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2024年度版!夏休みの自由研究をじっくり探求したい小学生向け!学年別おすすめのテーマも紹介

学校生活
公開日:2024年7月10日 更新日:2024年7月10日
2024年度版!夏休みの自由研究をじっくり探求したい小学生向け!学年別おすすめのテーマも紹介

夏休みの宿題の中でも、とくに自由研究は保護者を悩ませる大きな課題ですよね。

普段よりも自由な時間が多い夏休み。せっかくなら、お子さまが興味を持っていることをとことん突きつめてみませんか?

ここでは、じっくり探求したい小学生向けに、自由研究のテーマを学年別に紹介しています。お子さまに合ったテーマを選んで、知的好奇心を満たしてあげてください。


もくじ

    自由研究の進め方

    テーマを紹介する前に、自由研究の進め方について簡単に見直しておきましょう。

    テーマを決めよう

    楽しく取り組めるように、お子さまの興味があることからテーマを決めましょう。
    たとえば、動物・昆虫・電車など。ノートに書きだして可視化すると決めやすくなりますよ!

     テーマを掘り下げよう

    興味のあるテーマから、内容をさらに掘り下げていきましょう。
    昆虫に興味があるお子さまなら、「昆虫が好き→カマキリが好き→カマキリの生態は?何を食べるの?」など、テーマを深く考察していき、何について調べるのかを具体的に形にしていきます。

    計画を立てよう

    自由研究にかかる期間や準備するもの、まとめ方など、夏休みの予定に合わせて計画を立てていきましょう。計画を立てると先の見通しが立ち、研究に取り組みやすくなります。

    取りかかろう

    計画にしたがって研究に取りかかります。
    インターネットや本で調べたり、実験してデータを取得したりなど、自由研究のメインの段階です。適度なサポートを行いつつ進めていきましょう。

    まとめよう

    研究した内容を周りに伝えられるよう、レポートや紙にまとめていきます。
    相手にうまく伝えるためには、どう表現すればよいのか考えてみましょう。調べた内容や分かったこと、気づいたこと、感想などを書き、表やイラスト、写真も取り入れると分かりやすくなります。
     自由研究の進め方については、次の記事で詳しく紹介しています。
    夏休みの自由研究を通して 子どもの生きる力を伸ばそう! (miraii.jp)
    夏休みの自由研究どうする?進め方からまとめ方まで徹底解説!
    動画でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。


    動画内でお話しているPBLについての動画はこちら!


    【学年別】自由研究テーマの選び方のコツ

    自由研究は、お子さまが「やってみたい」「知りたい」と興味を持って、楽しく取り組めるテーマを選ぶことが大切。保護者が「これをやりなさい」と強制しないようにしましょう。

    低学年(1・2年)

    1年生は、自由研究が初めてのお子さまが多いでしょう。昆虫や植物など、身近にあるものを題材にすると取り組みやすくなります。お子さまが好きなもの・興味のあるものについて尋ね、テーマを決めましょう。

    中学年(3・4年)

    3・4年生になれば、細かい材料を扱ったり、生物や天体といった少し難しい題材に挑戦したりなど、テーマの幅が広がってきます。テーマが思いつかないようなら、学校で習った授業の内容を深掘りするのもOK。

    高学年(5・6年)

    5・6年生は、さらに深く研究に取り組める学年。疑問に思うことをじっくり調査するなど、時間を要するテーマを選ぶのがおすすめです。宇宙や環境問題といった複雑なテーマに挑戦してみてもよいでしょう。

     【学年別】楽しく取り組める!おすすめのテーマ

    では、学年別におすすめのテーマを紹介していきましょう!

    小学1年生

    ヒマワリを観察してみよう

    小学校で生態を学習するヒマワリの観察は、自由研究の題材としておすすめの植物です。
    太陽に向かって動くヒマワリを観察テーマにしてみましょう。
     <研究の進め方>

    1. 朝・昼・夕方、毎日決まった時間にヒマワリを観察します。時間ごとに、ヒマワリの花がどの方向に向いているかを見てみましょう。
    2. デジタルカメラを準備し、毎日写真を撮りましょう。写真を上手に取り入れて、観察日記をつけていきます。

    太陽の高さによって、向きはどう変わった?
    晴れの日と雨の日、同時間帯で向きはどう変わった?
    親子でじっくりと観察し、気づいたことや分かったことを書いていきましょう。太陽に合わせて花の向きを変えるため、お子さまも楽しく取り組めるはずです。

    カブトムシを観察してみよう

    昆虫が大好きなお子さまには、カブトムシの観察がおすすめです。生き物を育てる楽しさも学べるでしょう。
    準備するものは、カブトムシ、エサである昆虫ゼリーや果物、カブトムシを飼う飼育ケース。多くのエサを置く必要があるので、Mサイズ以上のものが望ましいです。

    上のカブトムシのエサが昆虫ゼリーです。昆虫用の腐葉土や朽ち木も準備するとよいでしょう。 
    <観察テーマ>

    1. カブトムシの体の特徴を観察しましょう。オスとメスの違いも、絵に描いて比べてみます。
    2. エサの重さを量って、カブトムシがどれだけ食べたのかを調べてみましょう。
    3. 昆虫ゼリーやバナナなどの果物を与えて、どのエサがいちばん好きなのかを調べてみましょう。昆虫ゼリーと同じ量の果物などを用意し、期間を決めてどのエサがもっとも減っているかを観察します。
    4. カブトムシの動きを調べてみましょう。土やガラス、木材などの上で、それぞれ動き方に変化は見られるでしょうか。また、昼と夜で動き方が変わるのか観察してみるのもOK。

    観察した結果をノートや紙にまとめ、気づいたことや感想を書きましょう。
    カブトムシの飼育は難しくはありませんが、愛情を持って育てることが何よりも大切です。エサを切らさないようにして、お子さまと楽しくお世話をしてください。

    小学2年生

    葉っぱの標本をつくってみよう

    さまざまな形の葉っぱを集めて標本にしてみましょう。
    準備しておくものは、古新聞、板、10kgほどの重し(書籍でも可)、木工用ボンド、画用紙。
    まずは、さまざまな形の葉っぱを集めましょう。家の周りを探してみるだけでも、多くの種類が見つかりますよ。
    <研究の進め方>

    1. 葉っぱを新聞の間にはさみ、板をのせて重しを置きます。新聞は毎日換えることがポイント。標本が乾燥するまで1週間ほど待ちます。

    引用元:学研キッズネット

    1. さらに1週間、3日に1回ほど新聞紙を交換すれば、標本は完全に乾燥します。水分がなくなって、全体が平らになればできあがり。
    2. 木工用ボンドで画用紙に貼り、葉っぱの名前や採取した場所を書いていきます。つくった感想や気がついたこと、難しかったことなども書くとよいでしょう。

    多くの種類の葉っぱを標本にしてみることで、達成感も得られるはずです。

    ダンゴムシを育ててみよう

    小学生にとって、ダンゴムシはとても身近な虫。捕まえるとすぐにコロンと丸くなるため、かわいくて面白いですよね。
    まずは、飼育ケース、霧吹き、エサを用意しましょう。飼育ケースには腐葉土、隠れる場所となる植木鉢のかけらなどを入れておくとベストです。
    エサは腐葉土となりますが、落ち葉、にぼしやかつおぶしもおすすめ。ダンゴムシは湿った場所を好むので、ときどき霧吹きでダンゴムシの住家を軽く湿らせておきましょう。

    引用元:るるぶkids公式HP

    <観察テーマ>

    1. オスとメスを観察してみましょう。背中に黄色の模様があるのがメス、模様がないのがオスです。絵に描くと、分かりやすさがアップします。
    2. どんな食べ物が好きなのかを調べてみましょう。落ち葉と新しい葉っぱを比べてもよいですし、虫ゼリー、チーズなどもOKです。
    3. ダンゴムシの子どもを調べてみましょう。6~9月ごろ、ダンゴムシは子どもを生みます。どのような子どもが生まれるのかを調べても面白いですよ。

    レポートにまとめ、ダンゴムシを研究しようと思った理由や感想、気づいたことを書いてみましょう。
    低学年向けのテーマは、以下の記事でも紹介しています!
    【2021年最新版】ワクワク楽しい自由研究テーマ例!小学生低学年編 (miraii.jp)

    小学3年生

    卵のカラを溶かしてみよう

    卵を使って実験してみましょう。卵のカラは溶かすことが可能です。カルシウムでできているため、酢の中に入れると少しずつ溶けていきます。
    まずは、生卵を準備しましょう。ほか、酢、コップまたはビン、キッチンペーパー、輪ゴムがあれば準備は万全です。
    実験のやり方は簡単。
    コップに酢と卵を入れ、キッチンペーパーと輪ゴムで蓋をして、経過を観察していきます。約1週間かかるので、夏休みに向いている自由研究と言えるでしょう。
    <観察テーマ>

    1. 入れた直後の様子がどうなっているかを観察します。
    2. 卵の大きさや沈んでいる深さなども、経過を観察します。
    3. カラが溶けたあとも数日実験を続けていると、変化は見られるでしょうか。
    4. 触ってみた感触や、普通の卵との大きさの違いなどはあるでしょうか。

    写真や絵で記録を残し、卵の変化をレポートにまとめていきましょう。

    月の満ち欠けを調べてみよう

    中学年になると、天体への興味が出てくるお子さまもいるかもしれません。月の満ち欠けについて、じっくりと調べてみるのもおすすめです。

    透明なシート、油性ペン、セロハンテープを準備するだけで、すぐに研究に取りかかれます。透明シートは家電量販店や100均で売られているOHPシートを使いますが、透明なクリアファイルを切って代用してもOKです。
    毎日変化する月の満ち欠けや、月の位置がどうなっているかを観察しましょう。窓ガラスに透明なシートを貼り、月だけでなく、地上の風景のシルエットも写し取ることがポイントです。

    引用元:学研キッズネット

    月を観察するときは、「同じ場所、同じ時間」で行います。観察する場所を決め、同じ時間に月の様子を観察してください。
    まとめるコツは、毎日記録していたシートを重ねて、満ち欠けの過程を一目で分かるようにすること。月の形が変化する仕組みについて、気づいたことなどをまとめていきましょう。

    小学4年生

    恐竜が絶滅した理由をじっくり調査してみよう

    恐竜好きなお子さまには、恐竜が絶滅した理由の調査もおすすめのテーマ。
    恐竜の絶滅理由はいまだに謎に包まれているため、楽しみながら、時間をかけて取り組めるでしょう。
    本やインターネットで、恐竜がなぜ絶滅したのかを調べていきます。
    恐竜の絶滅理由には、実に多くの説があります。もっとも有力な説は「巨大隕石の落下説」。詳しく掘り下げていくと、「大洪水説」「火山活動説」などもあるようです。
    有力な説から最新の説まで、恐竜の絶滅にまつわるさまざまな説を紹介してみるのも面白いかもしれません。
    調べたことをレポートや画用紙などにまとめ、自分の考えや感想なども書いていきましょう。近くにあれば、恐竜の博物館に行ってみるのもよいですね。

    星座にまつわる物語をたくさん調べてみよう

    星座にまつわる物語を調査する研究は、読書好きなお子さまであれば、楽しんで取り組めるはず。書籍やインターネットなどで、星や星座にまつわる物語をたくさん調べていきましょう。日本はもちろん、日本以外の国にも物語は存在しています。

    まずは日本で、星がどのように見立てられていたのかを調べていきましょう。同じ日本でも、地方によって星座にまつわる物語に違いがあるかもしれません。同様に海外の物語も調べていくと、さまざまな発見があるはずです。

    たとえば、日本では七夕の物語として有名なわし座は彦星、こと座は織姫として知られています。一方、ギリシャ神話でのわし座は少年ガニメデスを連れ去った大神ゼウスの変身した姿となっており、同じ星座でも国によって物語は異なります。

    多くの物語を研究することで、さらに星座に対する興味が深まるでしょう。

    中学年向けのテーマは、以下の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
    【2021年最新版】ワクワク楽しい自由研究テーマ例!小学生中学年編 (miraii.jp)

    小学5年生

    バナナの傷み方を調べてみよう

    引用元:学研キッズネット


    バナナは傷みやすく、保存が難しい果物です。傷み方について実験を行うことで、最適な保存方法が分かるかも?
    まずは、バナナ2本、アルミ箔、バナナを保管する箱を準備しましょう。
    <実験の進め方>

    1. バナナの一部に、それぞれ細く切ったアルミ箔を巻きます。
    2. 1本は日光が当たる場所に、もう1本は室内の蛍光灯の下に置きます。
    3. 3時間後、2本ともアルミ箔を外し、色の変化をチェックしましょう。その後は、光が当たらないよう箱に入れて保管してください。
    4. 1日後、2日後の同じ時間にバナナの色を観察し、分かったことや気づいたことを書きましょう。

    実験を行った日の天気と気温を記録しておき、日光を当てたバナナと蛍光灯を当てたバナナの違いをまとめます。
    ほかには、日光を当てる時間を変えたり、曇りの日に同様の実験をしたりなど、さまざまなパターンで調べられるテーマです。じっくりと時間を使って観察してみましょう。

    家庭から出るごみについて調べてみよう

    ごみは毎日出る身近なものであると同時に、海や陸の豊かさを守るといったSDGsの各テーマにも繋がる題材です。
    住んでいる地域のごみの分別ルールが分かる資料を準備してから研究に入りましょう。
     <調査の進め方>

    1. 住んでいる地域のごみの分別ルールに合わせて表をつくります。
    2. 家のごみ箱の場所や捨て方のルールを家の人に確認しましょう。
    3. ごみを出す前日などに、ごみの量と内容を調べて表に記録します。
    4. ごみの種類すべてを記録し、分かりやすくまとめていきます。

    たとえば、以下のように表でまとめると見やすいですね。

    引用元:ベネッセ教育情報サイト

    調べたことを参考にして、どんな種類のゴミが多いのか、どのようなタイミングでゴミが増えるのか、家庭から出るゴミの傾向を分析してみましょう。
    自分なりの視点で気づいたことや感想をまとめます。家族と一緒に、ゴミを減らす方法を話し合ってもよいですね。
    この自由研究は環境問題について考えるきっかけにもなるので、ぜひ挑戦してみてください。

    小学6年生

    世界の主食について調べてみよう

    6年生になったら、ぜひ世界に視野を広げてみてください。世界の主食にスポットを当てても、面白い研究になります。

    世界地図と、食べものに関する本を用意してから始めましょう!

    日本の主食はお米ですが、世界ではどのような食べものが主食になっているのでしょうか。
    世界地図を参考にして、まずは気になる国をピックアップします。書籍やインターネットの情報をもとに、主食となっている食べものを調べていきましょう。

    世界地図にイラストを描いたり、表をつくって一覧にしたり、好きな方法で分かりやすくまとめてください。

    なぜその食べものが主食になっているのかを深掘りしていくと、さらに内容の濃い研究になります。国の気候や文化、習慣などが関係しているのかもしれませんね。

    また、実際につくって食べてみるのもよいでしょう。

    周りにあるバリアフリー施設やユニバーサルデザインについて調べてみよう

    周りにあるバリアフリーやユニバーサルデザインについて調査してみましょう。

    バリアフリーは障がいがある人や高齢者などに配慮されてつくられていますが、ユニバーサルデザインは、個人差や国籍の違いなどに配慮しており、さまざまな人が使えるようにつくられたものです。

    バリアフリーとなっている場所は気づきにくいため、身近な場所を歩いてバリアフリーな施設や設備を探しましょう。写真を撮り、地図に印をつけて記録していきます。

    たとえば、音声案内や点字ブロック、スロープ。こういった補助設備もバリアフリーです。バリアフリーを表すマークや看板も探してみるとよいでしょう。

    引用元:千葉県八街市公式HP


    バリアフリーを表す代表的なマークとしては、上記のようなものがあります。

    ユニバーサルデザインも同様の方法で、どのような設備や製品があるか、どんな工夫があるか、どんな人が使いやすそうかを詳しく調べてみましょう。

    バリアフリーとユニバーサルデザインの違いを明確にしたうえで、双方を比較してみても面白いかもしれませんね!

    高学年向けのテーマは、以下の記事でも紹介しています。
    【SDGs×プログラミング】ワクワク楽しい自由研究テーマ例!小学生高学年編 (miraii.jp)

    自由研究はお子さまが興味を持って楽しめるテーマを

    自由研究は、お子さまが興味を持って取り組めるテーマを選ぶことが大切です。
    じっくり取り組める探求型のテーマはたくさんありますので、お子さまの意見を取り入れつつ、「これなら楽しく取り組めるんじゃないかな」と思うものを提案してみてもよいかもしれません。
    この記事を参考にして、お子さまが「知りたい!」と思ったことを楽しく学べるよう、適度な距離感でサポートしてあげてくださいね。

    みらいいのほかの記事も参考にすると、より深く自由研究に取り組めるかも?ぜひ参考にしてくださいね。

    SDGs(エスディージーズ)とは?家庭でできることを紹介! (miraii.jp)
    SDGs3「すべての人に健康と福祉を」の現状と私たちにできること (miraii.jp)

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