お金持ちになりたい!を叶えるには仕組みを使って大きく稼ぐ!ビジネスオーナー(Business Owner)のなり方も紹介!

お金持ちになりたいという夢をお持ちのお子さまには、将来ビジネスオーナー(B)になるという道を考えても良いかもしれません。ビジネスオーナー(B)になるにはどのような準備が必要でしょうか。キャッシュフロークワドラントの右側に位置するビジネスオーナーの特徴や、稼ぎ方のメリットやデメリット、ビジネスオーナーのなり方についてご紹介していきます。
ビジネスオーナー(B)とは?
ビジネスオーナー(B)とは、ある程度の大きな会社を所有していたり、経営したりしている人たちのことです。自分自身がその場にいなくても仕事が進むように仕組みを作り、その仕組みの中で働いてくれる人を探しています。
多くの人に働く場所を提供しているので、社会に対しての貢献度が高く、会社が大きくなり、安定してくると自分自身の自由な時間が増えていく特徴もあります。稼げば稼ぐほど自分の時間が少なくなりやすい労働者(E)や自営業者(S)と異なり、時間的な自由が欲しいと考える場合にはおすすめの働き方です。
ビジネスオーナーのクワドラントに所属している人は、会社の所有者(株主)、起業家、お店のオーナー、家主、印税収入を持つ人などが挙げられます。
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ビジネスオーナー(B)と自営業者(S)との違いは?
ビジネスオーナー(B)と自営業者(S)は、会社や仕事の規模の大きさの違いがあるだけではありません。2つの最も大きな違いは、自分自身が仕事場にいる必要があるかどうかです。ビジネスオーナー(B)は、自分がいなくても稼げる仕組みを持っています。仕組みを作ったり、人を集めて仕組みが動くようにしたりする段階では、自分自身で進める必要があります。しかし、人を集めて仕組みが働くようになれば、自分がいなくても仕事がまわりはじめるのです。
例えば、会社が大きくなれば、営業の人たちが仕事を獲得したり会社のものを販売してくれたりします。働いてくれる人を選んだり、働いてくれている人たちの教育は、人事の人が行ってくれます。このように、少しずつ人に任せていくことで、ビジネスオーナー(B)は自分の手が離れて自分がその場にいなくても、仕事が進むようになっていくのです。
ビジネスオーナー(B)のメリット
ビジネスオーナー(B)には、仕組みを利用した様々なメリットがあります。
- 仕組みを使って自分が働かなくても収入を得られる
- 自由な時間を増やすことができる
- 会社やビジネスを売却することでまとまったお金を得られる可能性がある
仕組みを生み出し、その中で人に働いてもらうため、自分自身が働かなくても収入を得られるようになります。そして、自由な時間も増やすことができます。自分で作った会社やビジネスを売ることで、何十億といったまとまったお金を得られる可能性もあるのです。
ビジネスオーナー(B)のデメリット
Bのデメリットは以下のようなものが挙げられます。
- 収入が不安定
- リスクや責任が大きい
ビジネスオーナー(B)の収入は、ビジネスの業績によって大きく変動します。軌道に乗るまでは収入を得られないことが多く、会社が大きくなっても利益を出し続けなければ収入は不安定のままです。また、景気の影響を受けやすく、十分な利益を上げられない場合もあります。
リスクや責任が大きいこともビジネスオーナー(B)のデメリットの1つです。ビジネスは必ず成功するという保証がありません。しかし、ビジネスをしていくためには、人やお金、モノへの先行投資が必要になります。ビジネスが成功すれば、投資した時間やお金などが回収できますが、失敗すれば借金が残る可能性があります。一緒に働いてくれる人たちの生活や人生も背負うことになるため、労働者(E)や自営業者(S)として働くよりも責任が大きくなります。このようにデメリットもあるため、全ての人がビジネスオーナー(B)になる必要はありません。ビジネスオーナーになりたいと思った時には、このようなデメリットも含めて考えた上で選択できるといいですね。
ビジネスオーナー(B)になる方法は?
リスクや責任が大きい分、時間やお金の自由を手に入れられる可能性のあるビジネスオーナー(B)になるためには、どのような順番で進めていけば良いのでしょうか?
ビジネスオーナーになるための一例として、準備、開業、運営、成長・発展の4段階でイメージしてみましょう。それぞれの段階で必要なことを解説していきます。
準備
準備の段階では、
- 自己分析
- 自分がビジネスを始める市場の調査
- 資金調達
- 事業計画書の作成
などが必要です。
自己分析では、自分の強みや価値観、興味や関心を理解することが重要です。どのようなビジネスが自分に合っているのか、どのようなことで社会に貢献できるのかを考えてみましょう。
市場調査は、考えたビジネスを使ってくれる人はどういう人かなどを調べることです。すでに似たような仕事をしているライバルもいるかもしれません。
また、資金調達のためには、事業計画書が大切です。
事業計画書とは、簡単にいうと、どのような目標があってそれを達成するにはどのように動いていくのかをまとめたものになります。事業計画書は、自分以外の相手にビジネスのことをわかりやすく伝えたり、開業してからの進み具合を自分でもチェックしたりできるという役割があります。このような計画書をしっかり立てるからこそ、様々なことに備えながらビジネスを進められるのです。
それぞれの項目には、考えるべきポイントがたくさんあるので、気になった際には調べてみてくださいね。
開業
準備が終われば開業します。事業計画書をもとに会社を設立したり、食品を扱うお店であれば保健所から営業許可証を取得したり、店舗やオフィスの準備をしたりします。
それぞれで必要な書類を準備して提出し、ビジネスをするための環境を整えていきます。他にも、一緒に働いてくれる人を探したり、提供しようとしている商品やサービスの開発や調達が必要です。
運営
開業してからは、その会社を運営していきます。
具体的には、
- 商品やサービスを使ってもらうためのマーケティングや営業
- ビジネスに関わるお金の管理
- 働いてくれる人たちの育成や管理
- ビジネスを進める上で不安な点を探して対策する
などをしていきます。
興味があればマーケティングや、人の教育、会社を作る上でお金の管理について学んでみると良いですね。
成長・発展
日々運営をしていきながら、会社を成長・発展させていきましょう。
具体的には、
- 実際に商品やサービスを使ってくれている人たちの満足度の調査
- 満足度やお客さんの声をもとに商品やサービスを見直す
- 新しい商品やサービスを開発する
- お客さんから求められる声があれば新しくお店を出す
- 従業員が働きやすい環境を作る
などがあります。
世の中には、様々な商品やサービスがあり、選ばれ続けるためには使ってもらうお客さんのことを常に考えなくてはなりません。お金を稼ぐことは、ありがとうを稼ぐことでもあるからです。
まとめると、ビジネスオーナー(B)になるためには、自分がいなくても仕事が進む仕組みを考えたり、どのようなものが世の中に求められているのかを考えることが第一歩です。紹介した道ずじはその通りに進めなければならないというわけではありません。気になった部分から少しずつ調べてみてくださいね。
ビジネスオーナー(B)になるために磨いておくと良い能力は?
ビジネスオーナーになるためには、様々な能力が必要となりますが、今回は磨いておくと良い以下の4つの力を紹介します。保護者が協力できるポイントもあるので参考にしてみてください。
- 課題解決能力
- リーダーシップ力
- コミュニケーション能力
- お金を管理する力
課題解決能力
ビジネスオーナーは、常に様々な課題に直面するため、それを解決していく力が必要です。お客さんが求める商品・サービスを開発すること、資金調達をすること、働いてくれる人を確保すること、ライバルの他社にはない自分の商品・サービスならではの特徴やメリットを考えることなど、様々な課題が次々と出てきます。
お子さまが課題にぶつかった時には、その能力を伸ばすチャンスです。まずは1つずつ解決していけるように、問題の明確化(今は何が課題なのか)、目標設定(どうなったら解決なのか)、具体的な行動(解決するためにはどのような行動が必要か)を明らかできるような声かけをしてみてください。この視点は、将来事業計画書を作成する時にも使えるため、普段から意識してみましょう。
おうちアルバイトをすると、自分で課題を見つける練習にもなります。稼ぐ力も身につけられるため、お金の教育にもなりますよ。こちらの記事で紹介しているので参考にしてみてください。
小学生からお金を稼ぐ感覚を身につけよう!おうちアルバイトの方法とは?
リーダーシップ力
様々な課題を解決しながら、ビジネスを進めていきますが、そのためには多くの人の協力が必要です。従業員をまとめたり、モチベーションを高めたり、人を導くためのリーダーシップ力は磨いておきましょう。リーダーシップ力を磨くための第一歩は、どのような人だったら一緒に仕事がしたいか、または逆にどのような人とは仕事をしたくないかを考えることです。
そして、例えば明るい人と仕事がしたいという答えが出てきた場合は、どうしてそう答えたのか理由も聞いてみましょう。深掘りをしていくと子どもの価値観を知るきっかけになります。それぞれ特徴を出した後は、そのように相手に感じてもらうために自分ができることは何かを考え実行してみましょう。
コミュニケーション能力
ビジネスオーナー(B)にはコミュニケーション能力も大切です。ビジネスオーナー(B)は、お客さん、従業員、お金を出してくれる銀行や投資家など、様々な人たちとコミュニケーションを取らなければなりません。自分がいなくても仕事を進めてもらえるように、仕組みを従業員にわかりやすく伝えたり、ビジネスの良いところや商品の良いところを投資家やお客さんに伝えたりする力は必要です。
学校生活では、委員会や、行事の係など、他のクラスや先生とのやりとりが増えるような係をしてみると、コミュニケーション能力の向上に繋がります。また、リーダーをやるには恥ずかしい、まだ勇気が出ないという場合は、みんなで気持ちよく目標を達成するにはどうしたら良いかを考えてみるのもいいですね。
お金を管理する力
ビジネスオーナー(B)は、会社のお金の流れを把握できるようにしておかなければなりません。ビジネスは他の人のお金をたくさん使うことになるため、お金を管理する力は必須です。どのようなお金の使い方をすると、お客さんのためになって利益が出るようになるのかを考えていかなければなりません。小学生のうちからでも、お小遣いを使ってお金を管理する力を鍛えることができます。お金に関する教育や、お金にまつわる5つの力についての記事も参考にしてみてください。
【お金の教育特集】子どもの未来につながる小学生から身につけたいお金の力!
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また他の3つの力は、「生きる力」とも言い換えられます。生きる力とは「自分たちが幸せに生きるために必要なことを、自ら考え、自ら行動する力」です。こちらの記事では生きる力がなぜ必要なのか、家庭でできる生きる力の伸ばし方を紹介しています。
まとめ
ビジネスオーナー(B)になるためには、長い時間がかかります。さらに、実現したいことへの強い思いと、入念な準備、様々な能力が必要であり、やらなければいけないことも多いです。しかし、全てを1人でこなす必要はありません。多くの人と協力することでビジネスオーナー(B)になれるのです。お金持ちになりたいお子さまは、好きなことを見つけて夢中になって取り組んだり、学校での活動を通して広い視野を持てるよう練習したり焦らずに、今できることを一つずつこなしていきましょう。