積極的に参加してみよう!小学生でも応募できるコンクール・コンテスト

うちの子どもは絵を描くのが好き。ものを作るのが好き。文章を書くのが好き。
子どもに好きな分野があるなら、コンクールやコンテストなどの公募に応募してみてはいかがでしょうか?
工作や絵画といったコンクールやコンテストに応募することは、目標に向かってがんばれるだけでなく、ひとつの作品を仕上げることから自信も得られるもの。
毎年、さまざまな公募が開催されています。
ここでは、小学生でも応募できるコンクールやコンテストについてまとめました。
ぴったりの公募があれば、ぜひ応募してみてくださいね!
子どもがコンクールやコンテストに応募するメリットとは?
子どもが応募できるコンクールやコンテストは、ネットで探してみると意外に多くあることがわかります。
さまざまな公募について知る前に、まずはどのようなメリットがあるのかを知っておきましょう。
- ほとんどの公募が無料なので気軽に参加できる
- 親子で一緒に楽しんで取り組める
- もし受賞できれば子どもに自信がつく
公募ですのでもちろん評価はされますが、もし受賞できなかったとしても、作品を仕上げるまでの努力やがんばりはけっして無駄にはならないはず。
工作に関しては、親子で一緒に作っても楽しいかもしれません。
あえてデメリットを挙げるとすれば、イラストや絵画の分野では、作品が返却されないことでしょう。デジタルデータに残しておくのがおすすめです。
ほとんどの公募は無料で応募できますので、あまり気負うことなく、子どもの成長に繋げるつもりで気軽に参加してみましょう!
では、次の項目からどのような公募があるのかを紹介していきます。
工作部門
ゆうちょアイデア貯金箱コンクール
ゆうちょアイデア貯金箱コンクールは、1975年から始まった歴史の長い工作物コンクール。
貯金箱を楽しく作ることで子どもの創造力を伸ばすとともに、貯蓄への関心を高めるために創設されたコンクールです。
考える力やものを作る力などを育む、総合学習の面も持っています。
テーマは自由。オリジナリティあふれる世界に一つだけの貯金箱を作りましょう!
- 〆切:毎年8月~9月下旬頃
- 公式サイト:第48回ゆうちょアイデア貯金箱コンクール、ゆうちょアイデア貯金箱コンクール
牛乳紙パックで「遊ぶ学ぶ」コンクール
牛乳や果汁飲料、清涼飲料水などの紙パックを使って、動物や乗り物、おもちゃなどを作ってみましょう。紙パックのリサイクルにもなるので、地球にやさしい工作を実現できます。
ものを作る体験によって、子どもは造形活動の楽しさに触れられるでしょう。
さらに、「リサイクル」「食と健康」「食品を届ける容器の役割」などについても考えられるため、子どもの視野も広がります。
- 〆切:毎年9月~10月上旬頃
- 公式サイト:牛乳パックは地球となかよし牛乳パックン探検隊
以下の記事では、リサイクルについて詳しく解説しています。こちらもチェックしてみてください。
【今日からできる】リサイクルをゼロから解説!SDGsとの関連も! (miraii.jp)
絵画部門
「宇宙の日」作文絵画コンテスト
毛利衛宇宙飛行士がスペースシャトルで初めて宇宙へ飛び立った9月12日が「宇宙の日」として認定されたことを記念して、1993年から「宇宙の日」作文絵画コンテストがスタートしました。
テーマは、これまで宇宙に関することに設定されています。
たとえば、「もしも自分が宇宙飛行士になったら」「わたしたちの地球を守ろう」などがあります。毎年テーマが変わりますので、公式サイトにてチェックしてください。
絵画部門のほか、作文部門もあります。
得意な方を選んで、想いをこめて作品づくりに挑戦してみましょう!
- 作品募集開始:毎年6~7月頃
- 〆切:毎年8~9月頃
- 公式サイト:「宇宙の日」記念行事 作文絵画コンテスト
未来の科学の夢絵画展
公益社団法人発明協会が開催する絵画展です。
自由な発想で未来への夢を絵に表現し、科学への関心を高めてもらうことを目的としています。
子どもの表現力や創造力だけでなく、科学的な探求心も育めるコンクール。
自由なアイデアと発想で、「未来の科学の夢」や「未来の世界」を描いてください。
- 〆切:都道府県によって変わりますので、公式サイトにて確認してください(毎年9~12月頃)
- 公式サイト:未来の科学の夢絵画展
読書感想画中央コンクール
読書の感動を絵画で表現することで子どもの読書力・表現力を養うことに加え、読書活動をさかんにする目的で始まったコンクール。
国語での読書活動と、図画工作や美術の絵画制作の要素が含まれており、総合学習の面においても、子どもの幅広い能力の伸長が期待できるでしょう。
学年ごとに指定図書が決まっているので、読んだうえで印象に残ったシーンを自由に描いてください。
- 〆切:地域によって異なるため公式サイトにて確認ください(毎年12~1月頃)
- 公式サイト:読書感想画中央コンクール公式サイト
トヨタ 夢のクルマアートコンテスト
自動車で有名なトヨタが開催するアートコンテストです。
アイデアや新しい発想は、夢を持つことから。そんな願いを、クルマアートコンテストに込めています。
子どもに夢を持つことの楽しさや大切さを感じてもらい、豊かな想像力を育んでくれます。
新しい発想で、未来の町で走る夢のクルマを自由に描いてみましょう!
- 応募期間:毎年9~1月頃
- 公式サイト:トヨタ 夢のクルマアートコンテスト
絹谷幸二 天空美術館キッズ絵画コンクール
文化振興事業の一環として、積水ハウスが開催しているコンクールです。
子どもに創造する喜びや楽しみを体感してもらうことを目的として創設されました。
使用する画材は、水彩、アクリル、色鉛筆など自由です。
テーマは毎年指定されるので、その都度公式サイトにて確認してください。たとえば、「私の夢」「大好きな時」「思い出」などがあります。
創造力と表現力をフルに活用して、のびのびと表現してみましょう!
- 応募期間:毎年10~1月頃
- 公式サイト: 絹谷幸二 天空美術館キッズ絵画コンクール
こちらの記事では、上手に絵を描くコツを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
小学生が上手に絵を描くコツとは?親のサポートによって上達度は変わる! (miraii.jp)
童話・文学部門
ジュニア文庫U-15賞
小学館が出版している児童書レーベルのコンテストです。
ジュニア文庫には、ファンタジーや学園小説、人気アニメや映画のノベライズ作品などがあります。恋愛や部活、お仕事もののほか、ミステリーやホラーも人気ジャンル。
小学校高学年を中心に、その前後の年齢を対象とした子ども向け小説を募集しています。
ジャンルは自由。小中学生が読みたいと思うジャンルを、楽しみながら書いていきましょう!
- 〆切:毎年6~10月頃
- 公式サイト:ジュニア文庫 U-15賞
アンデルセンのメルヘン大賞
1983年に創設された歴史ある童話の公募です。
毎回、公募の選考委員を画風の異なるプロの画家・イラストレーターが務めます。「この童話の挿絵を描きたい!」と思う作品を選出。
作家が想像して描いた挿絵と受賞者の童話を「アンデルセンのメルヘン文庫」という1冊の絵本として刊行する独自の取り組みが、大きな特徴といえるでしょう。創作童話の世界を広げています。
こども部門は、小学校6年生まで。
800文字以上2000文字以内で、身近な生活の中で感じたこと、感動したこと、想像したことなどを自由に物語にしてみましょう。
- 応募期間:毎年10~1月頃
- 公式サイト:アンデルセンのメルヘン大賞
子どもノンフィクション文学賞
旅行記や記録、ドキュメントなど、ノンフィクション文学のコンテストです。
社会科見学などの体験記、動物や昆虫などの観察記録など、身近なところからテーマを探してみてください。
自分で見たり、聞いたり、経験したことを調査・理解し、フィクションを加えず自分の言葉で表現する能力が養われます。自分だけの視点で感じたことを、自分にしか書けない表現で文章にしてみましょう。
- 〆切:毎年11月頃
- 公式サイト:子どもノンフィクション文学賞
こども海の文学賞
明石おさかな普及協議会が主催を務める、「海」をテーマにしたノンフィクション作品のコンテストです。海に対する子どもの興味や関心を高めるとともに、文学への興味や関心、創作意欲の向上も期待できるでしょう。
海や海に関連した魚、料理、遊び、旅行、風景、スポーツ、働く人などをテーマとしたノンフィクション作品を募集しています。
海に関心を持って、観察日記やレポート、体験記などを書いてみましょう。
- 〆切:毎年1月頃
- 公式サイト:こども海の文学賞
以下の記事では、海の豊かさについて解説しています。こちらもチェックしてみてください。
「SDGs 14.海の豊かさを守ろう」の取り組み事例を解説! (miraii.jp)
作文・感想文部門
青少年読書感想文全国コンクール
全国学校図書館協議会・毎日新聞社による、読書感想文コンクールです。
子どもが本に親しむ機会を作り、読書の楽しさ・すばらしさを体験してもらう。
読書を習慣づけるために創設されたコンクールです。
読書の感動を文章として表現することで、子どもの考える力や表現する力を育みます。
課題図書と自由図書があるので、読みやすい方を選んでください。
- 〆切:都道府県によって異なるので、公式サイトに掲載されている地域ごとの問い合わせ先に問い合わせてください
- 公式サイト:読書感想文全国コンクール公式サイト
手紙作文コンクール
日本郵便が主催する作文コンクールです。
子どもが手紙に親しみ、手紙を書く機会を増やすことで、自分の想いを相手に伝える能力を向上させる目的で作られました。また、文章表現によるコミュニケーションの魅力も知ることができ、豊かな心を育んでくれます。
はがき作文部門と絵手紙部門があります。
「こんな手紙をもらったら嬉しい、楽しい」と感じられる作品。
書くことの大切さ、手書きの良さが伝わってくる作品。
相手のことを想いながら、目の前のはがき1枚にたくさん気持ちをこめましょう。
- 応募期間:毎年6~9月頃
- 公式サイト:手紙作文コンクール
弁当の日 おいしい記憶のエピソード募集
共同通信社による、おいしい記憶のエピソードの作文コンクールです。
初めてお弁当や食事を作ったとき、自分で料理をしたとき、食事のおいしさに感動したとき。
写真や絵を添えて、自分なりのおいしい記憶の体験を自分の言葉で表現してください。
自分だけのおいしいエピソードを思い浮かべながら、表現力を活かして自由に書いてみましょう!
- 応募期間:毎年9〜11月頃
- 公式サイト:弁当の日おいしい記憶のエピソード 募集
その他部門
PCNこどもプログラミングコンテスト
「すべてのこどもたちにプログラミングの機会を提供する」を理念とするPCN(プログラミング クラブ ネットワーク)主催のコンテスト。
プログラミング言語や環境、作成ツール、テーマも自由です。
ゲームツールのほか、電子工作やロボットと組み合わせた作品など、オリジナリティあふれるアイデア満載の作品を募集しています。
ソフトウェア部門、ロボット・電子工作部門、ファミリー部門があります。
プログラミングに興味があれば、ぜひ参加してみてください。
- 募集期間:毎年11~1月頃
- 公式サイト:PCNこどもプロコン
以下の記事では、プログラミングを学べる教材を紹介しています。プログラミングに興味があれば、ぜひ実践してみてください。
【プログラミングが学べる!】子どもにおすすめの電子工作キット7選! (miraii.jp)
小学生向けおすすめプログラミング教材を年代別に紹介!家庭で学べる! (miraii.jp)
子どもにおすすめのプログラミング教材6選!特徴や選び方もチェック (miraii.jp)
手作り紙芝居コンクール
高知県にある「いの町紙の博物館」が主催するコンクールです。
手作りのオリジナル紙芝居を募集しています。
実演部門と動画部門があり、動画部門は実演を収録したDVDを応募時に同封することで参加できます。紙の博物館での実演ができない場合、実演部門には参加できないので注意しましょう。
地域に伝わる民話や創作の物語を、子どもから大人まで楽しめる紙芝居にして演じてみましょう!想像力や表現力、創作力なども磨かれますよ。
- 作品募集期間:毎年1~2月頃
- 公式サイト: 手づくり紙芝居コンクール
あまり気負わず子どもを応援するつもりで応募してみよう!
子どもが応募できるコンクールやコンテストは、工作や絵画、作文など幅広いジャンルがあります。ネットで調べるだけでもたくさんありますので、子どもが興味を持てそうなジャンルがあったら積極的に応募してみてもよいでしょう。
「応募しても恥ずかしくない作品にしなければ」「賞を取らなければ」など、難しく考える必要はありません。子ども向けのコンクールやコンテストは、子どもの自由な発想、創造力、表現力が評価されるケースが多いです。意外と高評価がもらえるかもしれませんよ!
「子どもの成長に繋がればいいな」くらいの楽な気持ちで、ぜひ気軽に参加してみてください。
お子さまの個性に合わせた体験ができるオンラインのプログラミングワークショップはこちらから!
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