休日に親子で!Scratchでオリジナルゲームをつくってみよう!
今回はプログラミング初心者の親子が、一緒に楽しみ、アレンジできるゲームを紹介します!
この記事の中で完成まで一緒にできるので、ぜひやってみてください!
小学校のプログラミング教育が必修化になったなかで、「プログラミング」というものが少しは身近に感じている方も多いのではないでしょうか。
ただプログラミングを“やったことがある人”は少ないと思います。
ということで今回はプログラミング初心者の親子が、一緒に楽しみ、アレンジできるゲームを紹介したいと思います!
この記事の中で完成まで一緒にできるので、ぜひやってみてください!
プログラミング教育についての記事はこちらから!
完全解説!小学校からプログラミング教育が始まった理由は発達にあった?
地方のプログラミング教育!地域格差に対して私たちができること
※Scratchとは?
マサチューセッツ工科大学で開発されたプログラミング言語。
世界150以上の国と地域で利用されており、対象年齢は8歳から16歳。
ビジュアルプログラミングという難しいコードがいらず”視覚的”に理解することができる子どもに適した無料ソフトです。
スクラッチの使い方はこちらの動画を見て一緒にやってみてください!
▼画面の操作方法
戦闘ゲームを作ろう!
今回は「戦闘ゲーム」を一緒に作っていきましょう!
まずはこちらのプログラムファイルをクリックしてください。
※こちらをクリックするとScratchのゲーム画面が開きます
https://scratch.mit.edu/projects/395118268/
リミックスをクリックするとこのような画面になったでしょうか。
まずはこの時点でどのようなキャラ、プログラミングがされているかを確認していきましょう!
まずキャラクターは【クマ】と【恐竜】がいて、【クマ】はDキー・Aキー、【恐竜】は右向き矢印キー(→)・左向き矢印キー(←)で左右に動くようなプログラムがされています。
課題①ジャンプを作ろう!
まずはジャンプを作るプログラミング。
手順としては
①ジャンプをするボタン(どこを押すか)を決める
②ジャンプのプログラミングを作る
③確認
まずは①として【クマ】はWキー、【恐竜】は上向き矢印キー(↑)でジャンプができるようにします。
次に②のプログラミングを作っていきます!
ジャンプの動きを作るためには細かく動きを考えていきます。
ジャンプの動きを分解すると「上に動く→空中に滞在→下に動く」と分けられますね。
ということでこちらのように
Y座標を80ずつ変える→上に動く
0.7秒待つ→空中に滞在
Y座標を-80ずつ変える→下に動く
ということでジャンプが作れます。
プログラミングは難しい!となりがちですが、作りたい動きを分解して考えればできることも多いですよ。
課題②攻撃を作ろう!
次は戦闘ゲームには欠かせない攻撃を作ります。
今回、【クマ】には体当たり、【恐竜】にはビームを出せるようにします(恐竜のほうがかっこいいですね…笑)
体当たりは先程作ったジャンプの横バージョン。今回はY座標ではなくX座標を使ってキャラを横に動かします。
Y座標やX座標など、中学校の数学で習うことを当たり前に使うのもプログラミングの特徴です!
そして次にビーム。
体当たりは【クマ】の動き自体を変えればよかったですが、ビームは弾をキャラとして追加し、その弾にプログラミングをしていきます。
ビームに関しても画像を見ると複雑なプログラムがある気がしますが、こちらも
①ビームを出す恐竜のところに行く
②恐竜から左の方向に動く
③クマ、もしくは左端に当たったら隠す
という3つに分解して考えてプログラムを作っていることがわかります。
HPを作ろう!
戦闘ゲームではHP(体力)があり、HPがなくなったら負けというルールが基本ですね。
今回は片方のみ「ビームが当たったら【クマ】のHPが減る」というものを作ってみましょう。
変数ブロックというところで【クマHP】というものを自分で作り、まずゲームが始まるタイミング(緑の旗が押されたとき)で【クマHP】が100になるように設定します。
次にビームのプログラムを作ります。
先程作ったプログラムの中に、【クマ】に触れたらというブロックがあったので、その中に「クマHPを-30ずつ変える」というブロックを付け加えることによって、ビームが【クマ】に当たったらHPを30減らすというプログラミングができます。
以上、『ジャンプ』『攻撃』『HP』の3つを作ることができました!
より高度な戦闘ゲームを作りたい方は、こちらの動画をご覧ください。
小学生がレベルの高い戦闘ゲームを作っています!
※木曜日以降にリンク送ります!
ゲーム制作から得られる能力、学び
ゲームを作るということは、ただ単にプログラミング技術があれば作れるものではありません。
実際にゲームをする人が誰かを想定して、その人が「どうやったら楽しんでくれるかな?」をひたすら考え作っていきます。
作品(ゲーム)の始めから終わりまで、どのようにストーリーが進んでいくかを考える構成力や、より楽しく入り込めるようなデザイン力、ゴールから逆算して考える論理的思考力、そしてそれら全て一筋縄ではいかないところを何度も失敗しながらも着実に前に進んでいく力や粘り強さ。
いろいろな能力を育みながら自分やみんなが楽しめるものを作るという、非常に素晴らしい経験ができます。
プログラミング教室で成長した小学生へのインタビュー記事はこちらから!
「決めて」「考えて」「問題を解決する」。自分の力でやり遂げた経験は自信になる!