検索

子どもの非認知能力を伸ばすお勧めの習い事とは?ポイントもご紹介!

Pick Up
子どもの非認知能力を伸ばすお勧めの習い事とは?ポイントもご紹介!

子どもの「生きる力」にも関連する重要な「非認知能力」。
「非認知能力は習い事でも伸ばせるって聞いたけど、何がお勧め?」そんな疑問を持つあなたに、子どもの非認知能力を伸ばすお勧めの習い事を紹介します。

もくじ

    子どもの「生きる力」にも関連する重要な「非認知能力」。
    「非認知能力は習い事でも伸ばせるって聞いたけど、何がお勧め?」
    そんな疑問を持つあなたに、子どもの非認知能力を伸ばすお勧めの習い事を紹介します。
    習い事を選ぶ際のポイントもお伝えするので、参考にしてくださいね。

    非認知能力とは?


    「非認知能力」とは、数値で測れる学歴やIQなどと違い、目に見えず数値化しにくい内面のスキルのことを指します。
    例えば、

    • 目標に向かって頑張る力
    • コミュニケーション能力
    • 感情をコントロールする力
    • 発想力
    • 自分を好きだと思える力
    • 最後までやり遂げる力
    • 意欲

    などが挙げられます。

    小学校でも「非認知能力」は重視されるようになってきました。2020年の小学校の学習指導要領で打ち出された3本の柱はこちらです。

    • 学んだことを人生や社会に活かそうとする「学びに向かう力、人間性など」
    • 実際の社会や生活で生きて働く「知識及び技能」
    • 未知の状況にも対応できる「思考力、判断力、表現力など」


    このうち、「学びに向かう力、人間性など」と「思考力、判断力、表現力など」が「非認知能力」に当たります。
    参考:文部科学省 学習指導要領

    このような「非認知能力」は、世界のあらゆる問題を解決するために必要だと考えられています
    「非認知能力」は成長してからも伸ばすことができますが、土台は3歳までに作られ、幼少期に身につけておくといい影響が続くと言われています。
    子どもにはぜひ身につけてほしい力ですね。

    「非認知能力」を伸ばす方法として、有効だと言われているのが習い事です。
    どんなものを選べばいいのか、ポイントを見ていきましょう。

    非認知能力を伸ばす習い事を選ぶポイント


    「全ての子どもにこの習い事がいい」という答えはありません。
    子どもによって性格や好みの違いがあるように、その子どもにあった「非認知能力」を伸ばす習い事も違うのです。
    では、どのようなポイントで選べばいいのでしょうか?
    それは、下記の5つです。

    1. 苦手克服ではなく、子どもが興味のあることや好きなことである
    2. 勝敗や競争よりも、子どものペースで成長できる
    3. 頭だけではなく手足をたくさん使うことである
    4. 自然体験や地域体験ができる
    5. 長く続けることができる


    詳しく見てみましょう。

    苦手克服ではなく、子どもが興味のあることや好きなことである

    「習い事」というと、子どもが出来ない、苦手なことを少しでもできるようになってほしいと選んでしまいがちです。
    しかし、「非認知能力」を伸ばすには、子どもの興味関心があり、好きなことであることが重要です。
    子どもが好きなことであれば、楽しんででき、少々の困難にぶつかっても「頑張ろう」という気になります。
    それは「非認知能力」の「意欲」を伸ばし、「目標に向かって頑張る力」、さらには「出来た」を積み重ねることで「自己肯定感」も上げることができるでしょう。

    勝敗や競争よりも、子どものペースで成長できる

    習い事の種類や、その教室の方針によっては、試合などの勝敗やコンテストを重要視しているところもあります。
    子どもによっては、「勝つこと」がモチベーションになる場合もありますが、それだけが目的になってしまうと、いい人間関係を築きにくくなるなどの影響がでてくることも。
    また、競争が苦手な子どもだと、「やりたくない」「私なんて・・・」とモチベーションだけではなく、自己肯定感まで下がってしまうこともあります。

    そこでポイントになるのが「子どものペースで成長できる」こと。
    周りと比べるのではなく、過去のその子ども自身と比べる。
    習い事の種類が勝敗に関連してくるものなら、「結果」よりも「プロセス」を重視してくれる教室を選びましょう。

    そうすれば、他の子どもが「競争相手」になるのではなく、「ともに成長し合える仲間」だと認識でき、いい人間関係を築き、コミュニケーション能力アップにもなるでしょう。

    頭だけではなく手足をたくさん使うことである

    学年が進むにつれ、勉強関連の習い事の割合が増えていくかもしれません。
    しかし、「非認知能力を伸ばす」事を考えると、頭だけではなく、手足をたくさん動かす習い事がお勧めです。

    体を自分の思い通りに動かすことは、発達途中の小学生の子どもにとっては難しいことです。
    つまり大人が思っている以上の努力が必要になってくるため、「目標に向かって頑張る力」や「工夫する力」なども伸ばせるのです。

    自然体験や地域体験ができる

    幼少期の自然体験や地域体験は非認知能力と相関関係を持っています
    これは、家族での旅行や地域のイベントに参加することで経験できますが、習い事を選ぶ際にも参考にするといいでしょう。
    ボーイスカウトなどだけではなく、地域の子ども会のような集まりや、自然体験などの課外活動をしている習い事もあります。
    参考:大学生の非認知能力と関連する幼少期の体験の検討

    長く続けることができる

    習い事には長く続けるからこそ得られる体験があります
    続けるだけでも一つの成功体験にもなり、何か問題が起こったときに辞めればいいという考えではなく、問題解決に向かって努力するという体験もできます。
    様々な体験をすることも必要ですが、「習い事」としてやるなら「継続できるか」という観点からも考えてみましょう。

    子どもの非認知能力を伸ばすお勧めの習い事


    これまで見てきた「苦手克服ではなく、子どもが興味のある事や好きなことである」「勝敗や競争よりも、子どものペースで成長できる」「頭だけではなく手足をたくさん使うことである」「自然体験や地域体験ができる」「長く続けることができる」の5つのポイントを踏まえ、お勧めの習い事を紹介します。

    • ダンス
    • 合気道
    • 絵画・工作
    • プログラミング
    • 水泳
    • 楽器・リトミック
    • 総合型スポーツ
    • 料理
    • 自然体験・ボーイスカウト


    1つずつ詳しく見てみましょう。

    ダンス

    ダンスは子どもが興味を持ちやすい習い事です。
    バレエ、チアダンス、ヒップホップ、ジャズダンス、社交ダンスなど多くの種類があります。
    手足などを動かすことはもちろん、周りと合わせて踊ることも多く、「非認知能力」を伸ばすのにもお勧めです。

    教室によっては大会で勝つことを目的としていたり、指導が厳しいこともあるため、体験レッスンなどで子どもに合いそうかをしっかり見極めましょう。

    合気道

    剣道、柔道、空手などの武道も人気のある習い事です。
    集団の中で、礼儀作法なども教えてくれ、親にとっても魅力的です。
    中でも合気道は試合で勝ち負けを決めるのではなく、組み手の練習をしたり等級試験を受けることになります。
    競争よりも、自分の成長に重点を置いている点で、「非認知能力」を伸ばせると言えるでしょう。
    また、年齢、性別問わずに学ぶことができるので、親子で習ってもいいですね。

    絵画・工作

    絵や工作を通して表現する力や想像力を育む習い事です。
    「家でもできるから、わざわざ習いに行くこともない」と思いがちですが、大きな作品を作ったり、多様な材料や道具を使ったり、多くの手法が学べたりすることは、専門の教室だからこそと言えます。
    教室を選ぶときは、コンクールなどで賞を狙うような教室よりも、伸び伸びと表現できる方針の教室を選ぶと「非認知能力」」を高めるのに効果的です。
    絵画・工作の他にも、アート、造形、図工、芸術、アトリエ、美術など、様々な呼び方があります。
    教室によっては、自分たちで育てた植物で染物をするなど、自然体験ができるところもあるので、探してみてください。

    プログラミング

    小学校でプログラミング教育が必修となったことで、注目されつつある習い事です。
    プログラミングを組む過程で、論理的思考や創意工夫する力、最後までやり遂げる力なども育めます。
    プログラミングを体験した親子へのインタビュー記事はこちらです。

    「まあ、やってみましょう」が口癖に!自分を認めてくれるから失敗を恐れず試行錯誤できる!

    【まるで別人】学校のテストの点数が100点に!?

    水泳

    子どもの習い事として歴史が長く人気な習い事です。
    全身を使う運動であることはもちろん、子どもが無理なく上達するための方法が確立されているのが魅力的です。
    顔を水につけられる、潜ることができる、蹴伸びができるなど、等級によってできることが明確になっており、等級が上がっていくことで子ども自身も自分の成長を感じられます。
    個人競技ではありますが、練習は集団でおこなわれることが多く、協調性や社会性が身につくでしょう。

    楽器・リトミック

    音感やリズム感を育むことが注目されがちですが、手先をたくさん動かし、先生や周りとコミュニケーションを取ることが必要なため、「非認知能力」を伸ばすのにもお勧めです。
    自分のペースで上達を目指せるのもいいですね。
    また、指先を動かし、奏でた音を自分で聞ける楽器の演奏は、脳の発達にもいいとされています。
    ピアノだけではなく、ヴァイオリン、ギターなどの弦楽器、ドラム、和太鼓などの打楽器、フルートなどの管楽器など、様々な楽器を学ぶことができるため、子どもが興味のあるものを選びましょう。

    総合型スポーツ

    総合型スポーツとは、一つの種目に限定するのではなく、様々な種目や運動をするものです。
    野球やサッカーといった習い事も人気ですが、一つの種目だけだと、体の一部だけを酷使しがちなため、体が発達途中の子どもたちにはバランスが悪いという一面もあります。
    総合型スポーツでは、体の様々な部位を動かし、運動能力の基礎を身につけることができます。
    「非認知能力」の観点から見ると、チームメイトがいることによるコミュニケーション力、協調性の向上、目標に向かって頑張る力なども育まれるでしょう。

    料理

    大人にも人気の料理教室。子ども向けや親子向けのものもあります。
    生活に密着しているため、子どもも興味を持ちやすいでしょう。
    料理をする過程で指先を使い、段取り力も身につきます。食べる側から料理をする側になることで感謝の気持ちも持て、みんなで食事をすることはコミュニケーション力も育みます。
    競争することもなく、自分のペースで成長でき、習った料理を家でふるまって家族に喜んでもらうと自己肯定感も上がっていきます。

    自然体験・ボーイスカウト

    自然体験はあまり習い事として聞きなじみがないかもしれません。
    しかし、自然学習、自然体験などの言葉で検索すると、自然体験施設でのプログラムやサマーキャンプ、スキー合宿などいろいろな形態の習い事があります。

    自然の中にいると、自分の思うように行かないこと、不便なこと、予想外のことなどが起こります。それらに対応していくことで、柔軟な対応力、創意工夫の力、仲間と協力する力などが育まれます。

    規模の大きな教室などでは、通常の習い事のほかに会員以外にも参加が認められている自然体験・課外授業などもあります。夏休みや冬休みの少し前に情報を探してみるといいかもしれません。

    自然が生きる力をはぐくむ!コロナ禍の時代だからこそ自然に触れる機会を!

    「非認知能力」を伸ばす習い事を始めるときのポイント


    習い事を始める際には、決めておきたいポイントがあります。
    それは下記の3点です。

    • 習い事を辞めるときのルールを決めておく
    • 目的を子どもに意識させる
    • 親子の時間や子どもの自由時間も確保する


    習い事を始めた時は夢中でも、時間が経つと「辞めたい」と思うこともあります。しかし、「非認知能力」は継続することによって身につきます。
    そこで、習い事を始める際に

    • 半年間は続ける
    • 〇級になるまで辞めない

    などを決めておくといいですね。

    くわえて、好きで始める習い事でも、目的を意識することで、取り組む姿勢が変わってきます。
    「プログラミングでゲームを作れるようになる」など、目的がはっきりしているとそれに向かって主体的に努力していけるでしょう。定期的に「何ができるようになりたいんだっけ?」と聞くと、子ども自身が目的を認識できます。

    また、「非認知能力」を伸ばしたいからといって、習い事を詰め込みすぎるのは考えものです。
    子どもは親子で話したり、本を読んだり、友だちと遊んだり、テレビを見たりする中で、自分の好きなこと、興味があることに気づきます。
    そのため、親子の時間や自由時間も確保して、伸び伸びと過ごせるようにすることも大切です。

    「非認知能力」を伸ばす習い事で「生きる力」を身につけよう

    「非認知能力」を伸ばす習い事を見てきましたが、大切なのは、子どもがその習い事に興味を持って長く継続できるかです。
    そのためには、子どもが自分で決めること
    そして、子どもが自分で選べるためには、親のサポートが欠かせません。
    比較できるようにいくつかの教室をピックアップして説明したり、実際に体験しに行ったりすることも必要です。
    いくらその習い事が好きでも先生の方針と合わないようなら、違う教室も探してみましょう。
    教室までの送り迎えが親の負担になりそうなら、オンラインの教室も検討してみてください。
    子どもが楽しく通えて、興味のあることを追及でき、「非認知能力」も伸ばせる習い事に出会えることを願っています。

    お子さまの個性に合わせた体験を通して、非認知能力を育めるオンラインのプログラミングワークショップはこちらから!
    【オンライン開催】子どもの"やってみたい”からはじめる!小学生のプログラミング無料体験!

    非認知能力に関してはこちらの記事もご覧くださいね。
    非認知能力は子どもの将来に役立つ力!家庭でできる育み方もご紹介!
    【習い事特集】今どきの小学生の習い事は何を?いつから?どうやって?コロナ禍でも大丈夫!おすすめのオンライン習い事

    関連記事