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【SDGs 17.パートナーシップで目標を達成しよう】とは?事例と私たちができること

SDGs・ESD
【SDGs 17.パートナーシップで目標を達成しよう】とは?事例と私たちができること

SDGsの掲げる目標の17番目に、「パートナーシップで目標を達成しよう」があります。
今回は事例と私たちにできることを紹介します。

SDGsの掲げる目標の17番目に、「パートナーシップで目標を達成しよう」があります。今回は現状と私たちにできることを紹介します。
動画でも解説していますのでぜひご覧ください!


SDGsの目標17.「パートナーシップで目標を達成しよう」とは?

SDGsの掲げる目標17.「パートナーシップで目標を達成しよう」とは具体的には何を指しているのでしょうか。
目標17.「パートナーシップで目標を達成しよう」は
「持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する」がテーマです。
このテーマを具体的にするターゲットは19項目定められています。
・課税及び徴税能力の向上のため、開発途上国への国際的な支援なども通じて、国内資源の動員を強化する。
・先進国は、開発途上国に対するODAをGNI比0.7%に、後発開発途上国に対するODAをGNI比0.15~0.20%にするという目標を達成するとの多くの国によるコミットメントを含むODAに係るコミットメントを完全に実施する。ODA供与国が、少なくともGNI比0.20%のODAを後発開発途上国に供与するという目標の設定を検討することを奨励する

全てのターゲットについて詳しくは農林水産省公式ページをご覧ください!

「パートナーシップで目標を達成しよう」が目標に設定される背景

SDGsの目標達成には、世界中のありとあらゆる人々が、強い結びつきによって協力し合うことで達成できるものです。
複数の目標を2030年までに達成するためにも、パートナーシップは重要なことと位置付けられています。

SDGsの目標17.「パートナーシップで目標を達成しよう」の実践例

「SDGs 17.パートナーシップで目標を達成しよう」の詳しい解説はこちら!
「SDGs 17.パートナーシップで目標を達成しよう」の取り組み事例5選!

日本における企業の取り組み

日本における取り組みは、外務省のJAPAN SDGs Action Platformにも多くのリンクが掲載され、
目標17.「パートナーシップで目標を達成しよう」についての事例は、こちらに企業名や組織、団体名のあいうえお順に掲載されています。
 
例えば、全日本ヨガ連盟では、インドの伝統文化であるヨガを通したSDGs達成の取り組みをしています。目標17に対しては、国内外のパートナーと実行することを掲げています。
2014年には6月21日が「国際ヨガの日」に国連で認定されました。
 
また、マーケットエンタープライズでは
三重県いなべ市との連携により国内初の休眠楽器寄附の事業を構築し「楽器寄附ふるさと納税」ができました。
現在では6自治体で導入されています。
これは、楽器を寄附すると、不足している自治体に寄贈され、その査定額が「ふるさと納税制度」により税金控除となるものです。
目標17に関わる自治体との連携と、目標12に関わるリユースにより、目標4の質の高い教育の提供を図るものとなっています。
この他にも、意外な内容で「パートナーシップで目標を達成しよう」を実践している企業もあります。
是非みなさんも掲載事例をご覧になってみてください。

世界での取り組み

SDGsの目標17に対して、世界ではどのような取り組みがあるでしょうか。
2006年にアナン国連事務総長(当時)が提唱した、ESG投資を組み込むPRI(責任投資原則)も世界的に広がっています。
ESGは、「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」の頭文字をとったもので、
従来多かった儲かっている企業や伸びそうな企業という観点ではなく、
●自然環境にとってよい企業か
●社会にとってよい企業か
●企業の収益の公正さ
●それらが持続可能かどうか
といった観点から投資先企業を判断するものです。
提唱されてから、ESG投資に取り組む機関投資家も運用資産残高も増えていることもあり、
サステイナブルな社会であるための好循環が生まれています。
現代社会の投資のスタンダードになるものと言えるのではないでしょうか。

SDGsの目標17.「パートナーシップで目標を達成しよう」を子どもが実践するには

学校での取り組み

学校では、普段の学習の中でSDGsと関連のあることを知識として学んでいます。
目標17.「パートナーシップで目標を達成しよう」に関わりが深いのは
体育や行事、総合的な学習による、共同で行うことで成立することを体験したり考えたりすることではないでしょうか。
学校によっては、ユネスコスクールに登録していて世界中の加盟校と交流をしながら
持続可能な開発のための教育(ESD(Education for Sustainable Development))を通し、SDGsの先の社会の担い手となっていく子どもたちの育成をしているところもあります。

学校外の生活の中では、どうする?

SDGsの目標17.「パートナーシップで目標を達成しよう」に、子どもたちは個人ではどんなアプローチができるでしょうか?
ごっこ遊びのように、「こんなときどうする?」
といったシミュレーションをすることで助け合う方法を学ぶこともできます。
お友達が落ち込んでいたり、いつもとは違う様子だったら、何気ない会話をすることでお友達が元気を取り戻せるかもしれません。
お友達ではなくても、何気ないおしゃべりが助けになることがあります。
互いが思いやり、過ごしやすい雰囲気でいられたら素敵ですね。

おわりに

以上、SDGsの目標17.「パートナーシップで目標を達成しよう」について紹介しました。
差別や偏見はパートナーシップとは程遠いものです。
・困っている人がいたら
→どんなふうに手助けができるか聞く
・今その場にいなくても誰かが困りそうな状況があったら(点字ブロック上にものがある等)
→あらかじめ改善しておく
そんなことが気負わずにできるようなココロと行動力を養うことも
目標17.「パートナーシップで目標を達成しよう」への身近な取り組みではないでしょうか。
その他SDGsに関連する記事はこちら!
SDGsの17の目標を詳しく解説
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