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夏や冬の自由研究にお料理!おいしいレシピを考えよう!

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夏や冬の自由研究にお料理!おいしいレシピを考えよう!

毎年長期休みの宿題で悩ましいのが「自由研究」です。

工作、絵画、調べ学習、料理など、毎年題材に困ってしまいますね。

そんな自由研究に、おいしい料理のレシピを考えるのはいかがでしょうか?

レシピを作るときの考え方、レシピの例なども紹介します。

もくじ

    おいしく思考力をアップできるお料理

    子どもにとってお料理をすることは、いいことがたくさん!

    • 手や指を使うので、脳に刺激を与える
    • 段取り力が身につく
    • 味覚が育つ
    • 食材が料理に変わっていく過程に好奇心が刺激される
    • 美的感覚が刺激される
    • 感謝の気持ちが芽生える


    様々な形、触感の食材を扱い、皮をむいたり切ったりするのに手指を使います。怪我をしないようにと注意しながら行うことで、脳も多く刺激されますね。

    また、料理をするには、全行程を把握し、どんなふうにお台所を使っていけばいいか、何から切ればいいか、その調理器具をどんな順番で使うと効率がいいか、など、段取り力が必要です。それは、考える力、ひいては「生きる力」にも繋がっていくでしょう。

    調味料を使って味付けをし、味見をすることで、出汁の味、野菜の味、味付け後の味など、味覚を育てることもでき、食材が料理へと変わっていく様は好奇心が刺激されるに違いありません。

    出来た料理をきれいに盛り付けることで美的感覚も磨かれ、自分が作ったものを誰かに食べてもらう、喜んでもらうことで、普段自分がしてもらうことに気づき、感謝の気持ちが芽生えます。

    おいしいものを作って食べながら思考力なども磨けるお料理、自由研究だけではなく、普段のお手伝いにも取り入れてみてはいかがでしょうか。

    レシピの作り方

    そんないいことだらけのお料理でも、レシピを考えるのは難しいですね。
    そこで、下記のような流れで考えてみてみましょう。

    1. 誰に食べてもらいたいかを決める
    2. どんな場面で食べてもらいたいかを考える
    3. 食材の組み合わせを考える
    4. 調理法を考えてやってみる


    詳しくみてみます。

    1.誰に食べてもらいたいかを決める

    作った料理は誰に食べてもらいたいでしょうか?
    お母さん、お父さん、兄弟、おばあちゃん、おじいちゃん、お友だち・・・
    「この人のために作る!」と決めてみましょう。
    そして、その食べてもらいたい相手の好きなものを聞いてみてもいいですね。
    好きな食材が分かれば、そこからレシピを考えていくこともできます。

    2.どんな場面で食べてもらいたいかを考える

    次に、どんな場面で食べてもらいたいかを考えます。
    普段の夕食でしょうか?
    ピクニックなど、外で食べますか?
    お皿に載せて?もしくは、サンドイッチのように片手で食べられるものでしょうか?
    できたてを食べるのか、少し時間が経ってから食べるのかでも目指すお料理は変わりますね。
    どんな場面で食べるかを考えると、おのずとどんな形状のものが食べやすいかが決まってきます。

    3.食材の組み合わせを考える

    食材と合わせる食材や調味料を考えます。
    「これはおいしくないだろう」という思い込みをせず、自由に組み合わせを考えてみましょう。
    場合によっては他の食材と組み合わせず、調味料での味付けのみということもあるかもしれません。
    調味料を試すときは、1つずつ試しましょう。
    一度にたくさん組み合わせてしまうと、何がおいしかったのか分からなくなってしまうからです。

    4.調理法を考えてやってみる

    食材や調味料を決めたら、調理法を考えてやってみましょう。
    同じ材料を使っていても、調理法が違えば違う料理になります。
    ここでも「これは合わなさそう」と思い込まずに、自由に試すことが大切です。
    やってみて「おいしくなかった」と失敗するのも大事な体験です。
    何度失敗しても、あきらめずに挑戦してみましょう。

    お料理に失敗すると、食材が無駄になってしまうかもしれません。
    失敗を恐れずに挑戦してみるのは大切ですが、お料理をする際には食材を大事に使いましょう。
    失敗したからといって捨ててしまうのではなく、何とか食べられるようにしたいものです。
    食品ロスを防ぐことはSDGs にもつながります。
    SDGsを学ぶよい機会にもなりますね。

    関連する記事はこちらから!
    ”食品ロス”の現状と”いまから始めるSDGs”4つのことを紹介!

    鶏肉の自由研究の着眼点

    それではおいしい料理のレシピを考えるという自由研究の例として、鶏肉のレシピを考えてみましょう。下記のような着眼点で調べてみると、ヒントがあるかもしれません。

    • 鶏肉の食べられている部位、成分
    • 鶏肉の切り方・調理法
    • 鶏肉の歴史
    • 鶏肉の郷土料理


    この中でも、レシピを考えるときに重要な、鶏肉の食べられている部位について紹介します。

    鶏肉の食べられている部位

    鶏肉には、モモ、ムネ、ササミ、手羽、ハツ、レバー、砂肝、首皮、軟骨などがあります。
    家庭でもなじみ深く、小学生でも扱いやすいのがモモ、ムネ、ササミ、手羽です。

    モモ肉は唐揚げでおなじみですね。程よく脂肪分があり、うまみとこくもあります。煮込みには骨付きで使用し、出汁を楽しむことができます。

    ムネ肉はタンパク質が多く、柔らかく、あっさりとしながらもうまみ成分が多く含まれています。油の風味を生かした料理や煮物にも使われます。

    ササミは鶏肉の部位の中で最もタンパク質が多いところ。脂肪が少なく、たんぱくな味です。熱が入ると柔らかくなります。蒸し料理やサラダによく出てきます。

    手羽は脂肪やゼラチンを多く含み、皮も肉も楽しめます。翼の他の部分に比べてうまみが強い部位です。揚げ物やスープにもいいですね。

    鶏肉を扱う際の注意点

    生の鶏肉には食中毒を起こす恐れのある菌が付着しています。
    鶏肉を扱う際には、菌が他のものに着いたり、口に入ったりしないように下記のことに注意しましょう。

    • 鶏肉を切った包丁やまな板はすぐに洗う
    • 鶏肉を切った包丁をそのまま使って生で食べる野菜を切らない


    鶏肉に限らず、生の肉を切った包丁で、そのまま他の野菜を切らないようにします。
    野菜を切る必要があるときは、先に野菜を切っておき、最後に鶏肉を切るようにすると安心です。
    また、鶏肉を切る際、サラダなど生のまま食べるものを近くに置かないように気をつけましょう。

    生の鶏肉を切るのに使った包丁やまな板は、熱湯や漂白剤などで殺菌します。
    肉専用のまな板がない場合は、飲み切った牛乳パックなどを洗って開いて乾かしておき、その上で肉を切ると、使い終わったあとにそのまま捨てられるので安心です。
    素手で触ると、調理後にきれいに洗わなければなりません。使い捨ての調理用手袋などがあれば使ってもいいですね。

    レシピ以外の自由研究も!

    レシピを考えるのが難しい場合には、鶏肉の歴史や含まれる栄養素を調べたり、鶏肉に下味をよりしみこませる方法なども自由研究の題材にいかがでしょうか。
    医食同源の考え方から、疲れた時にはどんな部位をどんな調理法で食べるのが効果的なのか、なども面白いですね!

    おいしいレシピを考えてみよう!

    たくさんの食材をもとに考えられるレシピは数多くあります。
    まずは、食べてもらいたい相手を決め、その人が好きなものから考えてみましょう。
    1度で成功させようと思わず、何度も試行錯誤することが大切です。
    その試行錯誤もよい自由研究の題材になります。
    自由研究にするときは、写真を活用すると分かりやすいですよ。
    是非、簡単なレシピから挑戦してみてくださいね!

    自由研究のお料理事例!鶏肉のおいしいレシピを考えよう!

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