぎていてどうすればいいか分からないこともありますが、「整理整頓(いるものといらないものに分ける)」と書いておくと子どもでも取り組めるのです。また、細かく項目に分けることで担当箇所が分かりやすくなります。兄弟がいる場合は、担当箇所の数が偏らないように注意しましょう。

    表に掃除予定日を入れておく

    引用元:編集部作成


    掃除の担当箇所が決まったら、掃除予定日も担当の〇印の横に書いておきます。そのうちやろうと思っていたら、あっという間に年末になってしまいます。普段からこまめに掃除をしている家庭以外では、大掃除は数日かかるものです。予備日も含めて余裕を持って日にちを書いておきましょう。また、家族全員で見るカレンダーがあれば、そちらにも「大掃除」と書き入れておくと家族全員で意識することができます。毎日少しずつ整理整頓をしておく、12月の土日にまとめて進めるなど各家庭に合わせてみましょう。
    作った表は家族全員が見やすい場所に貼っておきます。

    やる気になる一工夫

    大掃除の担当箇所や日程が決まったら、当日はみんなで声を掛け合って実行しましょう。
    そこでやる気になる一工夫を。
    星のキラキラシールや小さなハンコなどを用意して、掃除が終わったら印をつけていくようにします。「早く〇個たまったら、もしくは一番多く印を集めたら、ご褒美」と決めておきましょう。
    クリスマスケーキを最初に印を集めた人の希望のものにする、普段は買わないおやつを買ってみるなど。

    引用元:編集部作成


    数を競うようにして、自分の担当場所以外のお手伝いも認めることにすれば、親の担当場所を子どもたちが手伝ってくれるかもしれませんよ。
    家族がやる気になるご褒美を話し合って決めてみましょう。

    子どもに任せる時のポイント

    子どもに大掃除の担当場所を任せる時のポイントがあります。
    それは

    • 大掃除をするのは家族の一員として当然のことであるという前提でいる
    • やり方はやって見せ、明してやらせてみせて、褒める
    • 具体的にどうすればいいかを伝える
    • 一旦任せたら口出しせずに見守る


    の4つです。

    大掃除をするのは家族の一員として当然のことであるという前提でいる

    子どもに大掃除をしてもらう時は、家族の一員として当然のことという態度でいましょう。小さな頃なら「手伝ってくれてお母さんはうれしい」と伝えても、小学生になったら「手伝って」は禁物。自分事として捉えてほしいなら、「大掃除はみんなでやるもの」という前提で動くのです。

    やり方はやって見せ、説明してやらせてみせて、褒める

    とはいっても、掃除の仕方が分からなければやる気も起きません。最初はどのように掃除をするのかやり方を見せてあげましょう。
    学校で掃除をしているのだから分かって当然だとは思っても、家庭とやり方が違うかもしれませんし、道具も変わってくるかもしれません。何も言わずにやらせて後から指摘すると、親も子どもも不満に思ってしまいます。
    それを避けるためにも、まずやり方を見せる。説明して子どもにやらせてみて、褒める。
    これは、山本五十六の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ」という言葉にもあります。次いで「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」と続きます。子育てにも応用できますね。
    山本五十六:旧大日本帝国の海軍軍人。

    具体的にどうすればいいかを伝える

    子どもに「きれいにして」「掃除して」と伝えても、なかなか行動してくれないことがあります。それは言葉が具体的ではないからかもしれません。そこに親が気づかないと「なんでやってくれないの!」とストレスになります。ですから、最初から具体的に言いましょう。「きれいにして」ではなく、「机の上のものをいるものといらないものに分けて」。「掃除して」ではなく「片付けてから掃除機をかけて」など。年齢が小さい子ほど具体的に伝える方が動いてくれやすくなります。

    一旦任せたら口出しせずに見守る

    掃除の仕方を説明して任せたら、口出しせずに見守りましょう。「あー、あそこも汚れてる」と気になるかもしれませんが、そこで口を出してしまうと子どものやる気がなくなってしまいます。どうしても指摘したいなら、褒め言葉と褒め言葉で指摘事項を挟んで伝えます。
    例えば「わーきれいになったね!あっ、あそこもきれいにしたらもっといいな。他はかんぺき!」など。
    この伝え方は大人相手でも有効ですよ。

    大掃除は家族みんなで取り組んですっきり!

    「年末の大掃除は親がするもの」ではなく、「家族で」するもの。「印が〇個たまったらご褒美」などの要素を取り入れて、楽しくみんなで乗り切りましょう。
    親の負担も減って、子どもの自己肯定感も上がり、家もきれいになって一石三鳥です。
    スッキリした家と心で、気持ちよく新年を迎えましょう。

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